あらすじ
82歳の父が突然ひとり暮らしに。幸い健康だが、家事がほとんどできないため、その生活に黄信号が灯る。唯一の家族である娘は、毎食の手配から大掃除までをあえてビジネスライクにサポート。それでも日々体力と記憶力が衰える父に、「ペットボトルが開けられない」などの難題が次々とふりかかる。「老人以上、介護未満」の身に何が起きるのか? その時期に必要な心構えは? 父のケアに奔走した娘が綴る、七転八倒の5年間。
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Posted by ブクログ
年老いた父を、私は大切に思っている。長生きしてほしい。愛情もある。しかし、これらの気持ちに常に行動が伴っているかと言えば、そんなわけはない。愛情の量と同じくらい腹が立つし、傷つくし、気が滅入る。嫌なことがあれば、しばらくは手を抜く。当然だ。私だって人間だもの。
Posted by ブクログ
いつか本にしてやろうと書いたわけではないんでしょうけど(雑誌やウェブの連載だったそうで)よくぞこれほど詳細に記録したね、と。
まぁ、連載当時はきっと起きた順に書いているから残りやすいのでしょうけど、箇条書きや図を使っての計画や問題解決を探ろうとする思考は、介護に向き合おうとしている人には参考にしやすいのではないかと感じました。
そしてそういう思考をすることで、客観性を保とうとして冷静になっていく効果もとてもあるのだなと感じました。そのスーさんの努力と忍耐が涙ぐましい。
コロナ禍の記録ということもあり、ままならなさの辛さ加減が増している感がありました。
心配のあまり先回りしがちになったり、心配が過ぎて怒りになってしまったりというのは身内は本当に多いと思います。すべては愛情から起きるということがまた切ない。
そして親も心配かけたくなくて無理したり、一人で見切って動いた結果逆にもっと子供に手間と心配をかけることになったりしてこれも切ない。
スーさんのお父さんはすごく頑張られていると思いました。こんなに頑張れる80過ぎの男性は少ないんじゃないでしょうか。
料理や洗濯もしたことなかったところからこれだけやれるというのはとてもすごいことだと思うし、実はかなり柔軟性のある方なのではと思いました。
いやきっとスーさんは、自分の忍耐力と冷静さの賜物だと言われるかもしれませんが…(それも確かに然り)
周りに世話をしてくれる人がいる、というのも大きいだろうけど、それもきっとお父さんが魅力的な人なのでしょうね。
食事の写真をLINEで送るというのは素晴らしいアイデア。そしてこれができるのもすごいことだと思う。
簡単そうだけどこれができない高齢者の方は結構いると思いますよ。(自分の義母は83歳ですができません。簡単なメールは打てるし写真も撮れるけど、写真を送るはムリ)
ITをそういうふうに活用できるんだなぁととても感心しました。使えるものは使って行かなきゃ、というか、高齢者ほどこのようなITの力は必要なのではと思わされました。
セッティングしてあげたらある程度は使えるのですね。それも簡単なことではないとは思いますが。
「終わらないフジロックフェスティバル」発想が面白い!けど確かにそうだとすごく納得。ある意味ビジネスライク?気持ちの持ちようというかモチベーション大事だなと思わされます。
自分も介護未満ですが近々未満は取れてしまうでしょう。その時にこの「終わらないフジロックフェスティバル」を思い出せたら、と思っています。