森合正範のレビュー一覧

  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    ボクサー井上尚弥と戦って敗れたボクサーへのインタビュー。文章の書き方がとても良く、読んでいて気持ち良く、臨場感が伝わってくる。こんな文章を書けたらいいなと思うほど、書き方も秀逸でした。
    気持ちを込めて取材したことがすごく感じられました。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    井上はじめ、好きなボクサーがいっぱい出てきて、どんどん読み進めてしまう。
    敗者にこれだけ雄弁に語らせる、やっぱり井上というボクサーはすごいな。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    敗者が語る井上尚弥の強さ。
    自分もやはり井上尚弥のファンだが、敗者の言葉を通して感じる井上尚弥像は、井上尚弥自身の感情が分からない分、より恐ろしさを感じ、また敗者の試合に至る迄の道程や環境など、様々な事を知り、敗者に感情移入してしまい、この本を読んでいる間は井上尚弥に対して、今までにない感情が湧いて...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    ボクシング、正確には格闘技全般好きです。ノンフィクション、ドキュメンタリーも大好き。文章、映像どちらも、です。なのでこの本、怪物に出会った日は、好みど真ん中でした! 週末に少しずつ読み進め、先ほど読み終えました。438ページからなる大作で、取材に要した期間は5年とのこと。井上尚弥選手と拳を交えたこと...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
     主人公もしくは勝者を際立たせるために、その敗者を取材するのはスポーツノンフィクションの常套手段であると思いますが、かなりの取材をしたことが行間から伝わってきます。試合の描写は何度も映像を見返し、一発一発のパンチの意図を取材対象者に尋ねたのでしょう。とても臨場感がありました。そして何よりもボクサー、...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    ≪だが、佐野と交流していくうち、もう一つテーマができた。あのグローブの重み、敗者の汗が染みこんでいく物語を書きたい。井上戦に至るまで、佐野が歩んできた道のりを──。≫

    「足の使い方もそうなんですけど、全部が〇・五秒くらい速いんです。例えば、普通なら『ワン・ツー』とワンとツーの間に『・』が入るじゃな...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    「カッコいいな〜」
    24年初っ端からベスト本、というかベストバウトに出会ってしまった。
    井上尚弥の強さの一端にでも触れられるかと思っていたが、敗者列伝のようなそれぞれのストーリー、矜持が、染みるわ!刺さるわ!最高だった。
    それぞれの章を読む毎に、井上尚弥との試合を全て見直してみた。「あっ!このパンチ...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    好評で久しぶりにスポーツノンフィクションを読む気にさせた一冊。 4団体統一戦を前にしたタイミングを狙っただけの本ではない。井上尚弥の凄さと同時に対戦相手(敗者)の生き様にもスポットを当てた内容は、負けの美学を描いた昭和の名著「敗れざる者たち」(沢木耕太郎著)を彷彿させる。井上戦に人生を懸けた佐野友樹...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    ボクシングをやったことがない人間がこれだけ楽しめるんだから、ボクシングをやったことがある人が読んだら、気絶してしまうのではないだろうか。
    それにしても、YouTubeで過去の試合が簡単に見られる時代で良かった。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    一章の佐野友樹に尽きる。読んでて涙出てきた。
    今年読んだ本の中でベスト。
    ナルバエスジュニア、井上まで辿り着いて欲しいな。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    怪物に果敢に挑んだ者たちの視点で語り直されることで、より明確に浮き彫りになる天井知らずの井上尚弥の強さ。彼をリアルタイムで追えることに改めて感謝したくなるし、本書を通してはっきりと「敗者」の見え方も変わってくると感じた。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    【怪物に出会った日】
    知人が貸してくれて読書に至った。
    ノンフィクション久々。

    田口選手の話しの中で井上選手と闘わなけば更に上にはいってはいないというエピソードが特に印象的でした。

    井上尚弥から逃げるぐらいなら、
    ボクシングやってる意味がないと、
    熱いものを感じました。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    井上尚弥は日本が生んだ最高のボクサーである。26戦全勝、23KO勝ち。4階級での世界王者。パウンド・フォー・パウンドという全階級で最も強いボクサーが誰かを評価・格付けする仕組みにおいて、日本人で初めて1位を獲得、すなわち、階級を問わずに世界で最も強いボクサーとして認定された選手である。
    筆者の森合正...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    日本ボクシング界の至宝、井上尚弥。本人ではなく敗者への丁寧な取材を重ねることで、その凄さをあぶり出している。敗者にさえも戦ったことを誇りに思わせることに井上尚弥の特別感がよく現れている。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    「井上尚弥」っていう名前と、「WBC」くらいしかわからないレベルで読んでたけど、漫画の主人公みたいに感じました。
    勝った人のインタビューではなくて、負けた人に聞いていくのは、当たり前かもしれないけどより強さを感じて、世界チャンピオンにもなっている強い選手が、「パンチが強い」って褒める。どんなに強いん...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    2023年12月26日を前にして読んでおきたかった。かなりの読み応えだけど一気に読んだ。読んでいても背筋に冷や汗を感じるレベル。面白かった。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    【感想】
    対オマール・ナルバエス(WBOスーパーフライ級チャンピオン)、2ラウンド3分1秒KO。対ファン・カルロス・パヤノ(元WBA世界バンタム級スーパー王者)、1ラウンド1分10秒KO。対ノニト・ドネア(世界5階級制覇王者)、2ラウンド1分24秒TKO。

    圧倒的だ。同格ないしは格上を相手にしても...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    勝利者視点で華やかさが注目されがちなボクシングの世界で、敗者の視点が中心にまとめられているので、斬新な気がした。
    “なぜか勝者よりも、重く感じた敗者のグローブ”という部分が印象に残った。
    インタビューを受けた人達が、敗戦をポジティブに捉えているところが、とても好感を持てた。
    井上尚弥の試合の映像は何...続きを読む
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    無我夢中になった。
    直接、井上尚弥と対峙し敗者側の視点から井上の強さを分析するので、斬新で面白かった。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    井上尚弥のボクシングの強さを様々な人へのインタビューをもとに客観的に分析した本。

    ボクサーとしての強くなりたいという願望と家族を支えるという使命と時には葛藤が生まれる。

    井上尚弥のモンスターと言われる強さの具体性がよくわかる。
    ただし、そのルーツや背景はお父様の影響以外はあまり明かされていないの...続きを読む