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東日本大震災発災直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部で、医療班の指揮にあたったのはある若き医師だった。通信網の崩壊。ヘリが足りない。燃料も不足。支援物資も届かない。雪が、余震が、無情に襲いかかる。「それでも、被災者を救いたい」。張りつめた緊張と混乱の中で、寝食を忘れ奮闘する九日間を綴る、感動のノンフィクションノベル。
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Posted by ブクログ
2014-21 そろそろあれから3年。 去年、実際に被災地にも行ったけど、あんな悲惨な状況で、何から手をつけていいかもわからない状況で、被災者のために奮闘するのは大変だっただろう。 いつか起こるもしもに備えなきゃね。
東日本大震災から三年目を迎えた。この作品は、あの未曾有の被害をもたらした大災害時に岩手県災害対策本部で一人でも多くの命を救うために奮闘した人々のノンフィクション小説である。 忘れてはいけないあの日の事を今一度、胸に強く刻むためにも、読んでみるべき作品である。 読みながら、当時の事を鮮明に思い出し...続きを読むた。あの時、一番困ったのは情報が途絶えた事だ。デマや噂に踊らされ、何が真実なのか、自分で確かめるしかなかった。そんな時、Twitterを始め、多くの方に助けられた。大災害時に一番必要なものは正確な情報であると思う。 本書にも描かれているように大地震の直後に携帯電話のワンセグで見た宮古が津波に襲われる映像には衝撃を受けた。気仙沼に暮らす義理の両親に連絡を取るも、携帯電話はつながらず、『津波で家に帰れない』というメールが届いた後は音信不通になり、非常に心配したものだ。Googleのパーソンファインダーなどで安否を確認するも全く手掛かりがなく、意を決して、一週間後に車で気仙沼に向かった。気仙沼市内の悲惨な状況に驚いたが、幸い義理の両親は無事だった。しかし、大地震発生時に義理の両親は、本書にも描かれている陸前高田市内で買い物をしていたと聞いて驚いた。津波で落橋した気仙大橋を間一髪で渡り、気仙沼市に向かう途中で目の前に津波が迫り、高台に逃れたとの事だった。 また、いつの日か来るであろう大災害に様々な事を備えておきたい…
東日本大震災が発生した際の岩手県庁災害対策本部での実話。 医療班を指揮した若い医師の葛藤が描かれている。 想定を遥かに越えた災害の脅威。 どんなに頑張っても出来ないことがある。それで救えなかった命。 皆、自分の立場で最善を尽くしたが、立場が違えば伝わらないことも多い。 災害対策の難しさ、辛さがひしひ...続きを読むしと伝わってくる。 2014.10.26
東日本大震災発災直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部で、医療班の指揮にあたったのはある若き医師だった。通信網の崩壊。ヘリが足りない。燃料も不足。支援物資も届かない。雪が、余震が、無情に襲いかかる。「それでも、被災者を救いたい」。張りつめた緊張と混乱の中で、寝食を忘れ奮闘する九日間を綴る、感動のノ...続きを読むンフィクションノベル。
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