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  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,100円 (税込)
    LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説し、性愛や恋愛の「常識」を再考する。

ユーザーレビュー

  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    Posted by ブクログ

    私のマイクロラベルはエーゴセクシャル/リスロマンティック(性的創作物を愛好するけど自分は人間と性的に関わりたくない)だなと思いました。
    マイクロラベルは自分で決めていいし違うなと思ったら変えていいし周りに何か配慮しろというわけでもないところがいいね。自認〇〇みたいな感じかなと思いました。

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    2026年07月06日
  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    Posted by ブクログ

    昨冬のドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』でもアセクシュアルの人物が登場した。これがこの言葉との初めての出会いで、その後頭の片隅で気になっていたところ本書と巡り合うことができた。

    前半はAro/Aceの歴史や定量的な調査の内容という具体的な話題が続く。ところが後半はいきなりフーコーの思想に接続し、「セクシャリティの装置」という用語に着眼することで、社会において抑圧されるAro/Aceの実態を照らし出していく。

    後半で最重要となるキーワードは「強制的性愛」である。婚姻という社会制度として一般化されている仕組みは、性的な関係が前提とされている。恋愛と性愛の一体化によって、そこから逸脱する性愛を前提としない親密性が社会から見えにくくなり周縁化される。

    さらに踏み込むと、性愛から距離がある立場に対しても社会の視線は冷たい。例えば、それは非モテや独身への風当たりの強さもその一つだろう。性に対してポジティブである立場が正常と認識される価値観が、知らないうちに内面化されている恐怖を感じる。

    著者は、Aro/Aceは二項対立ではなく、スペクトラムであるという。年齢や環境で自認が変化する可能性を許容している。個人的に、20代のころと30代後半の現在で性に対する価値観や欲求は確かに変化しているという実感がある。この感覚を受け入れることも広い意味で「強制的性愛」に囚われない価値観の発芽であると思いたい。

    本書が取り扱う内容は射程が広い。ジェンダーや人種、メディアとAro/Aceとの関連性まで論考は及ぶ。その根底にある「強制的性愛」を前提とした構造に対する問題意識に触れる体験は、ちょうど性愛との距離に違和感を覚えている今の自分の感覚を見つめなおす良い機会となった。私の視野を間違いなく広げてくれた一冊である。

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    2026年06月30日
  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    Posted by ブクログ

    アセクシュアル アロマンティック入門と銘打ちつつ、非常に網羅的にクィアの概念や歴史を読み解く良書
    アセクシュアル アロマンティックについて考えるということは、アローセクシュアル アローロマンティックについて考えるということであり、社会において「普通」とされている恋愛規範を紐解いていく

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    2026年05月02日
  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    Posted by ブクログ

    縁あってこの本を読もうという気持ちになったのだが、その巡り合わせにまずは心から感謝したい。自分の愚かさしかり、どうしようもなく差別的な思考枠組みに支配されていた(いる)と気づかされた。私はおそらくアローかつセ・リーグとパ・リーグの区分を実感しない女だけれど、それでも当たり前にこの世界の誰も傷つけたくないし、文字通り誰も傷ついてほしくない。ただそれだけのことなのに、どうしてこんなに難しいんだろうか。私たちは幸せになれるんだろうか。幸せってなんなんだ。とまれ、有意義な本だったのでとてもオススメです。

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    2025年11月16日
  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

    Posted by ブクログ

    新書の中ではかなり満足度高め。アロマンテイックやアセクシャルについて基本的なところをおさえられるのは勿論だが、フーコーの基本的な解説などもあり、セクシュアリティ論入門としても◎。
    マスタべーションが必ずしも性的な動機から行われなかったり、アセクシャルの人が性的なコンテンツを摂取する際、アトラクション映画的な楽しみ方をしていたり、自分にも部分的に当てはまるところがあり、クィアな欲望のあり方の普遍性を感じた。
    また、アセクシャルやアロマンテイックの人が被る認識的不正義は他の問題にも敷衍されうるし、腐女子やSM愛好家のあり方も見直せそう。

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    2025年10月22日

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