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母を亡くして約二十年。私にとって七十代の父はただ一人の肉親だ。だが私は父のことを何も知らない。そこで私は、父について書こうと決めた。母との馴れ初め、戦時中の体験、事業の成功と失敗。人たらしの父に振り回されつつ、見えてきた父という人、呼び起される記憶。そして私は目を背けてきた事実に向き合うーー。誰もが家族を思い浮かべずにはいられない、愛憎混じる、父と娘の本当の物語。(解説・中江有里)
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「生きるとか死ぬとか父親とか」
2021年4月~ テレビ東京ほか 出演:吉田羊、國村隼、田中みな実
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Posted by ブクログ
スーさんのお母様へ そちらはどうですか? きっと天国でハラハラしながらお2人を見守っていらっしゃることでしょうね。 どんなに振り回されても毒を吐いても、破天荒以外の父親なんて考えられない。 だって、元気な父親の姿はそれしか知らないんだもの。 お母様だってそうでしょう? そりゃ、穏やかに暮らせるこ...続きを読むとが何よりもの望みではあるけれども。 でも大丈夫。 スーさんはちゃんと破天荒なお父様を愛してます。 お父様もお母様を誰よりも愛してます。 だからもう少し、父と娘の時間を過ごさせてください。 お父様がそちらに行くときのスーさん話、たっくさん準備していきますから。
この苦しみに名前がついていないから余計苦しい、という現象がある。普遍的だけど個人の個の部分と切り離せなくて、結局は誰かからのラベリングでは解決できない。家族との関係でこういう苦しみ抱えている人はきっと少なくないと思う。 愛情をかけて育ててもらった、けれど。の先をスーさん、よくぞよくぞ書き切りましたね...続きを読む。これはお焚き上げだと思います。 はい私は互助会員です。 互助会員の皆さんからのメールもそうだけど。 私も負けへんで!と自分の頬っぺたピシャッとしたくなる。 スーさん、いつも励まされています!ありがとう! 最近37歳になったばかりの私は豊かな東京を実感として知らない世代。親も戦後生まれ。一回りしか違わないのに、スーさんの回想する子ども時代や青春時代とは隔世の感もあってビックリする。こんな時代、東京があったんだ、という視点からも面白かった。
困りものの父親と一人っ子の私。 程度や種類、系統?は違っても同じ構図に親近感を持つ一方、父が生きてたらこんなにきちんと向き合って言いたいことを言って面倒も見れるかと言うと...スーさんの懐の深さを思う。
憎めないお父さんw いや、自分ごとになったら嫌いになっちゃうのかなw お父さんも娘さんも可愛くて素直にきててよかったです。 お母さんが生きていたら、二人の関係は違っていたのかな
これね、いいね。 軽いイメージだったけど、裏切られた。 彼女が人気がある理由がわかるような気がする。
ポットキャストで大ファンのスーさん。トークも面白いけど、筆力もすごかった。自分の文章に溺れない俯瞰目線があり、読み手も情に流されそうになったところで、流れをバッサリ斬って下さる。かっこいい。「ありのままを書くつもりでいたのに、いつの間にか私は淋しさの漂ういいお話を紡いでいたような気がする」「父のため...続きを読むに父を美化したかったのではない。私自身が『父がどんなであろうと、すべてこれで良かった』と自らの人生を肯定したいからだ」「父は空っぽになった場所を外で満たしたが、母は持て余す心をどうなだめたか。年月とともに変容していく関係を、二人はどう受け止めたのか」「私がずっと避けてきた、認めたくない事実。母はさみしかったということ。母は贅沢を知っていたが、無駄遣いを好む人ではなかった。正札がついたままの衣類は、そのまま彼女のさみしさだ」
著者が出ているラジオ番組を好きでよく聴いている。 ラジオでの楽しい感じとは違った私生活のシリアスなことが書かれている。 ドラマ化もされて、その時に著者がエッセイをよくドラマ化できた的なことを言っていたけど、この本の中で充分ドラマとして完成していると思った。 自分は読書が苦手な方だけどなぜかスラスラと...続きを読む読めた。 評判通り文章が上手いからなのかもしれない。
母に結婚とは何かを尋ねた。母は答えた。 その人のことが死ぬほど好きだったと言う記憶と、お金があれば結婚を続くのよ。 戦争中、 おばあちゃんをリアカーに乗せて運んでいたが、途中で捨てた。 豪放磊落な叔母はもういない。 父にはまるで自覚がなかったが、父以外の面が家の中で買いま見える時、私は娘と言う...続きを読む肩書きを失う。属性のないものに居場所は無い。
著者が父親との関係について綴ったエッセイ 自称「未婚のプロ」のジェーン・スーさん 私はエッセイ「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は読んだけど他のは未読 ただ、この本はドラマを見ていたので内容は既知 自身と父をモデルにした小説かと当時は思ったけど、すぐ後にエッセイだと知る 今回読んで、ドラマはほ...続きを読むぼ原作(?)