本書を読まずして日本のサッカーを語ることなかれ! 1996年夏のアトランタ。28年ぶりに五輪出場を果たしたサッカー日本代表は、ブラジル戦での奇跡的な勝利で世界中を沸かせた。だが、躍進の陰で矛盾と亀裂を抱えたチームは、続くナイジェリア戦のハーフタイムで、ついに崩壊する。安易な喝采と批判を容赦なくあびせ、日々消費される報道からはけっして見えてこない監督、選手たちの葛藤を、深い愛情と洞察力によって肉迫した、スポーツ・ドキュメンタリーの新しい金字塔。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
金子達仁の本で、初めて読んだ本。
そして、もの凄く衝撃を受けた本。
現場では、こんなことが起きていたのか。
と誰もが思うであろう。
情報収集力もさることながら、生々しい文体にも入り込んでしまう。
この本を読んだからか、私はどうしても、ヒデにはコミュニケーション能力がない、という先入観を持ってし...続きを読む