【感想・ネタバレ】介護未満の父に起きたこと(新潮新書)のレビュー

あらすじ

82歳の父が突然ひとり暮らしに。幸い健康だが、家事がほとんどできないため、その生活に黄信号が灯る。唯一の家族である娘は、毎食の手配から大掃除までをあえてビジネスライクにサポート。それでも日々体力と記憶力が衰える父に、「ペットボトルが開けられない」などの難題が次々とふりかかる。「老人以上、介護未満」の身に何が起きるのか? その時期に必要な心構えは? 父のケアに奔走した娘が綴る、七転八倒の5年間。

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Posted by ブクログ

他人事ではない。
前期高齢者、後期高齢者世代の親がいる
わたしが今知るべき情報がつまっていた。

プロジェクト、フジロックフェスティバルに例えられ、笑い事でない現実と立ち向かうスーさん。
包み隠さず、書いてくださったことに、感謝!

介護未満のバイブルです。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

さすが、スーさん、圧巻です。家族を介護する(介護未満だから、介助、かな?)うえでの葛藤、やりきれない思い、罪悪感と怒りがないまぜになった感情に何とも言えず胸が締めつけられるし、ビジネス書を頼りに冷静な問題解決を図っていく姿には感嘆し、憧れる。仕事だったら、万全に準備すれば一定水準の成果が上げられるけど、終わりが見えず、冷静になることが難しい家族との関係性で、思ったような成果は上げられず、かつ重要度がむちゃくちゃ高いプロジェクト、まじでそのストレスたるや、仕事の比ではないよな⋯これに働きながら対応していかなきゃいけないって、無理ゲーだよな、って実感。自分の親ももうすぐ70歳。どうしていくか、今のうちに親と一緒に考えておきたい。と思う一方、個人ではなく社会が来る大介護時代に本腰入れて向き合っていかなきゃなと。最後にはお父様のポジティブ面を書き残すスーさんに、優しさを感じました。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

これは、我が父にも通じるものがあるはず!!と思い読んだ一冊です。

私は父とは離れて暮らしているので、作者のジェーン・スーさんのように父のところに行って大掃除とか、ひと月に一度墓参りで会うとかができません。そして、うちの父は家電しか使っていないので、食事の内容をlineで送ってもらうとかもできません。せいぜいできるのは、土日に電話して生活の様子を聞いたり、今日何を食べるかを聞いたり、電子レンジを信用しない父にも扱えるレトルト食品を送るくらいです。
うちのミックジャガー(父)も体重が落ちました。高齢者あるあるなのでしょうか。私に体重を言ってくるのですが「……私の肉を分けて差し上げたい…」と思う体重に。以前はがっちり体型だったのに。栄養が足りていないのでは?と思い話を聞くとちゃんと肉や魚、たまごを食べている様子。ここでミックジャガーのように近くにお世話をしてくれるガールフレンドがいてくれたら!!と歯噛みをするのです。
救いといえば救いなのは、物があふれている系の汚部屋ではないことでしょうか。確かに父宅もごちゃごちゃしてはいますが、一部分のみ。ちゃんと床が見えるだけよしとします。でも、年末に帰省して拭き掃除をしたら、ほこりがわんさかたまっているのだろうなぁとは思っています。
本当に高齢の親がいる人は読んでおいた方がいい一冊でした。父はなぜ、なにもしないのか?できないのか?謎は深まるばかりです。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

これは自分の親が80歳前後の人にとって共感しかないわ。しかも父親。この年代の男性は少なからずこの様な生態で老いていると思う。
この本を読んで世の男性たちは(女性も)生活力や清潔の大切さを重く受け取ったら良いよ。
老いて行く人から“老い”を学び、認知のしっかりしているうちは、どう老いるか自分で選択していきたい。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

我が家にも同年代の父がいるので、参考になったし、スーさんのきめ細やかな「介護未満の介護」に感服した。父親とケンカをできるのも、父親の生活に足りないものを買い揃えられるのも、父親の現状認識に努められるのも、父親への関心が高いからだろう。
みんながみんな、親とこんな関係にはなれないけれど、とかく働く「娘」に介護「しごと」が降ってくる日本なので(家の「しごと」は働く「息子」より働く「娘」に集中しがちなのが日本!)、「スマート介護」から学ぶものは大きかった。スーさんお父様、いつまでもお元気で!

