高橋歩唯の作品一覧
「高橋歩唯」の「母親になって後悔してる、といえたなら―語りはじめた日本の女性たち―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高橋歩唯」の「母親になって後悔してる、といえたなら―語りはじめた日本の女性たち―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
出てくるお母さんたちは、すべて私のことだ。
あまりに重なりすぎて、
当時を思い出すのが辛くて、
読み進めるのがしんどい時もあった。
子供たちの存在を否定することはないし、
たくさんいろんな経験や言葉、気持ちをもらえて
楽しいこともたくさんあったけど、
とにかく「母親」という役割の責任や期待(理想像)が重すぎる。あまりに重すぎる。
「授乳以外は父親でもできる」という、
世の中の父親に向けられた言葉を聞くたび、
母乳も出なかった私は、「母親」ですらないと感じていた。
子供とのごっこ遊びに、楽しさを見出せなかった。
自分の時間が喉から手が出るほど欲しかった。
子供が熱を出すたびに、私だけが仕事を休んで、
有給休暇がゼロになる年が続き、
夫とのあまりの差に、眩暈がした。
そんな風に思う私は「母親」になってはいけなかったと感じていた。
激烈な反発を示す人がいるように、
持つことさえもタブーとされていた
「後悔している」という気持ち。
口にしていいんだと、今更ながら思えたこと、
少し救われた。
Posted by ブクログ
「この社会で母親になって後悔してる」ということなのだと思う。
自分も出産後、理不尽とも言えるようないろいろな場面に遭遇した。産後のボロボロな体でスパルタ母乳合宿に突入、沐浴指導は母親だけ。夫は激務で連日フルワンオペ。抱っこ紐をつけながら急いで作ったご飯をかきこむ。夜泣きで慢性的な睡眠不足。
母親はみんなこんなものらしいと知り、なんだこの世界は、と。母親って、子育てって、無理ゲーすぎん?
母性という美徳、母は強しなんていう精神論だけではやってられない過酷な現実がある。全然強くないです。でもやるしかないんです。
だって私が育児を放棄したらこの子たちは生きていけないから。家事を止めたら生活も回らなくなるし。その責任感と絶望感、孤独感たるや。
助けて、と言えれば良かったんだろうけど、もう毎日を乗り切るのに精一杯で、極度に疲れていて、頭も働かなくて考える時間の余白もなくて、何をどう助けてほしいのかも判断できなかったあの頃。
ママじゃないとダメ、じゃない。子どもは一緒に過ごす時間が全て。だから必然的にママにべったりになる。(…と恨みつらみは書き出すと尽きない)
そこを見て見ぬ振りして母親に過剰な責任を負わせてるのが今の社会。その方が男性中心の社会には都合が良いでしょうからね。
あの頃の自分をギリギリの所で支えてくれたのはTwitterのママ垢仲間だった。
それでも、第二子を育てていく中で少しずつ社会が変わってきたのを感じる。夫が育休をとった。児童館で見かける父親の姿が増えた。保護者会に夫婦で参加する家庭が増えた。
まだまだ過渡期ではある。でもその過程で「後悔してる」という声が少しずつ上げられるようになったことで、救われた母親は少なくないんじゃないかな。少なくとも私はそう。
正直、今の状況では自分の子どもたちに「子どもを持つことはいいことだよ」とは言えない。自分の好きなように生きればいい。子どもがいなくても幸せにはなれる。世間一般の思い描くような幸せでなくていい。自分軸の幸せを追求してほしい。
子への愛情と社会構造への憤りは別物であり、母親の人生と子の人生もまた別物である。
本の中にあった「母親をやめてマネージャーになる」という考え方もいいな、と思った。
自分らしく生きながら子どもと共に生きていくためにはどうすればいいか、模索の日々です。