若者恐怖症 職場のあらたな病理

若者恐怖症 職場のあらたな病理

小説・文芸
1,056円 (税込)

5pt

「若者がこわい」は、職場に潜むあらたな病だった。
気鋭の経営学者が読み解く“年の功”消滅社会の正体

「コンプラ大丈夫?」「それ、ハラスメントですよ」
こんな言葉が飛び交う現代の職場では、若者に対する漠然とした恐怖が広がっている。

少子化による超・売り手市場により、年功序列のパワーバランスは逆転した。
新人を腫れ物扱いしたり、若手に過剰に忖度している場面に、心当たりはないだろうか。

そんな時代、上司や先輩社員は若手への適切な指導や対話ができずに悩み、
ときに「どうせすぐ辞める」「関わるだけ損」などと、距離をとってしまう。
こうした空気が、職場に深刻なコミュニケーション不全をもたらしている。

本書では、経営学者・舟津昌平氏が、「飲み会離れ」「早期離職」「やりがい・成長」
「ハラスメント」などのキーワードを手がかりに、職場で静かに進行する“若者恐怖症”の実態を明らかにする。
データと現場の声をもとに、通説の矛盾を暴き、世代間の不信やすれ違いの背景にある社会構造を読み解いていく。

部下のマネジメントに悩む管理職はもちろん、20代・30代にも、Z世代にも読んでほしい、
すべての働くひとに向けた、職場改善の処方箋。

【目次】
はじめに 老害になりたくないあなたへ
第1章 若者恐怖症─たとえば、飲み会恐怖症
第2章 若者論の交通整理─Z世代をたらしめるもの
第3章 そして何が問題なのか─神話の喪失、竹槍と学徒動員
第4章 離職恐怖症─若者はすぐ会社を辞めるのか
第5章 やりがい恐怖症─若者は成長しないといけないのか
第6章 ハラスメント恐怖症─若者はなんでもハラスメントって言うのか
第7章 持病とつきあっていく─いっしょに恐怖を飼い慣らす

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若者恐怖症 職場のあらたな病理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    近頃はなんでもかんでもハラスメントと言われ、
    ちょっとしたことで会社をやめられ、
    高い初任給は我らおじさんたちと遜色ない。
    我ら就職氷河期は、大卒でも仕事がなく、
    やっと入ったらハラスメントなんて言葉はなく、
    上の言うことは絶対ーで、給料なんて上がらない、
    貧乏くじをひいて、やっと上に立てたら、
    下の顔色を伺い続けないと。

    と言われてますが、
    実際、僕の職場の若手、みんなすごく良い子で、
    仕事も一生懸命だし、
    飲み会もガンガン来てくれるし、
    なんなら僕と2人で富士山登ってくれる。
    …あまり実感ないんですよね。

    で、この本では、自らがいわゆるZ世代にヒアリングした内容、
    過去からの離職率のデータなど、データと自らのフィールドワークと意見がきちんとあって、
    すごく良い。
    若者だって不安なんですよね。

    この本のポイントは、やはりラストの「第三者過剰、第二者過少」にこめられてて、一般論とか世間の目なんかより、目の前のその人を見ましょうということですよね。
    若者めっちゃいい子多いし、
    むしろ、時代のせいにして、空き時間はSNSかゲームかネトフリで、挨拶もろくにできない、我々おっさんおばさんのアップデートも必要ですね。

    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    「Z世代化する社会」の実質的続編とのこと。世間で言われている「若者論」は本当に正しいのか。世代間には確かに何らかの価値観差(筆者によればそれは世情を反映したもの)はあるのだろうけど、ある時点を境に急に変わるものではなく、変化にはグラデーションがあるはず。(自分とは)別の価値観が交じったものを異質と見做すのではなく、個人として向き合おうよ、ということ。そもそも世代とか関係なく他人とは思考が違って当然ですよね、ってことに改めて気付かされた。

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

     特に若者論に関しては、ミクロが強調されすぎて、あたかもマクロの状況のように語られることが多い。人間関係はいやはや難しすぎる。問題の捉え方として非常に勉強になりました。(過去に「新人類」と表された一人として)

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    新年度を迎える直前の私が、思わず手に取った。仕事の相方の異動を知り、相方が変わることが確定。
    どんな人が来るのか知らされない数週間。
    もしかしたら、若者かもしれない。おそらくそうなるであろう。
    わからないから恐怖なのか、何なのか。
    解決されたわけではないけれど、何だか頭にすいっと入ってきて、いちいち頷かせてくれる文章でした。

    0
    2026年03月20日

    Posted by ブクログ

     名著。

     現在の一般的な若者論あるいは若者のイメージを統計・アンケートなどの調査をもとに、必ずしもあてにはならないと指摘し、目の前の若者を個人として見て、コミュニケーションをちゃんととっていこうよ、そうすれば若者も怖くないよ、ということをユーモア(皮肉?)も交えつつ説得力をもって説く。

     「ハラスメント」はハラスメントってレッテル貼って嫌いな人を排除するものではない、若者が変なことしたら毅然と対応するのが年長者の義務という主張にも共感した。むしろ「若者」に腫れ物に触れるように接することで、若者への責任を社会が果たしてないって指摘は、すごく重要だと思う。

     また、若者も対人関係や仕事の仕方で悩んでいるし、若者の抱く「老害」像もあてにならない、若者も年長世代の価値観を理解すべき、という指摘もある。この点で、本書は「若者」にもぜひ読んでもらいたい。

     他方、前提となる「若者論」は、都市部の若者が中心な気がする(これは著者の責任ではないが)。地方の若者と都市の若者の比較調査も著者にはやってもらいたい。

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれ、購入を決めた。
    私は本書でいうZ世代なのですが、色々な視点があり、大変勉強になった。中でも印象的だったのは相対主義で発言だったり、考える人が増えているという点。確かに自分は相対主義で考え、発言しないこともあったと読みながら振り返ることができ、絶対的に自分の意見、考えを持っていくことが重要だと改めて知ることができた。その他にも、本書で書かれている不真面目の意味について、疑い深い自分は不真面目なんだろうなと感じた。
    自分としては上の方に迷惑をかけず、向上心を持ち色々取り組みたいと思った。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    立場の差は、どんな関係性でもあるから、それをお互いが理解した上でコミュニケーションを取らなければいけない。これは、対若者に限ったことではないなと思った。これは、職場の人間関係をよくする本質なのでは、、、?

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    印象的な題名であるが、若者に対して色々な言説は過去からもあり、現代はz世代とも言われ、マスコミや各種調査でも、これまでと違うように言われている。が、調査内容を精査すると、違うこともある。若者恐怖というより、社会が変化したことに、そしてコミュニケーションが変わったことにより、それぞれが適応できなくなり、不安が恐怖に至っているのではないだろうか?処方箋のひとつはand you?である。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    令和の世は、若者こそが権力の源泉になりつつあり、年長者は若者にビビりつつある。
    恐怖を克服すべく、経営学の視点から「職場の若者」を紐解いていく。

    二〇代社員が入社すぐにデジタル技術を使いこなしオジサン社員をごぼう抜きにしたとして、Z世代すごいぜ! 老害終わってるぜ! と言いたくもなるが、冷静に見て、それは中高年のリスキリングに「会社が」失敗しているのである。

    なるほど!

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    自分も世の中の若者に翻弄されてたなぁと痛感。そして、職場での若者との向き合い方という点で、少し気持ちが軽くなった。知らぬ間に、バイアスかけてる自分に気付かされた。
    とても参考になった。

    0
    2025年09月09日

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