生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

母を亡くして約二十年。私にとって七十代の父はただ一人の肉親だ。だが私は父のことを何も知らない。そこで私は、父について書こうと決めた。母との馴れ初め、戦時中の体験、事業の成功と失敗。人たらしの父に振り回されつつ、見えてきた父という人、呼び起される記憶。そして私は目を背けてきた事実に向き合うーー。誰もが家族を思い浮かべずにはいられない、愛憎混じる、父と娘の本当の物語。(解説・中江有里)

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  • ドラマ化

    「生きるとか死ぬとか父親とか」

    2021年4月~ テレビ東京ほか
    出演:吉田羊、國村隼、田中みな実

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生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スーさんのお母様へ
     そちらはどうですか?
    きっと天国でハラハラしながらお2人を見守っていらっしゃることでしょうね。

    どんなに振り回されても毒を吐いても、破天荒以外の父親なんて考えられない。
    だって、元気な父親の姿はそれしか知らないんだもの。
    お母様だってそうでしょう?
    そりゃ、穏やかに暮らせるこ

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    この苦しみに名前がついていないから余計苦しい、という現象がある。普遍的だけど個人の個の部分と切り離せなくて、結局は誰かからのラベリングでは解決できない。家族との関係でこういう苦しみ抱えている人はきっと少なくないと思う。
    愛情をかけて育ててもらった、けれど。の先をスーさん、よくぞよくぞ書き切りましたね

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    困りものの父親と一人っ子の私。
    程度や種類、系統?は違っても同じ構図に親近感を持つ一方、父が生きてたらこんなにきちんと向き合って言いたいことを言って面倒も見れるかと言うと...スーさんの懐の深さを思う。

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    憎めないお父さんw
    いや、自分ごとになったら嫌いになっちゃうのかなw
    お父さんも娘さんも可愛くて素直にきててよかったです。
    お母さんが生きていたら、二人の関係は違っていたのかな

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    これね、いいね。
    軽いイメージだったけど、裏切られた。
    彼女が人気がある理由がわかるような気がする。

    0
    2023年11月17日

    Posted by ブクログ

    ポットキャストで大ファンのスーさん。トークも面白いけど、筆力もすごかった。自分の文章に溺れない俯瞰目線があり、読み手も情に流されそうになったところで、流れをバッサリ斬って下さる。かっこいい。「ありのままを書くつもりでいたのに、いつの間にか私は淋しさの漂ういいお話を紡いでいたような気がする」「父のため

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    著者が出ているラジオ番組を好きでよく聴いている。
    ラジオでの楽しい感じとは違った私生活のシリアスなことが書かれている。
    ドラマ化もされて、その時に著者がエッセイをよくドラマ化できた的なことを言っていたけど、この本の中で充分ドラマとして完成していると思った。
    自分は読書が苦手な方だけどなぜかスラスラと

    0
    2021年09月27日

    Posted by ブクログ

    裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育ったスーさん。しかし、人生はあざなえる縄の如し。
    行く道には、様々の困難が襲いかかるが、彼女は運命に負けない。
    いつしか、強くて心温かい女性へと、成長していった。
    大人になった娘と父の関係は逆転。
    お父様が、なんだか可愛らしい。
    父への愛憎混じりの感情を抱えながらも

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    読み進めるうちに登場人物の見方がどんどん深まる。普通のエッセイかと思いきや、そうではない。話の展開が巧妙で、情景描写が細やかなのに重くない。涼やかで軽い文章なので読みやすかった。
    こういう本はなんだか初めて、面白かった!

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    家族のことを書くってかなりの労力だと思う。

    小説は読み終わると達成感や爽快感が生まれるが、エッセイは寂しさや名残惜しさが生まれる気がする。
    もっとこの人の人生を覗いてみたいと思う。
    日常アニメを観終わった時の感覚と似てる。

    他のスーさんの作品も読んでみよう。

    0
    2025年01月24日

生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫) の詳細情報

  • ドラマ化

    「生きるとか死ぬとか父親とか」

    2021年4月~ テレビ東京ほか
    出演:吉田羊、國村隼、田中みな実

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