作品一覧

  • 藤田嗣治「異邦人」の生涯
    4.3
    1巻880円 (税込)
    ピカソ、モディリアニ、マチス…世界中の画家が集まる1920年代のパリ。その中心には日本人・藤田嗣治の姿があった。作品は喝采を浴び、時代の寵児となるフジタ。だが、日本での評価は異なっていた。世界と日本の間で、歴史の荒波の中で苦悩する巨匠の真実。第34回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。(講談社文庫)

ユーザーレビュー

  • 藤田嗣治「異邦人」の生涯

    Posted by ブクログ

    藤田嗣治の作品が好きで展覧会にもいくつか足を運んだけれど、彼に関してうわべしか理解していなかったと思わされた。
    高名な軍医で、息子の嗣治に跡を継がせようとしていたけれど画家になりたいと告げられ(一緒に暮らしているのに手紙で!)絵の道具一式を与えて快く許すお父さんがまず素晴らしい。
    パリでの藤田は社交的で面倒見がよい、ほんとにいい人。友人やパートナーを最後まで見捨てない。自分も遠い異国から来てたいへんだったのにね。島崎藤村がパリに来て藤田の世話になったことも初めて知った。
    でもほんとうの苦悩は戦争画を描いた時から始まる。「戦犯」というレッテルを貼ったのは、GHQではなくて日本の画壇であったという

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    2026年04月05日
  • 藤田嗣治「異邦人」の生涯

    Posted by ブクログ

    藤田嗣治という天才的画家が何故誤解され続けているのか。特に戦争責任の文脈では、とにかく戦犯を見つけて吊し上げるという、人々が陥ってしまう不健全な思考に直面しなければならない。でなければ、あまりにも彼の人生が報われない。

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    2026年02月26日
  • 藤田嗣治「異邦人」の生涯

    Posted by ブクログ

    「藤田の猫」が好きで
    (表紙の猫もいい顔してる)
    藤田に関するあれこれ
    本人側と一般に言われてる側と
    両方を丁寧にピックアップ
    されていたので
    自分の中で藤田の性格を
    考察出来て良かった

    軽井沢にある藤田の美術館に
    いつか行ってみたいな

    岐阜駅本の市にて購入

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    2024年05月02日
  • 藤田嗣治「異邦人」の生涯

    Posted by ブクログ

    藤田嗣治は5回結婚したと言われているが、フランス人との結婚は全て藤田が捨てられ、別れても金銭や生活の援助をしたそう。パーティーでの奇行も有名だが、酒が飲めず素面で美術界で残る為の必死のパフォーマンスをしていたそうな。解説本は3冊読んだが、藤田の印象がそれぞれ違った。こちらは良い面を知れる本。

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    2021年12月25日
  • 藤田嗣治「異邦人」の生涯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美術館で絵を見た。年譜に沿って進む展示された絵は、年を追うごとに表情が変わっていた。添えられた彼の紹介文には、いつも別の名の女性が居た。移り気な画家なのだろうか。フランスで若かりし時を過ごしたかと思えば、メキシコやアメリカや中国を見る。面白そうな人生だ。そう感じて知りたくなり、手に取った本だった。
     読み終えて感じたのは、彼は人生を通して芸術に真摯だったということ。それ故の変化であり、大胆に見える行動であり、いで立ちであった。彼を知ることができてよかった。それだけで嬉しいと思ってしまった。わたしがまだ、彼のエコール・ド・パリを過ごした年齢ほどであるからだろうか。
     彼が見た日本と、フランス、そ

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    2021年07月12日

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