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

親を案ずる全人類、読んでください。生半可な心配では収まらない、心底シンソコしんそこ案ずる子らよ、あなたの苛立ちと不安と愛の葛藤がここにある。

号泣一歩手前で、絶妙な喩えに吹き出したり、鋭い感情分析ではたと我に返ったり出来る、いつもながらの痛快な筆致。でも、終始一貫お父上の体調に心を砕き、献身的にサポートしている心優しい著者の様子に、「近くの友より遠くのスーさん」ってくらい慰められ、また励まされた。こんな愛情深い人を実生活でもあまり知らない。それでも時にお父上に煙たがられるというのだから、とかく親子は厄介だ。

著者の言う「失敗」にはいちいち心当たりがあって、心配や不安のあまりつい体調について質問攻めにしたり、「良かれと思って」な行動を取ったりしてしまう。幾度となく出てくる「ひとりでは出歩かないで」という切実な娘の言葉、150ページのエピソード、第4章、「おわりに」は号泣一歩手前では止まれず、そのまま嗚咽にダイブしてしまった。そのあと、そうか、みんなやっちまう「失敗」なんだなと自分を許してやった。

自己嫌悪におちいったら、この本をすぐに手に取ろう。あのジェーン・スーですら冷静ではいられない、それが親と介護なのだと自分に言い聞かせるために。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

まず、一人暮らしのお父様からSOSがあったときに、介護本ではなくビジネス書を参考にし、タスクとして落とし込んで対応した点がとても参考になりました。また、「ドライなマインド」を持つことは、介入しすぎないために重要だと感じます。 一見ドライに見えても、先々を見据えて行動したり、毎日のLINEを欠かさなかったりする姿からは、著者のお父様への深い思いやりが伝わってきました。私自身も、介護未満の一人暮らしの母がいるので、ITを活用した遠隔での見守りなどはぜひ取り入れたいと思います。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

「成長」ではなく「維持」
すべてはトライアル&エラー
全ての人において同じパターンはないだろうが、情報が頭に入っているのと入ってないのでは初動が違う。
知っていたことも、知らなかったことも、教えてくれた筆者に感謝。
頭の中が整理されたような気がする。

今は介護する側であるが、そのうちにすぐ自分が介護される側になる。
それを踏まえて介護に携わっていかなければならない。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

介護未満という状況がまさに自分の父親のことに思えた。
そうか、そういうフェーズなのかと。
当たり前のように老いていく両親から目を逸らしていたけど、自分がジェーン・スーさんみたいに親の健康を願ってモーレツにサポートができるか?と問われて明朗なYesを返せる自信がない。
ただ、お互いが健やかに過ごせるようにと同居しない選択をするということは、何かしらの金銭的なサポートや福祉のサポートに頼ることも必要と学んだ。
ジェーンさんみたいに年老いた親とヘルシーな関係性を作るためには何より親のことをよくわかっていないといけないし、その上で起こりうるトラブルを未然に防ぐ先回りアクションを実行、なんならそれらを全てプロジェクトのタスクとして落として実行していくという発想が面白い。
自分が関われる得意なことに介護も置き換えて考えるといいのかも…そんな斬新な気づき頂きました。
父と娘の関係性って、どの家もこんな感じなのかも。
介護入門みたいな避けていた問題を想起させてもらえた良書。
相変わらずジェーンさん、好きです。
この感じ。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

著者の文体は好きなのですが、
お父様の態度に呆れ、そちらの方ばかり気になってしまい、読み進めるのを諦めました!
自分では家事を全くしないのに、冷凍食品は食べない、冷めたものには手をつけない等々、家の中の仕事の大変さに無頓着すぎでは?と感じました

