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「松浦優」の「アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松浦優」の「アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本は「アセクシャル・アロマンティック」を主に扱うとしながらも、その他のセクシュアリティなどについても言及されており、かなり充実感があったように思う。
クィアスタディーズでの重要な視点や論点についてかなり幅広く、かつ簡潔にまとめられているため、これからクィアスタディーズの入門書としても機能するのではないかと感じさせられた。
私は本書で紹介されていた「強制的性愛」や「異性愛規範」のレンズを通すことによって、さまざまな性的な言説に対して感じる違和感や不快感の原因を可視化することができるようになったと感じた。そもそもなぜ性的な関係が特別視されているのか、「男女間の友情が成立しない」という言説はな
Posted by ブクログ
女性に性的魅力を感じ、恋愛対象も女性という、いわゆる普通の私には体感としては
分からない世界。性的惹かれ、恋愛感情を持たない人たち。
でも、知っておかなければいけないと思う。
先日の参院選で躍進した政党は、男女しかありえん!と言い切る。
少数を切り捨てる。
そりゃ、そのほうが楽だ。いろんな人がいる、と思うと、複雑で、ややこしい。
でも、存在しているのだ。
流石に今は左利きの人を排除はしないだろう。1割存在する。
それと同じことなのだ。割合はもっと少ないかもしれないが、
性的に単純ではない人が相当数いるということは、知らなくてはいけない。
安易に、昔ながらの家族が一番、などといってはいけないのだ
Posted by ブクログ
Aro/Aceについての説明だけでなく、Aro/Aceの視点から(異)性愛世界において当たり前とされている恋愛・性愛がらみの諸々に突っ込んでいく内容で、Aro/Aceというトピックに縁のなさそうな人ほど読んでほしい本。
自分自身恋愛的/性的関係性の実践に関心がないことで何か不快なことを言ってくる人々が周りに特にいなかったのであまり困ってないと思っていたが、実は今の社会構造の中で生きているだけで不利益を被ることがあるのだとわかった。
差別は排除(「恋愛感情が無いなんて普通じゃない」という非難)されたり存在を抹消(「まだいい人に出会ってないだけ」と言われカミングアウトを否定される)されたりというコ