伊賀公一のレビュー一覧

  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色弱が世界を変える。
    考えたこともなかった。
    色弱者への認識を広げ、誰にでも生きやすい社会を実現する、カラーユニバーサルデザイン。
    素晴らしい取り組み。
    まずは、自分が色弱について知識を広げることが重要だな。
    にしても、
    かんたん色盲検査表は、ホントに見えなかった…。
    普段は意識することはほとんどないけれど、
    俺ってやっぱり色弱なんだとこの歳で再実感。
    息子にも伝えるには、やっぱり知る事。

    0
    2012年11月27日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    現在日本でカラーユニバーサルデザイン普及啓蒙の陣頭指揮をとるNGO、CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)の理事である著者が、自らのP型強度の色弱者としての半生を具に開陳して見せることによって、CUDの必要性を訴える。単に配色に気を配ることに終始するのではなく、異なる色覚を持つもの同士がいかに共通のプラットホームを築いていくか、その想像力を問われていることが深く理解できる良書。

    0
    2012年09月02日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色覚と言うのは血液型と同じようなもの。
    持って生まれた型を変えることは出来ないし治療すべき対象でもない。
    色盲・色弱の人が、どのような世界を見ているのか、
    口絵のカラー写真でまず驚く。
    考えてみれば「赤」と一口に言っても、
    自分が見ているものと人が見ているものが同じとは限らないし
    それを知ることもない。
    え?その差がどうやって分かるの?という疑問はとりあえず置いとくとして(笑)
    この本からは色々なヒントが見えてきた。
    「言葉と実態」な哲学的な問題やら就職や結婚に関する差別問題に留まらず、
    むしろもっと実用レベルの公共デザインの問題なのだ。
    信号の色や交通標識など生死にかかわるもの
    テレビやトイ

    0
    2012年06月26日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    障害を持ってこの社会を生きるということが
    いかにたくさんの困難を抱えるか…ということを考えさせられた。

    3原色の1色を感じられないだけで、これほどまでに日常生活のなかで困ることが多いとは…。黒板に赤のチョークで書かれた文字が見えない。見えないというと、先生にふざけていると叱られる。地下鉄の線の色分けが、同じ色に見えて区別が付かない。障害者の安全より、見た目重視デザイン重視の配色…。
    障害を持たない人には想像できない事で困っているのだ。

    確かに困ることも多いが、それ以上に、周囲の「フツウ」という人からの誤解による叱責や"理解したつもり"の見当ハズレな対応が、障害を持つ人を

    0
    2011年10月01日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    ユニバーサルデザインについて勉強したいなと思っていたが、理屈はわかっても、色弱の方々が実際にどういう場面で不便を感じているのか、どんな対策をされているのかはなかなか実感できなかった。実際に色弱の筆者の人生をたどり、どんな場面でどんな経験をしたのか、どう不便だったのかを追体験することができた。
    色弱の方の世界というだけでなく、伊賀さんというひとりの人間が、徳島での少年時代からヒッピーブームの大学生活、IT化という時代の流れの中で経験された事柄がとても興味深かった。

    0
    2011年05月29日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色弱の持ち主がどんな見え方をしているか知りたくて読み始めた。作者の苦労や遺伝について、ユニバーサルデザインについてが多く書かれていた印象が強かった。色弱の医学的な知識については他の本かなと思いました。色弱の方の苦労について痛いほどわかる本です。

    0
    2025年10月03日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    「色即是空」の「色」は、現実を指すそうな。
    現実が違って見える人がいるんだな、実は身内にも色弱とされてる者がいて、頭では知ってたけど、今まで家庭内のコミュニケーションも含めて、色彩感覚がちょっと違うかな、くらいで、私自身としてはまぁまぁ困ったことがないので、あまり実感がなかった。
    、、、本を読んで、こういう見え方があるんだ、と、理解しました。

    誰にとっても見やすいカラーユニバーサルデザイン、とても大事なことだと思う。
    こうして視点を広げてくれたことに、感謝です。

    0
    2024年06月05日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    ピクトグラムは東京オリンピックのとき日本人の手によって生み出された。そのピクトグラムは今やありとあらゆるところで使われ言語を超越したコミュニケーションとして世界を変えたといっていい。単一民族でグローバル感覚に欠けると非難される日本人だが、真のユニバーサルデザインを作り出せるのは相手を慮る精神が根付いた日本人なのかもしれない。

    私も色弱だ。筆者ほどではないにしろ稀に色の見え方に戸惑いを感じることがある。特に小学生時代の色覚検査の医師の反応は軽いトラウマでもある。とはいえ自分が色弱常であることを知れたことは良かったし違いを知っているからこその心的負担も軽い。

    筆者は色弱で理系の道が途絶えたにも

    0
    2015年06月23日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色弱の認識を勘違いしてました。色弱の方には色弱の人にしか分からない世界観がありますが、そんなことも関係なくその発想で一般的に通じる画期的なアイデアを生み出すこともあるんだと感じた。

    0
    2012年03月09日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    色弱の人が何に困るのかを、著者の経験から学ぶことができました。

    正直、色弱者の色覚をイメージした画像を見たときは衝撃的でした。
    無料のiPhoneアプリ-色のシュミレータ-であたりを見回すとそれがよくわかります。

    これからは、男性20人に1人はそういう人たちがいるということを意識していきたいと思います。

    0
    2011年04月27日
  • 色弱が世界を変える カラーユニバーサルデザイン最前線

    Posted by ブクログ

    世界観が変わります。こんな世界もあったのか、と。著者の伊賀さんの狙い通りかもしれないけれど、そう感じさせられる本のつくり。

    0
    2011年06月21日