女らしさは誰のため?(小学館新書)

女らしさは誰のため?(小学館新書)

1,012円 (税込)

5pt

4.1

正解を誰よりも早く選ぶ努力はやめませんか。

「女らしさ」は損か得か。「女らしさ」は誰のために存在するのか。そもそも「世間が考える女らしさ」とは何か──生き方が多様化し、男女ともに「正解」や「ゴール」がない今、私たちはどのような道を選択すれば、心地よく生きられるのか。

コラムニストのジェーン・スーと脳科学者の中野信子が、女性のみならず男性もが知らず知らずのうちに組み込まれている「残酷なシステム」を詳らかにする。

「自分の欲望をなめるな。普段はひた隠しにしても、その炎が消えることはありません。隠せば隠すほど胸の奥でくすぶり、自由闊達に生きる人を恨めしく思い続ける燃料になってしまう」(ジェーン・スー)


「私たちは、迷い、間違える。正しい答えを選べない。何が正しいのかすらわからない。私たちは不完全である。しかし、こうした私たちの不完全性が、何かの意味を持つのだとしたら、どうだろうか」(中野信子)


コロナ禍で可視化された男女の不都合な真実、2023年のアカデミー賞でわかった「分母(選ぶ者)が変われば結果も変わる」という事実ほか。

◎敵と味方とルールを再検証する ◎恋愛と結婚、私たちの場合
◎なぜ女は自信を持ちづらいのか?◎いつか結婚も出産もレジャーになる
◎ジャストフィットな生き方は自分で決める

*2019年刊行の『女に生まれてモヤってる!』に最新状況を
を加筆、再編集して新書化したものです。

(底本 2023年6月発売作品)

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女らしさは誰のため?(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月10日

    中野さんとスーさんの子どもの頃に抱いていたモヤモヤ、違和感から

    時間をかけて見出してきた「女らしさ」という概念への対峙の仕方やこれからへの展望

    確実にやってくる変化への期待も興味深く
    性差がきっとなくなっていくからこそ
    自分の身の振り方やキャリアについても考えさせられた

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月05日

    読んでいると、女性として日々感じていた小さなモヤモヤを、『あーなるほど!それが原因なのね!』とはっきり自覚させてくれ腑に落ちるような感覚にさせてくれます。
    対談形式で書かれた内容はとても読みやすい。

    研究論文をおり混ぜ論理的に解説してくれる中野信子さんと、パワフルに等身大で生きていてグッと刺さる言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月10日

    読み始めて既視感…と思っていたら「女に生まれてモヤってる」の新書版でした。かつて読んだ本でしたが、再読。
    私も歳をとったので「女らしさ」とかいう社会のバグから解放されつつあり、最初に読んだ時よりは幾分か気楽に読めたなぁ。
    これから大事なのは「選んだ答えを正解にできる力」、納得しかない。
    理想の社会は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月16日

    中野信子さんの頭が良すぎて少し難解なところもありましたが(笑)、全編通して痛快でした!
    思春期〜若手社員時代、比較的女性らしいと思われることの多かった私は女であることを優位に強かに使っていた気でいたけれど、何か違っていたのかもしれない。
    何にせよ中野信子さん、ジェーンスーさんのお2人はカッコいい。自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月08日

    スー様名言、納得のピッタリ表現が多発!絶妙でドンピシャな言葉の使い途に感嘆。
    例えば、、、あなたのせいじゃない、社会のバグ!!とか選択(決断)→アイロン→正解にしていく。など。クマノミ談義も愉しく、男性の行く末はいかに…
    産まなかった、産んでない女性側の心境が良く分かる良書。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月03日

    お二人とも元々大好きですが、批判とかではなく単純に属性の違いという意味での、体力あり、能力あり、子ども無し、の女性だとより深く心に突き刺さる内容なのかな、と思いました。

    とは言え、先の属性ではない自分にももちろん発見や刺激があり面白い内容でした。

    色々の深く深く考える人たちのお話しは面白いです。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    「女らしく」と言われることに抵抗がある女子校出身者のわたし。
    やはり「らしさ」とは、社会が与えた役割と権力の差。

    さらに最近感じていた、「女同士で悩みを共有する方が難しい」ということについて。
    既婚未婚、仕事のあるなし、子の有無、妊活…ライフステージの分かれ道にいると、女だからこそ共感し合えないの...続きを読む

    0

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