に近かったのを知った ちなみに、「ジェーン・スー」は芸名で、自称「生粋の日本人」 以前、ホテルの予約する際に、外国人は割引というサービスがあったため偽名を使い、それをmixiネームに流用してそのまま使い続けているのが由来 40歳を超えた著者と既に後期高齢者となった父 引っ越しに際してお金をせびってきたため 「君のこと書くよ」 「いいよ」 というやり取りの末に書かれたエッセイ 知ってはいたが、この親父は中々の曲者だし 人によっては親子の縁を切るくらいではある ただ、この親子関係は愛憎入り交じっていて、一言では語り尽くせない関係性になっている 20代で母を亡くし、その後は父が事業を傾け破産 生活を娘に頼りつつも遠慮のないような父 気軽にではないのだろうけど、父にそれ程のお金を渡せるという事はそれなりに稼いでいるのが伺える 破天荒な父親 「石原慎太郎と渡邉恒雄を足して2で割らない人」と表現されているし、父親もそう自称しているようだ 何て迷惑な父だろう…… と第三者からは見えてしまうが そんな父は、「女に『この男になにかしてあげたい』と思わせる能力が異常に発達しているのが私の父だ」と娘から評されている ファミレスのドリンクバーで ロイヤルミルクティーしか飲まない父のために カプチーノの先に出るミルクとお湯で作ってやり、自分はダブルショットを飲むことを自然とやっている著者の意識も「世話を焼いててやりたくなる」からとのこと そして、そんな手間を掛けているとは父親は知らない 昭和13年生まれの父親は7歳の時に終戦を迎える 戦時中の記憶も飄々と語っているが、果たしてどこまで本当なのか? 結核に罹患して大学を中退 しかし、ユダヤ人の経営する会社で働いていたところを正社員として雇用してもらい、保険適用で1割負担で治療を受けられる事になる 快復後はそこの会社に戻ることはなかった 貴金属の販売会社を立ち上げ事業を拡大、自社ビルを持つほどになる 女性関係も派手で、家の事は母親に任せっきり 自身の病気と妻の病気が重なり、妻を亡くす 著者はこのとき24歳 妻が緩衝材だったためか、その後は事業も立ち行かなくなり4億もの負債を抱える 先見の明があるが、先取りしすぎて成功はしないよう このエッセイを書く理由としては 母親の「母」の顔以外を知ることができなかったという後悔があり 存命のうちに父の事を知るためという意味もあるそう 前述の通り、第三者的にはとんでもないクソ親父のように思えるが 所々から感じる「愛」の部分もある 「禍福はあざなえる縄の如しというが、親子は愛と憎をあざなった縄のようだ。愛も憎も、量が多いほどに縄は太くなり、やがて綱の強度を持つようになるのだろう」とも語られている 自分自身を顧みると、親に対しては感謝と愛はあるが、憎という感情はないかな だからと言って綱が細く弱いわけではないと思うのだけれど ---------------------- 一番近くにいたはずの人が、一番わからない―― 父、そして、この世から去った母、家族の肖像を娘が描く。 向田邦子『父の詫び状』、リリー・フランキー『東京タワー』を彷彿とさせる、普遍にして特別な家族の物語。 阿川佐和子さん推薦! 「決して大好きとは言いにくいのに、自分とさほど似ていないと思うのに、娘は父を無視して生きてはいけない」 「私が父について書こうと決めたのには、理由がある」――。 24歳で母を亡くし、我が家は、父と娘の私だけに。それから20年が経ったけれど、いまだに家族は増えていない。気づけば私は40代半ば、父は80歳になろうとしている。 いま猛烈に後悔していることがある。母の人生を、母の口から聞かなかったことを。母の母以外の顔を知らないまま別れてしまったことを。 父については、もう同じ思いをしたくない。 もっと、父のことを知りたい。もう一度、父と娘をやり直したい。それには、これがラストチャンスかもしれない――。 戦時中に生まれ、戦後社会に飛び出て、必死で働いた父。母との出会い、娘の誕生、他の女性の影、全財産の喪失、母の死……。 父への愛憎と家族の裏表を、娘の視点で赤裸々に描く傑作エッセイ。 ----------------------
裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育ったスーさん。しかし、人生はあざなえる縄の如し。 行く道には、様々の困難が襲いかかるが、彼女は運命に負けない。 いつしか、強くて心温かい女性へと、成長していった。 大人になった娘と父の関係は逆転。 お父様が、なんだか可愛らしい。 父への愛憎混じりの感情を抱えながらも...続きを読む、大きな心で見守る娘。 それも、自立した経済力あればこそ。 それに引き換え、ろくに親孝行も出来ないうちに、父を見送った私。 ジェーン・スーは、眩しいくらいに かっこいい女性だ。
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生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)
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ジェーン・スー
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ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど
介護未満の父に起きたこと(新潮新書)
新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない
映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。
おつかれ、今日の私。
女に生まれてモヤってる!
女のお悩み動物園
女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。
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