生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

母を亡くして約二十年。私にとって七十代の父はただ一人の肉親だ。だが私は父のことを何も知らない。そこで私は、父について書こうと決めた。母との馴れ初め、戦時中の体験、事業の成功と失敗。人たらしの父に振り回されつつ、見えてきた父という人、呼び起される記憶。そして私は目を背けてきた事実に向き合うーー。誰もが家族を思い浮かべずにはいられない、愛憎混じる、父と娘の本当の物語。(解説・中江有里)

...続きを読む

生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月28日

    憎めないお父さんw
    いや、自分ごとになったら嫌いになっちゃうのかなw
    お父さんも娘さんも可愛くて素直にきててよかったです。
    お母さんが生きていたら、二人の関係は違っていたのかな

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月17日

    これね、いいね。
    軽いイメージだったけど、裏切られた。
    彼女が人気がある理由がわかるような気がする。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月28日

    ポットキャストで大ファンのスーさん。トークも面白いけど、筆力もすごかった。自分の文章に溺れない俯瞰目線があり、読み手も情に流されそうになったところで、流れをバッサリ斬って下さる。かっこいい。「ありのままを書くつもりでいたのに、いつの間にか私は淋しさの漂ういいお話を紡いでいたような気がする」「父のため...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月17日

    ドラマから原作本にと流されるアタシのパターン。
    ドラマの影響で吉田羊さんと國村隼さんが頭の中で動く動くww

    家族って近くて遠くて分かってるけど分かってないし、色んな感情がサラサラドロドロと出てくるし、「ホンマにもうっ!」とかってなるけどアレよ、アレ。
    いや、ホンマに、、、。
    ねぇ?

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月20日

    これだけ起伏が多くスピード感のある人生を歩んできたから含蓄のある言葉を発することが出来るんだろうなあ。人生は一筋縄では行かないこと、決して自分の力だけで生きてこられた訳では無く、周囲の人に生かされいるということを良く理解している人。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月27日

    著者が出ているラジオ番組を好きでよく聴いている。
    ラジオでの楽しい感じとは違った私生活のシリアスなことが書かれている。
    ドラマ化もされて、その時に著者がエッセイをよくドラマ化できた的なことを言っていたけど、この本の中で充分ドラマとして完成していると思った。
    自分は読書が苦手な方だけどなぜかスラスラと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月12日

    ドラマ化されたとラジオで聴きながら見られず。気になりながらやっと原作を読めた次第。

    作者と父親との過去と今。手広く手がけた事業。お金のある時代に行った名店の思い出。両親の闘病生活。高齢で生まれた一人っ子の作者が、親に目とお金をかけられて育った子供時代から一転、今度は看病に実家の処分にと一人奔走し、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月01日

    とんでもない父親の提案に爆笑してお金を出したり、病気の母の言葉が面白くて書き溜めていたり、「面白い」で包み込める主人公の度量の大きさが本当に素敵だった。

    昨今、「毒親」に関する話は聞く機会が多々あるが、感謝すべき部分を認識して、大人対大人として対峙する「普通」の関係をつくることは子供の力量も大きい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    毒親といえば、だいたいは母親と相場が決まっている。これは、世間一般ウケはしなさそうな父親と娘の話。私は年老いていく両親に優しくできない。いつも後悔するのに。親の老いを受け入れられないんだと思う。「もっとできていた」、といつまで経っても諦められない。そして、私も老いていく。

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    「ぶたに失礼だから、真ん中を食べなさい」と怒られた。「美味しいところをあげるよ」とは言えないらしい。
    (二人にしかわからないこと)
    この文章だけで、読む価値があったと言える。娘がいる父親であることを感謝した。

    0

生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫) の詳細情報

  • ドラマ化

    「生きるとか死ぬとか父親とか」

    2021年4月~ テレビ東京ほか
    出演:吉田羊、國村隼、田中みな実

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

ジェーン・スー のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す