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

よくこの著者のラジオを聴いていて、本を出したというので読んでみた。

一人暮らしの高齢の父親の暮らしを、ビジネスライクにサポートした5年間について書いている。

娘の立場で「大変だなぁ」という感想よりも、父親の立場で、こんなにお金も手間もかけてくれる娘がいて、「本当に幸せな老後だなぁ」という感想を持った。家に出入りして家事をしてくれる女性たちもおり、会食に誘ってくれる人もおり、何と恵まれていることか!
普通はここまでしてくれる娘はいないから、自分で備えなくてはいけない。今の生活をしつつも幸せな老後を迎える準備は大事だが、自分や家族のこととなれば、ビジネスライクに考えられるだろうか?と思う。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

まさに現在、私の父親も82歳で介護未満。
ただ7歳年下の母も健在なので著者に比べたら、環境的に恵まれているけれど、それでも老々介護をしている、されている両親のことは心配である。
母が75歳なので、自分のことは勿論、持病持ちの父の世話までしている事実が頭では大変だと理解しつつもぼんやりしていたけれど、問題を先送りにせず子どもなりに介入していくフェーズに来ていることを実感した。
シリアスなテーマにも関わらず、テンポ良く、著者の父親の性格が我が父にちょっと似ているところもあり、笑える箇所も多々あり。
時にコミカルでくすっと笑える親子のやり取りにほっこりした。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

老いるとはどういうことか
観念や理屈ではなく、生活するという現実的な視点において。

誰もが無視できない、自分や家族のこととして。
介護とは家族の為より高齢者の為という視点に乏しいのが気になるが、それだって理想論なのだ。

ちなみに、自然と周りから手を差し伸べられる高齢者として、身綺麗にしていることと、自慢話をしないことが挙げられていて、深く頷いた

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

介護イコール子どもが見る。ストレスが溜まり良い関係にならないこともある。気長に無理せず最期までを見届ける事ができる関係性はとても大事だ。
今までの介護感が変わった。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

介護の前段階にこんなにも大変なことが起こるとは、知らなかったし、分からなかった。
私の親も後期高齢者なので、とても他人事とは思えない。
『「地域包括センター」なるものに連絡する』ことが大事なことが早めに分かって、本当に良かった。今後の参考にしたい。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

母が亡くなり3年。遠方で一人暮らしをしている83歳の父。年のわりにまだまだ元気で凄いなと尊敬するけど、母を亡くしてどんなに辛かったかと思う。母と暮らした一軒家で、元気なうちは過ごしたいという願いが強いようなので、それを尊重してあげたいなと思っている所にこの本に出会った。
これからの父と私に待っている近い未来のために、明るい気持ちで向き合いたいと思えた。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

面白くて一気読み。親の介護は誰にとっても人ごとでは無い。いきなり介護が必要になるケースばかりではなく、介護未満の状態が多かれ少なかれあるケースが多いわけで、その部分について知る非常に具体的に記されており、知らないこと、驚くことも多々あった。
ただ、母のお墓参りで月に一度会うことができる、お互いに都内に住んでいる、著者が働いており経済力がある、というこの著者のケースは非常に恵まれており、一般化できる話では決してないと思う。かなり離れて住んでいたら月に一度顔を合わせるのも難しいだろうし、地方在住ではウーバーイーツで食事を頼んであげることもできないだろう。その場合、事態はもっと悲惨だろうなと思う。
介護の前にどのような介護未満の状態が来るかということを具体的に知る事ができたのは意義深い。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

歳を取っていくと少しずつできないことが増えていく そんな介護までは必要ないが、できなくなっていくことにどうビジネスライクに問題解決を図っていくか、という話 この著者はオーバーザサンといい、このような今まであまり注目されていなかった狭間にスポットライトを当てるのが上手い 制度を知るというよりは今後親世代にこういうことが起こりうるという事象を知る上で良いし、あまりにもエピソードが面白く一気読みをした 後半端折られてしまった85歳以降の話ももう少し詳細に読めればなお良かった

