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「母親なんだから」と我慢を強いられ、自らの「理想の母親像」に縛られ、理不尽な目に遭っても口をつぐんできた――「後悔」を口にした日本の女性たちは、どのような人生を歩み、何を経験してきたのか。切実な想いを丁寧に聞き取った、社会現象になった話題書『母親になって後悔してる』の「日本版」というべきインタビュー集。
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Posted by ブクログ
なかなか本にしづらい題材だったと思います。でも、それぞれの境遇の方の本音に共感できる部分もあり、私にとっては素晴らしいなと本でした。
報道でやりたいことの道しるべになった気がする。実際にNHKでバリバリ取材する女性記者が書いているのもいい。全体的には、産婦人科や子育て支援をする行政において、まだまだ母性信仰が根強いし、育児・出産における男女不平等は解消されてないなという事実があり、結局一個人として重んじよということなんだけれども、...続きを読むなかなかそう割りきれず、役割を演じようとしてしまうのが人間であり…
子どもが嫌いなわけじゃない 母親の役割が大変すぎるだけ これはほんとに重要な視点だと思う これを改善しないと いくらお金配っても子どもは増えない
3年前、「母親になって後悔してる」という衝撃的なタイトルの本を、言い訳しながら家に持ち込んで、読まずにはいられなかった。 私自身は、女の子は将来結婚して母親になるのが当たり前とされた最後の世代(?)で、母親にならないという選択肢は頭になく、当然、後悔もありえない。 それでも、私が母親として経験してき...続きを読むたなんともいえないもやもやを、整理してくれるかもしれないと期待した。 でも、そう期待したにもかかわらず、3年前に読んだイスラエルの本では、私の実感とはあまり響きあうところがなかった。 書かれているのがイスラエルの事例であったことも、ピンとこなかった理由の一つかもしれない。日本の事例ならもっと身につまされるかも、と思った記憶がある。 なのに、日本の事例で構成した「母親になって後悔してる、と言えたなら」という本が出版されたと知った時、正直、私はうっとおしいな、と思った。 あれから3年、私自身が経験してきたまさに怒涛の育児生活は、日に日に遠いものになりつつある。 未熟な(と年を経た私は思ってしまう)若い母親たちの、子ども以前に自分が一番大事、みたいな「母親としてあるまじき」身勝手な言葉を読まされるのはたまらないな、って。 時間は経験をセピア色の甘美な記憶に変える。 私は、いつの間にか、母親当事者ではなく、母親経験者に変わってしまっていたようだ。 でも、実際にこの本を読み始めると、またたくまに心は当事者だった時代に戻り、とても揺さぶられたし、今も心に燻るもやもやが少し整理できるような気がする。 「母親」という社会的役割について、イスラエルの事例では今ひとつ響いてこなかった内容が、この本ではビンビン伝わってきて、自分が感じていた苦しさはそういうことだったのか、と自分なりに納得できる点が多かったです。 この本を出してくれたことがありがたく、出会えたことに感謝です。ありがとうございます。
“もう夢はないし、輝かなくていいと思うんです。自分にできる仕事があればするし、子どもだけではなくて私の存在を求めてくれている人もいるから、生きられる間はとりあえず生きていこう、それくらいの気持ちです。” “今はそれなりに楽しく過ごしています。だからといって、社会への怒りみたいなものが消えることはあ...続きを読むりません。” (p.47)
母親になって後悔してる なんてひどい言葉なんだと思う人もいると思う ただこの言葉を間違って捉えられたくない 子供がいなくなればいい とは言ってない 子供が生まれた瞬間から、〇〇さんではなく 母親として生きることになる それから解放されたいと思っている、でも解放されないジレンマを表した言葉なのに、...続きを読む少しでも母親らしくない事を言うと非難される ・母親はやって当然 ・母親ってなんで都合のいい言葉なんだろう ・できなければ任せればいい父親、必ず問題を解決しなければいけない母親 ・この社会で母親になったことに後悔がある ・男性は努力義務 この本の中に出てきた言葉です わたしも子供が1歳から仕事を再開しました 久しぶりに一人で歩いた時に、一人ってこんなに身軽だったんだ!と思ったのは忘れないと思います そして、子供が熱を出して仕事を休むのはいつも私なのは不公平だと思っていたし 子供の前で「もう私ばっかり仕事休めないよ、困る!!」と言ってしまったこともある 2人の子供なのに、わたしばっかりと不満が溜まっていたことも多かった 子供は大切だし、宝物だけど 子供の母親としてだけの人生は嫌だし 子供にもそうなってもらいたくない 自分のためだけに生きる人生は長すぎると思う だからこそ、人に貢献する 育てることで自分が成長できる子育ては人間にとってとても良いことだと思う ただ孤独の子育てはしんどい 私は恵まれた環境で子育てできたけど、それでももう無理!!って思うことたくさんあったし 素直に子供が可愛いと思って子育てできない時期もあった なんの修行なの 私悪いことしたの って何度思ったことか だから、2人目は考えられなかった 今いる子供だけで、わたしのキャパはいっぱいだと 周りになんて言われようと、私は「そんなに子供好きじゃないんで、、一人で十分です」と言える性格だったから良かったけど 言えない人、気にしちゃう人は堪えると思う もっと感想書けるけど、長くなるのでもうやめます 母親をしながら、自分に戻れる時間を過ごせる居場所を作れたらいいなと思っています そして子供のことはとても大切で、宝人だと言う気持ちは本物です!
母親になって後悔している なんて難しいテーマなんだ。私はとっくに母親を 終えていていいはずなのに、未だに母親から祖母にジャンブアップできないままだ。今更ながら、好きな仕事を退職まで続け、私なりの人生を歩んで来られたことを周囲のたくさんの方々に感謝したい。
世の中には母になったことを後悔している人がいる。ただ決して子どもを産まない方が良かったと言っているのではない。必ずしも母親が母性があると思わないこと、世の中にはさまざまな価値観があるということ、価値観の正しさではなく否定しないことを学びました。
泣いてしまった。母親という役割に対する、社会からの期待や制約はあまりに大きい。仕事との向き合い方や、夫との関係性もガラリと変わる。ワンオペのエピソードが壮絶すぎた。そりゃ少子化にもなるよね、と思う一方で、社会が変わり始めていることに希望も感じる。取材と記述が丁寧。
子どものいない未婚中年の自分が読んでみて当事者からはほんとに分かってるの!と言われそうだけれど社会構造やガンコな考えの一方的で偏屈な価値観や悪意はないがある種、それゆえにたちの悪い行動や発言に傷つけられ、傷ついたことすら口にするなと言われてきた人たちの発言を読めてよかった。3章の消えてゆく自分に登場...続きを読むした女性の高校時代の体験は自分もまさに感じた気持ちで、働いて家にお金をもたらしさらに母という名前で家事育児を一人で担わされる女性を生産することに加担する学校のやり方に反発を感じた。また5章の女性は後悔という言葉の先に進んでいるような印象だった。属性で人を見るのではなく誰に対しても見方がフラットで後悔という状況を理性的に捉えて、進んでいるのが一人の人としてすてきだなと感じた。私の職場は母を手にした女性のほうが多くを得られる構造ではあるけれど。役割、肩書でカテゴライズされ個性を抑圧される、属性によって個性や能力が否定される構造が変わるといいと思う。
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母親になって後悔してる、といえたなら―語りはじめた日本の女性たち―
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高橋歩唯
依田真由美
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