森合正範のレビュー一覧

  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    面白過ぎました。
    この「井上尚弥に敗れた相手に取材する」
    というカタチは大成功だと思います。
    ボクシングの面白さ、
    ボクサーの凄さ、
    その人の背負っている背景…
    そのドラマを上回っていくモンスター。
    ホントに凄すぎます。漫画です。
    松本大洋の漫画で「ZERO 」
    という漫画があるけど、ホントにその世界。
    モンスターにもいつか終わりはくるはず。
    ここからの井上尚弥にも、
    そして、その取材にも期待したいです。

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    2025年07月31日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    一つの負けがその人の人生を変える過酷なスポーツです。モンスターと対戦したボクサーのその後がとても興味深いものでした。

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    2025年06月05日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    モンスター井上尚弥と闘って、敗れたボクサーたちの人生と、その時リングで起きていたことのすべてが書かれたノンフィクション。文庫化、待ってました。
    著者はこれまで井上尚弥の試合後に書く原稿で、その凄さを伝えられていたのかに自信を持てなかったそうだが、いちファンである自分も、ただスゲーなーと思うだけだったものが言語化されていたし、よりスゲーなーと思えた。

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    2025年06月04日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    「モンスター」に敗れたボクサーの背景や、彼らが試合中に感じていたことを緻密に描くスポーツノンフィクションの傑作。各章を読み終わった後に試合映像を見返すという楽しみ方もできた。
    印象に残っているのは、ほとんどの相手が井上の強さを素直に認め、その活躍を今も見守り応援していると言った言葉を発していること。
    敗者の想いや人生まで背負ってモンスターはこの先どんな夢を見せてくれるんだろう。
    それにしても、その夢は井上尚弥という存在が現れなければ、日本人にとっては本当に夢物語、漫画でも書かないような物語だったんだよなぁ。
    いちボクシングファンとしてこの時代に生きていることを本当に感謝している。

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    2025年06月03日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    単行本の時から読みたかった本ですがもう文庫になっていたのでそちらから。文庫版書き下ろしの第12章と文庫オリジナルのエピローグがスポーツドキュメントとしての物語性を分厚くしていると思います。そもそもは「怪物に敗れた男たち」という佐野友樹と河野公平についての「現代ビジネス」の原稿から始まっている取材です。ちょうど今、高校野球夏の甲子園大会が盛り上がっていますが、その大会のことを阿久悠が、ただ優勝校以外のすべての球児たちにすべて敗北という体験をつくるイベントだ、みたいなことを言った記憶があります。本書を読みながら敗北という物語の深さに引き込まれました。モンスター井上尚弥の強さを言語化するために敗れた

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    2025年08月19日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    墨滴を落としたかのように澱が滲んでいく ブロッキング・モリーの「Black Friday Rule」が大音量で轟いた ラスト十秒を告げる拍子木が鳴った後は特に手数を出し 井上尚弥よりも強いはずがないんだ。どんな相手と対峙しようと、気持ちは楽だった。あの経験以上の事は無い。対戦相手に対し、萎縮する事無く向かっていける。井上とのスパーリングと、判定までいった日本タイトルマッチが心の支えになっていた 身を以て示す 人間は誘惑に靡、弱い生き物だとパヤノは知っている。だから、ケンジ・ヨコイの講演動画を見て、自らに言い聞かせるのだ。

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    2025年07月25日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    モンスター井上尚弥と対戦し、負けた選手へのインタビュー。試合を見ていて、一発のジャブで戦意喪失しているように感じていた。やっべ、無理。みたいな。あのパンチ、もうもらいたくない、みたいな。それがじっさいそうということがわかり、納得。井上はたぶん常人のレベルを超えてるのに、さらなるトレーニングを積んでいるから怖いのだろう。いったいどこまでゆくのか。誰もが、井上と対戦したことを誇りに思っていた。それで、箔がついて今の仕事につながったりもしていた。

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    2025年07月09日
  • vs.井上尚弥 怪物に出会った日

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    敗者たちの物語に胸が熱くなり、時に涙腺が緩む。ボクシングに疎い私でも、井上尚弥選手が「天才」「怪物」であることは知っている。ボクシング専門のスポーツライターでさえ表現し切れない井上選手の強さ。なんとか敗者の弁からその凄さを言語化しようという試みは、結果的に怪物の「引き立て役」となった者たちの尊く美しい人生に光を当てることとなる。

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    2025年06月09日