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82歳の父が突然ひとり暮らしに。幸い健康だが、家事がほとんどできないため、その生活に黄信号が灯る。唯一の家族である娘は、毎食の手配から大掃除までをあえてビジネスライクにサポート。それでも日々体力と記憶力が衰える父に、「ペットボトルが開けられない」などの難題が次々とふりかかる。「老人以上、介護未満」の身に何が起きるのか? その時期に必要な心構えは? 父のケアに奔走した娘が綴る、七転八倒の5年間。
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Posted by ブクログ
介護という問題を例えを用いながら面白おかしく重くなりすぎないように書き綴られていてその程度が丁度良かった。 実際は大変な出来事・苦労が多々あったにも関わらず、それを感じさせないくらいテンポ良く読めた。 時々くすりっと笑わせて貰えたところもあり、介護の知識もついた。 共同プロジェクトという発想の転換が...続きを読む素晴らしいと思った。 作者の父親、作者共に応援したくなった。 自分に介護の問題が起きた際には再度読み返してみたいと思う。
エッセイストによる饒舌な新書。 筆者のご父君は介護未満だけれど、介護に関わっている人にも頷きポイントの多い一冊。 個人的な話をすると、我が家は父が認知症で要介護三。キーパーソンは父と同年の妻である私の母。私は普段は別居なので月に2〜4回週末に二泊するというサポート役の立ち位置。それでも本書を読ん...続きを読むでいて頷きが止まらなかったし、気になるフレーズを書き留めまくりました。 まず、筆者はかなり冷静で理知的。ドライにサポートを進めようとするんだけれど、きちんと感情もある。「自分から手を出しておいて、感謝が十分でないと傷ついてしまう」とか「孤軍奮闘は効率がいいが、その分ぽっかり心に穴があくのだ」とか、誰しも思うことなんだなと何だかホッとしたりして。 「父が精神的・肉体的に健やかなひとり暮らしを一日でも長く続ける」という彼女の目標は、「両親がなるべく長く穏やかにふたり暮らしを続ける」ことをサポートの目標に掲げる自分と重なるものがあって、とにかく共感の嵐。 四十代以上のすべての人にぜひ読んでほしい一冊。たぶん私は兄にこれをあげると思う。普段実家にノータッチの兄よ、読んでくれ。
他人事ではない。 前期高齢者、後期高齢者世代の親がいる わたしが今知るべき情報がつまっていた。 プロジェクト、フジロックフェスティバルに例えられ、笑い事でない現実と立ち向かうスーさん。 包み隠さず、書いてくださったことに、感謝! 介護未満のバイブルです。
さすが、スーさん、圧巻です。家族を介護する(介護未満だから、介助、かな?)うえでの葛藤、やりきれない思い、罪悪感と怒りがないまぜになった感情に何とも言えず胸が締めつけられるし、ビジネス書を頼りに冷静な問題解決を図っていく姿には感嘆し、憧れる。仕事だったら、万全に準備すれば一定水準の成果が上げられるけ...続きを読むど、終わりが見えず、冷静になることが難しい家族との関係性で、思ったような成果は上げられず、かつ重要度がむちゃくちゃ高いプロジェクト、まじでそのストレスたるや、仕事の比ではないよな⋯これに働きながら対応していかなきゃいけないって、無理ゲーだよな、って実感。自分の親ももうすぐ70歳。どうしていくか、今のうちに親と一緒に考えておきたい。と思う一方、個人ではなく社会が来る大介護時代に本腰入れて向き合っていかなきゃなと。最後にはお父様のポジティブ面を書き残すスーさんに、優しさを感じました。
これは、我が父にも通じるものがあるはず!!と思い読んだ一冊です。 私は父とは離れて暮らしているので、作者のジェーン・スーさんのように父のところに行って大掃除とか、ひと月に一度墓参りで会うとかができません。そして、うちの父は家電しか使っていないので、食事の内容をlineで送ってもらうとかもできません...続きを読む。せいぜいできるのは、土日に電話して生活の様子を聞いたり、今日何を食べるかを聞いたり、電子レンジを信用しない父にも扱えるレトルト食品を送るくらいです。 うちのミックジャガー(父)も体重が落ちました。高齢者あるあるなのでしょうか。私に体重を言ってくるのですが「……私の肉を分けて差し上げたい…」と思う体重に。以前はがっちり体型だったのに。栄養が足りていないのでは?と思い話を聞くとちゃんと肉や魚、たまごを食べている様子。ここでミックジャガーのように近くにお世話をしてくれるガールフレンドがいてくれたら!!と歯噛みをするのです。 救いといえば救いなのは、物があふれている系の汚部屋ではないことでしょうか。確かに父宅もごちゃごちゃしてはいますが、一部分のみ。ちゃんと床が見えるだけよしとします。でも、年末に帰省して拭き掃除をしたら、ほこりがわんさかたまっているのだろうなぁとは思っています。 本当に高齢の親がいる人は読んでおいた方がいい一冊でした。父はなぜ、なにもしないのか?できないのか?謎は深まるばかりです。
