マイケル バー=ゾウハーの作品一覧
「マイケル バー=ゾウハー」の「秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948-2014」「モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
【我々の使命は,人々が確実に平穏に生活できるようにすることだ。それは戦略的にも戦術的にも脅威ではないかもしれない--だが,道義的な脅威なのだ】(文中より引用)
建国から今日に到るまで,イスラエルの特殊部隊が実行に移してきた任務の内幕を綴った作品。安全保障のために奮闘した数々の記録と証言が収められています。著者は,スパイ小説の書き手としても名高いマイケル・バー=ゾウハーとイスラエル国営テレビの社長を務めたニシム・ミシャル。訳者は,英米文学の翻訳家として知られる上野元美。原題は,『No Mission Is Impossibe: The Death-Defying Missions of the Israeli Special Forces』。
リスクが残る危険な作戦を前に,イスラエルの特殊部隊と安全保障に携わる政府・軍中枢がどのように思考するかを知ることができる一冊。その思考の流れに賛同するか否かはさておき,そういった考え方を基盤として成り立つ国があるということは知っておいて損はないのではないかと思います。
慣れない固有名詞が多く少し読みづらいですが☆5つ
Posted by ブクログ
[事実は小説よりも危なり]その全貌については知られていないけれど、泣く子も黙るという形容がピッタリとくるほど圧倒的な存在感を誇る、イスラエルの諜報機関「モサド」。彼らが手がけてきた数々の秘密オペレーションの成功、そして失敗を徹底的な調査を基にしてまとめた作品です。作家としても活躍するマイケル・バー・ゾウハーとニシム・ミシェルによる共著作品で本書はベストセラーとなりました。訳者はミステリー作品なども手がけている上野元美。原題は、『Mossad: The Greatest Missions of the Israeli Secret Service』。
スパイ小説顔負けの作戦の数々に驚かされること間違いなし。暗殺をも厭わない任務の数々に、読み終えた後に思わず「尋常じゃないな......」とつぶやいてしまうほど。他方、そのモサドを貫く倫理観(これは場外からイスラエルを眺める人間のもののそれとはまるっきり質が異なるものではないでしょうか)の淵源と強靭さを、本書後半のエチオピアからのユダヤ人救出エピソードに見ることができるように思います。
個人的に本書を読んでいて勉強になったのは、モサドという組織がどのように国家機構の中に位置付けられていて、政策決定プロセスと絡んでいるのかというところ。圧倒的な力を有する機関が人的・組織的にいかにコントロールされているのかという点は、組織運営という点でも参考になる点が多いのではないのかと思います。
〜だれかが殺しにくるのなら――立ちあがって、その男を先に殺せ〜
しかしよく調べたな☆5つ
Posted by ブクログ
モサドの活動記録を綴った短編集である。建国まもない頃から最近2010年頃までの大失敗も含めた21事例を実名を挙げて、誰が決断し、どのように行動したかを具体的に手口を記している。よくまあ執筆出版を許したと思う。20カ国以上でほぼ同時出版もさもありなんと言う内容だ。あの事件はやはりモサドの仕業だったかとも思うが、巻頭の長官やテロリストなど関係者の写真が新旧さまざまに並んでいるのを見ながら本章読むと、現実は小説より奇なりという常套句が浮かんでくる。テロリストやあからさまに敵視する国々に狙われたイスラエルには生き延びるために不可欠な機関だろうが、時には作戦が失敗し要員が死に至ってしまう。それを政府がきちんと原因究明して決してうやむやにしないところがこの国の凄みのひとつだろう。モサドが活躍せざるえをえない辛い現実に終わりは来るのだろうか。