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  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線
    4.4
    国内320万人、男性20人に1人が色弱者――街の色が変わり始めた! カラーユニバーサルデザイン最前線。近年、交通信号機や電光掲示板などの公共物、鉄道や地下鉄路線図、地図、教科書や教材などの刊行物、駅や病院、各種施設などの案内表示、そして電子機器から家電の操作画面に至るまで、何かが変わったことに気づいている方もいることでしょう。それは今、確実に世の中に浸透し、大きく育まれようとしています。

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ユーザーレビュー

  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色弱が世界を変える。
    考えたこともなかった。
    色弱者への認識を広げ、誰にでも生きやすい社会を実現する、カラーユニバーサルデザイン。
    素晴らしい取り組み。
    まずは、自分が色弱について知識を広げることが重要だな。
    にしても、
    かんたん色盲検査表は、ホントに見えなかった…。
    普段は意識することはほとんどないけれど、
    俺ってやっぱり色弱なんだとこの歳で再実感。
    息子にも伝えるには、やっぱり知る事。

    0
    2012年11月27日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    現在日本でカラーユニバーサルデザイン普及啓蒙の陣頭指揮をとるNGO、CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)の理事である著者が、自らのP型強度の色弱者としての半生を具に開陳して見せることによって、CUDの必要性を訴える。単に配色に気を配ることに終始するのではなく、異なる色覚を持つもの同士がいかに共通のプラットホームを築いていくか、その想像力を問われていることが深く理解できる良書。

    0
    2012年09月02日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色覚と言うのは血液型と同じようなもの。
    持って生まれた型を変えることは出来ないし治療すべき対象でもない。
    色盲・色弱の人が、どのような世界を見ているのか、
    口絵のカラー写真でまず驚く。
    考えてみれば「赤」と一口に言っても、
    自分が見ているものと人が見ているものが同じとは限らないし
    それを知ることもない。
    え?その差がどうやって分かるの?という疑問はとりあえず置いとくとして(笑)
    この本からは色々なヒントが見えてきた。
    「言葉と実態」な哲学的な問題やら就職や結婚に関する差別問題に留まらず、
    むしろもっと実用レベルの公共デザインの問題なのだ。
    信号の色や交通標識など生死にかかわるもの
    テレビやトイ

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    2012年06月26日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    障害を持ってこの社会を生きるということが
    いかにたくさんの困難を抱えるか…ということを考えさせられた。

    3原色の1色を感じられないだけで、これほどまでに日常生活のなかで困ることが多いとは…。黒板に赤のチョークで書かれた文字が見えない。見えないというと、先生にふざけていると叱られる。地下鉄の線の色分けが、同じ色に見えて区別が付かない。障害者の安全より、見た目重視デザイン重視の配色…。
    障害を持たない人には想像できない事で困っているのだ。

    確かに困ることも多いが、それ以上に、周囲の「フツウ」という人からの誤解による叱責や"理解したつもり"の見当ハズレな対応が、障害を持つ人を

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    2011年10月01日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    ユニバーサルデザインについて勉強したいなと思っていたが、理屈はわかっても、色弱の方々が実際にどういう場面で不便を感じているのか、どんな対策をされているのかはなかなか実感できなかった。実際に色弱の筆者の人生をたどり、どんな場面でどんな経験をしたのか、どう不便だったのかを追体験することができた。
    色弱の方の世界というだけでなく、伊賀さんというひとりの人間が、徳島での少年時代からヒッピーブームの大学生活、IT化という時代の流れの中で経験された事柄がとても興味深かった。

    0
    2011年05月29日

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