森合正範の作品一覧
「森合正範」の「vs.井上尚弥 怪物に出会った日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「森合正範」の「vs.井上尚弥 怪物に出会った日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「モンスター」に敗れたボクサーの背景や、彼らが試合中に感じていたことを緻密に描くスポーツノンフィクションの傑作。各章を読み終わった後に試合映像を見返すという楽しみ方もできた。
印象に残っているのは、ほとんどの相手が井上の強さを素直に認め、その活躍を今も見守り応援していると言った言葉を発していること。
敗者の想いや人生まで背負ってモンスターはこの先どんな夢を見せてくれるんだろう。
それにしても、その夢は井上尚弥という存在が現れなければ、日本人にとっては本当に夢物語、漫画でも書かないような物語だったんだよなぁ。
いちボクシングファンとしてこの時代に生きていることを本当に感謝している。
Posted by ブクログ
単行本の時から読みたかった本ですがもう文庫になっていたのでそちらから。文庫版書き下ろしの第12章と文庫オリジナルのエピローグがスポーツドキュメントとしての物語性を分厚くしていると思います。そもそもは「怪物に敗れた男たち」という佐野友樹と河野公平についての「現代ビジネス」の原稿から始まっている取材です。ちょうど今、高校野球夏の甲子園大会が盛り上がっていますが、その大会のことを阿久悠が、ただ優勝校以外のすべての球児たちにすべて敗北という体験をつくるイベントだ、みたいなことを言った記憶があります。本書を読みながら敗北という物語の深さに引き込まれました。モンスター井上尚弥の強さを言語化するために敗れた