幸いにもまだ自分の親に対して適用しなくても良いのだが、将来に向けてのウォーミングアップとして良い読み物である

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

ジェーン・スーさんと私、少し似ているところがあると感じた。
介護しているようで、自分が安心したいからあれこれやってしまうということ。
その通りだと、戒めにしよう。
それにしても、介護に財力は大事だなーと思った。私はジェーン・スーさんのように稼げないから、してあげられることも少ないのが残念。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

今年の夏は、親の老いを実感することが多かった。それも出産以外で入院したことがなく、持病もない、健康診断では体重以外がA判定な母の。人はある時突然要介護になるのではなく、ジワジワ老いていくのだ。そんなジワジワの音が聞こえてきた夏だった。

元々本書を手に取ったのは、大好きなラジオパーソナリティの新刊だったから。だが読み進めるうちに、私にもいる介護未満な親のことを思わずにはいられない内容だった。私は親の自立した生活を、どこまで支えてあげられるだろうか。少なくとも、著者のような手厚い経済的援助は無理なので、その時は自分のできる範囲で出来ることを模索していかなくては。


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2025年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェーン・スー氏の前著で破天荒な父親の世話をする話の本を読んでいた。

その後齢を重ねていく父親の世話をどのようにこなしていったかを赤裸々に描く。

要介護度で言えば介護未満。もっと重篤な高齢者はいっぱいいる。(私が見送った両親も最後期は結構重篤だった)ジェーン・スー氏の父親は介護未満なのだが、

フレイル防止のためにちゃんと食べさせる、汚部屋になりかけた居室をなんとか綺麗に保つ、というような課題を著者は遠隔操作で行う。そのためにまずは行動計画書だ、と計画を書き始めるところ、コンサルタントとしては深く頷ける。

しかし、ジェーン・スー氏の父親は手強い。面倒なことはしない。怒られると思えば、「やった」「できた」と平気で嘘をつく。かといって「写真を撮って送って」と言っても「チェックだな」と察して画像は送られてこない。何もしないで過ごしてきた昭和の男。使えない…

介護は要介護になったら始まる、ということではないことがよくわかる本。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

おばあちゃんの認知症で介護をある程度してきたし、父が亡くなったこともあり、スーさんの家族としてやれることの整理が上手いことに共感が持てる。
淡白な訳ではなく、自分を守るために干渉する範囲を決めて対応するという心意気が感じる一冊。
サービスを上手く使えるか、これは家で介護をみてきてた者として大事なことだと感じる。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

“老人以上 介護未満”の82歳の父を 
同居していない“独身の一人娘”が仕事しながら
父のケアに奔走した5年間(父➖82〜87歳)の記録である。


母ではなく父が残されるケースだ。
それも昔の男性なので 家事・育児はほとんど妻に任せきりで 仕事に没頭してきた、没頭出来た時代の男性である。

母が残された場合は もう少し事情が違ってくると思う。

仕事をしながらの独身の一人娘にとっては かなりハードルが高い。日本の介護事情は良くなっているとはいえ、それぞれの段階があり、複雑。
お金の問題も。

親子と言えども他人。
ある意味 “父の人生”でもある。
これからは高齢社会。みんなが大なり小なり関わって来る問題だ。他人事ではない。

色々考えさせられました。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

ありそうでなかった介護未満の両親への対応について触れた本書。

要介護認定や、まだ介護が必要ない方へのサポートである介護予防サービスの存在を知ることができて有り難かった。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

親の介護がテーマとのことで、暗くなりそうなところをジェーン・スー節で明るく(?)読みやすくなっていたので、苦にならずに読めた。

結構面白かったけど、実際に自分のケースに当てはまるかというとそれはまた別の問題なので参考になるかどうかは微妙かもしれない。。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェーン・スーさんというとエッセイストの印象です。ただ、本作のタイトルだけを見るとルポ・ドキュメンタリな雰囲気。