これは自分の親が80歳前後の人にとって共感しかないわ。しかも父親。この年代の男性は少なからずこの様な生態で老いていると思う。 この本を読んで世の男性たちは(女性も)生活力や清潔の大切さを重く受け取ったら良いよ。 老いて行く人から“老い”を学び、認知のしっかりしているうちは、どう老いるか自分で選択して...続きを読むいきたい。
著者と父上のリアルが、綿密に塗りこめられている。読者が陰鬱な気分にとらわれないように、注意深く描写されてはいるので、これから著者と同じような境遇になる可能性がある人にとっては、とても良質なガイドブックといえるだろう。 しかし、父君に対する著者の行動は、普通一般の感覚でいえば、気の回しすぎ、先回りして...続きを読む考えすぎで、何事も疎漏がないようにと頑張り過ぎている。自分の仕事をこなして、自分と父親の両方の経済を支えながら、ここまで介護に気を回すのは、普通の人の頭脳キャパシティを超えている。早晩、著者自身が破綻しかねない、と思う。
現在進行系で父の介護問題に直面しているので、著者の考えがストレートに入ってきた。近すぎる関係が故に感情や責任感で動いてしまいがちになるが、長く孤独な戦いを続けるためにはビジネスライクかつ合理的な仕組みに落とし込むのが重要なのは納得している。 深刻かつ悲観的になりがちな話題を、軽妙なタッチでエンター...続きを読むテイメント的にコラムに仕上げていくのはさすがの著者である。自分でできることと任せることを線引きし、金で解決できるところは専門事業者に任せ、親が快適に暮らし続けられるところをゴールに設定するというのは多くの老親を抱える人たちにとって参考になるだろう。 一方で大多数の、専門事業者にお任せするほどの財力がなく、主に女性が担いがちな介護の現状を解決するためには公的支援の拡充が欠かせない。親の昭和スタンダードな価値観によって上手くいかなくなる部分もあるといった、解決を目指さない方向性もあるのだと認識を新たにした。
まだ大丈夫と思っていても、いつか必ずやってくる親の介護問題。介護認定の付かない「介護未満」だが支援は必要という状態が、もしかしたらいちばん大変なのかもしれない。 特に母親が先に亡くなり、生活能力ゼロの父親がひとり残されたら、私たちはどう生きるか問題が待った無しに襲ってくる。 また、本書は娘が割と近く...続きを読むに住んでいて、経済的なサポートも可能という恵まれたケースだが、そうでない場合は… 我が家のケースに当てはめて、色々考えてしまうが、ビジネスライクに支援プランを立て、お互いをプロジェクトメンバーとして取り組もうという姿勢、スマート介護の導入の話は参考になった。
老人以上、介護未満の状態とは家族のみでサポートする必要がある。近い将来我が身にも降りかかるであろうことであり、介護を自分事として捉える良い機会になった。とは言え、本当の介護はもっとさらに大変なのかもしれないが。 愛情と業務を分離し、ケアを共同プロジェクトとして脳内変換するのはとても良い考えだなと...続きを読む思った。
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介護未満の父に起きたこと(新潮新書)
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ジェーン・スー
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もしも、東京
ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど
貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない
生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)
映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。
おつかれ、今日の私。
女に生まれてモヤってる!
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