雷雨中にたこを上げて電気と雷は同じものであることを発見したフランクリン(一七〇六‐九〇)は、科学者であると共に、出版業者、哲学者、経済学者、政治家であり、そして何よりもアメリカ資本主義の育ての親であった。本書はすぐれた人生教科書として多くの青年に影響を与えてきたが、アメリカ研究のための注目すべき書物でもある。
Posted by ブクログ 2019年04月21日
ベンジャミン・フランクリン。
健全な自尊心をもち、相当な読書好きで勉強をしたことがうかがえる。
何故この本が古典となったのか? その価値は青年に向けて、節制や勤勉や誠実であることの重要性を、一庶民であったフランクリンがそれらの特性を養いながら立見出身できたところにあるのではないか。
良い本は行...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月14日
自伝を初めて読んだ。
こんなに面白いものだったなんて。
まず、決して裕福ではない時代、そして家に生まれたフランクリンですが、
彼が彼自身または書物よって導き出した考えにより、
合理的に誠実に動き、苦難にあいながらもまたそうする事で己の人生を運び成功して行く様がとても感慨深く、感銘を受けました。
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Posted by ブクログ 2018年10月12日
発熱で寝込んだ時に読み始めた。
もっと説教臭いのかと思っていたが、割と坦々とした内容であった。
時代を感じさせてくれるので面白く読めた。
言うならば、アメリカ開拓時代?の風景が想像されるような時代。
日本で言えば、戦後の昭和40年代から50年代ぐらい?として、勝手に映像化して楽しめた。
偉人...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月01日
個人的には科学者としての側面ばかり認識していたが、
本書を通して実に幅広く、かつ目覚ましい活躍をした人物であり
また著しい立身出世を成し遂げた人物でもあるということを知った。
十三の徳については、その内容自体もだがいかにして身に付けていくか、ということの説明に大きな価値がある。
自分は俗物なので...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月26日
ベンジャミン・フランクリンは、日本ではあまり有名ではないが アメリカではThe Father of All Yankeesと呼ばれ アメリカ建国の父として非常にポピュラーな存在だ。
彼の肩書きは、印刷業者・ジャーナリスト・哲学者・発明家 ・慈善事業家・政治家・外交官・科学者・文学者と多岐に渡って...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月24日
フランクリンの生い立ちとかはあまり興味ないし読み物としてもさほど面白くもなかったので読み飛ばしたが、周囲から評価され社会に貢献し続けている人生だったということはなんとなくわかった。
13の徳を積む具体的な方法、その週に重視し反省する徳目を定義するという話についてはかなりよさそうなので実践しているとこ...続きを読む