異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

1,815円 (税込)

9pt

道東を恐怖と混乱に陥れた「牛を襲うヒグマ」の正体とは? ハンターの焦燥、酪農家の不安、OSO18をめぐる攻防ドキュメント!

山の神を「怪物」に変貌させたのは大自然か、それとも人間か?

66頭の牛を襲撃し、神出鬼没、「忍者グマ」とも称されたOSO18は、23年夏に野垂れ死んだ姿で発見された。
著者2人は2年にわたりOSO18の生態を調査、伝説のハンターたちとともにOSO18を追い続けた。
追うハンター、痕跡を消すヒグマ、そして被害におびえる酪農家の焦燥をつづり、ヒグマとの駆除か共生かで揺れる人間社会と、牛を襲うという想定外の行為を繰り返した異形のヒグマがなぜ生まれたのか、これから人間は変貌し続ける大自然とどう向き合えばいいのかを問う一冊!!

(目次)
序 章 たった一枚の写真
第一章 正体不明の怪物
第二章 端緒
第三章 託された男たち
第四章 宿命
第五章 縄張り
第六章 出現
第七章 消失
第八章 禁猟区
第九章 突然の死
第一〇章 消えた亡骸
第一一章 怪物の実像
第一二章 名前を持たなかったヒグマ
終 章 人間たち

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異形のヒグマ OSO18を創り出したもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昨今のクマ被害のニュースが気になったため手に取った1冊。

    非常に読みやすく、OSO18のヒグマ被害の実態とハンターの活動内容の理解が深まった。
    自然を守ろうと保護区域を設定した中、逆にその保護区域をヒグマの逃げ場として使われていることは皮肉に感じた。

    本を読み最近のクマ被害ニュースを改めて見ると

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    ・積読チャンネルで知りました。積読チャンネルありがとう。
    ・良かった。なんとなくこれを読みながら、私もしかして日本のドキュメンタリーの方が読みやすいのかな……と思った。
    ・この本はOSO-18について書かれているけど、「報道されて私の目に入るのはその表層だけ」という根本的な部分を知る(これは知識とし

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    [異形のヒグマ」は、結局、人が人間と動物の境界線を超えてしまったことで、その存在を生み出してしまったということだと思う。そして、それは一つの個体で終了ではなく、次から次へと起こりうることで、真剣な対策が講じられなければ、何も北海道の問題ではないと感じた。「OSO18を創り出したもの」、これを対岸の火

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    久々に一気に読み進めた本。
    人間が名前を与えたことで、猟奇的な生き物に成り果てたヒグマの話。

    このクマは加害者であり、被害者的側面ももつ。
    牛の腹から内臓を引き出し肉を貪り続けた、この姿を見せないクマが、何故被害者的側面も持つのか。
    読後は極めて後味が悪い。しかし、この後味の悪さは、抱くべくして抱

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    以前リーダー藤本さんの本は読んだのです。こちらはNHK取材班目線の本。肝心の番組を観られていないので再放送してくれないかしら。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまいましたね
    ハンターの人達は今年のクマ大暴れのことも予測してたんですねぇ…どんどん肉食になっていくクマたち…怖いです

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    読みやすく、一気に読み終わった
    色々と野生との共生について考えさせられる。。
    ハンターの継承は喫緊の課題だなぁ

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    捕獲はおろか見つけることもできなかったヒグマ「OSO18」。人間側の見方で「怪物」「忍者」などと呼ばれていたけど、結局、たくさん生息するヒグマのなかの一頭でしたね。最後があっけなさ過ぎて、「これがリアルだから!」という言葉がぴったりだと思いました。しかし、NHK出版じゃなくて講談社から出版されたのは

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    簡単に感想を書くことはできない、このヒグマは加害者であり、被害者ではないだろうか。
    私はそこに住んでいないから、現地の人の恐怖も分からない。だから浅はかな感情や知識ではこの出来事は語れない。ゆえにメディアの伝えるべき責任は大きい。
    oso18を駆除したことが分かった後の人々の動きは怪奇である。まさに

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    NHKの番組でOSO18を知りました。この本を読んで、「熊嵐(吉村昭さんの作品)」とヒグマのイメージが少し違うと感じました。

    0
    2025年08月15日

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