やや癖のある父上の弱りつつある現状とその対処への奮闘を綴ったのが本書であります。介護認定を受けるには元気、でもいつ倒れても・弱ってもおかしくない。そんな親を支える一人娘。父親の資力も多くはなく、娘も自営の一人暮らし。片方が倒れると共倒れとなりかねないなか、筆者は父親の健康な独り暮らしを引き延ばすべく奮闘する。

・・・
これまで介護に関する類書を少しは読みましたが、この本はもうユーモアあふれるエッセイ、という感じで暗さが余り見受けられません。

むしろ光るワードチョイスで、父親への怒りが笑いへと昇華されます。

親の面倒(汚部屋の片づけ)を「フジロック」になぞらえ、父親は外タレ(ミック・ジャガー)、娘(筆者)はプロモーター。イベントを成功裏に収めるため、我儘なタレントにへいこらしつつ、イベントを終わらせるように奮闘する娘。

また、父の体重が減らぬよう、現状維持を目指すさまを「カーレース」に例えるのも良かった。父親はドライバー、娘(筆者)はメカニック。パフォーマンスは体重の上下、といったところ。パフォーマンスが悪い(体重がへる)時、それはドライバーの責任か、メカニックが悪いのか。もちろん時々で原因は異なりますが、目的はパフォーマンスの向上(この場合は体重維持)。

たとえ話をすることで、感情論に走りがちな親子関係を冷静なめで捉えなおすことができるのでしょう。

・・・
その他、LINEでの食事状況の確認や、お取り寄せ系の食品で父親の食欲を「釣る」など、フィットするしないは各家庭であろうかとは思いますが、食事のとらせ方としては参考にはなりました。

また、父親の病院のスケジュールを娘のグーグルカレンダーかなんかに入れ、父の家にアレクサみたいなのを導入し、父親のスケジュールを朝に読み上げさせるとか。

持てるテクノロジーを可能な限り使い、一人っ子と一人親の沿革介護を行ううえでのひとつの解となりうる話かと思います。

・・・
ということでジェーン・スー氏の介護系エッセイでした。

重たくなく、というかむしろ笑いつつ読める良書でした。

親と離れて暮らす方、親御さんが70代80代以降の方にはおすすめ出来る作品かと思います。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

うちは父が今年71、母が68歳。幸い2人とも元気で、この本の内容がピンと来なかったというのが正直なところ。ピンと来て、★5つにしてしまう日が来てしまうのかとドキドキする。。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

要介護状態からの親への関わりについて書かれている本は沢山あるけど、その前段階である自立と要介護の狭間にある親への支援について書かれている本は殆どないんじゃないかな。

正直なところ、親との物理的な距離感や経済的な制約など、ジェーン・スーさんがお父様に行ったような支援通りに行うことは難しいと思う。
けど、さすがジェーン・スーさんで、親が老いていく過程における鑑識眼は解像度が高い。
親の老いへの気づきにおいて、とても参考になる内容だった。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

介護未満のお父様とのコミュニケーションや、やったことが淡々と書かれている。親の介護がいつ始まってもおかしくない自分は興味深く読んだ。目新しい情報や取り組みはないけど、有名で裕福だろう著者も、一般人と変わらず悩み、時間を使い、工夫してやってるんだなぁと思えたのは収穫。
それにしてもお父様、80を超えて財産もないのにお世話してくれる女性がいるとは、よほど魅力的な方なんだろうな。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

いつものスーさんの語りで起きた出来事を書いているエッセイ。介護の知恵や考察というようなモノではない。

一人暮らしの親、しかも中途半端に元気(失礼)だと、それはそれで大変難しい。要介護4の親を施設に入れている身としては、また違う介護の姿を知った。こちらはラジオ帯番組とポッドキャストのリスナーでもあるので、あの時はこんなことになっていたんだな、と思う。

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2025年09月25日

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