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出会いほど素敵な瞬間はない! 高校三年生の伊達公子に出会って、無気力な編集者だった僕は、スポーツライターに転身した。それから十年。中田英寿に出会い、武豊に出会い、有名無名さまざまな出会いを経験した。ときに怯え、二日酔いに苦しみ、ワールドカップの取材にあえぎ、阪神タイガースに救いを求めつつ──日本がどうやったら勝てるか、心底からの気持ちを文字にし続けたら、気がつくと今の僕があった。金子達仁が新境地をひらく瞬間に立ち会える記念碑的エッセイ集。
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Posted by ブクログ
金子達仁の観点が好き。文章が適度に脱力して飽きることがない。 様々なカテゴリーで活躍している人の話は、必ず、感心する部分がある。それは、本当にそうなのかもしれないし、その人たちの功績が説得力を生むものもあるのだろう。
その人となりがでる文章が好き。 事実を事実のまま書きっぱなしだったり、批評めいたものじゃなくその人が感じたものを書いてある本がジャンル問わずいいな。
辛口のサッカー批評で有名な、金子達仁氏のエッセイ集。 サッカーだけでなく、競馬やスケート、そして野球(金子氏は熱狂的なトラキチだそうだ)について熱く語っている。氏の意見はちょっと偏向的なところがあり、時折違和感を感じるのだけれど、基本的に「熱い」メッセージに満ちているので、どのエッセイも読んでいて...続きを読む元気が出る。(特に「モンスターレフティ、小倉隆史」へエールを送った「忘れられない彼」を読んだ時は目頭が熱くなった。) また、単なるサッカージャンキーだった氏が、スポーツライターとして他のスポーツにも興味をもち、取材することによって、今までの自身では考えられなかった角度からサッカーを観ることができるようになっていく様が、読んでいて感じられる。(ある意味金子氏の成長日記でもあったりするのかな。) 98年のフランスW杯から2000年のシドニー五輪の頃までがカバーされているので、内容的には決して新しくはない。しかし、30~40代の人なら、かなり楽しく読めるのではないかと思う。
サッカーコラムをイメージしていた金子さんですが、違うジャンルの記事を書かれています。まぁスポーツライターなのだから当たり前なのだが新鮮だった。馳大先生とG球団の話は面白いね。
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