作品一覧

  • 新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街
    3.8
    新宿歌舞伎町。銃と麻薬が簡単に買え、世界中から娼婦が集まり、外国人マフィア同士の抗争でひっそりと人間が消える。深夜の街の主人公は、ヤクザにホステス、街娼、密入国者。彼らへの単身取材は難航した。腕時計にナイフがつき立てられ、銃口をつきつけられる危険なインタビュー。麻薬密売人、無国籍売春クラブ、拳銃密売──ついにつかんだ衝撃の事実。闇世界に潜む中国人、コロンビア人、イラン人に肉薄し、警視庁を震撼させた戦慄のハードボイルド・ドキュメント!
  • 新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街
    4.3
    21世紀の歌舞伎町、その勢力図は激変している。台湾、福建、朝鮮族ら海外マフィアの大量流入。日本のヤクザの対立抗争。犯罪は凶暴化・国際化し、市民を巻き込む事件が増えている。44人の焼死者を出した歌舞伎町ビル火災の裏側、300円の手数料で10万円を中国に送れる地下銀行の実態、中国残留孤児への対応不足が生んだ犯罪者集団、中国人のドラッグ揺頭(ヤオトウ)、酒田短大事件の深刻さ……地を這う取材でアンダーグラウンドの現状を明らかにした傑作ルポ!

ユーザーレビュー

  • 新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街

    Posted by ブクログ

    新宿歌舞伎町を舞台にしたルポルタージュの第二弾です。よくここまで関係者に取材できたものだなと言う驚きを隠せません。2000年代初頭の歌舞伎町が舞台ですが、前作からの大きな変貌を感じます。

    この本に描かれている歌舞伎町は2000年代の初めくらいなので、なんとなく雰囲気は読んでいて肌で感じることができました。やっぱりここはカオスの街ですね。よくこんなところで何度も日をまたいでは遊び歩いていたもんだなと、思ったものです。僕は運良く犯罪に巻き込まれたことはなく、こうして駄文を書きたれていますが、この街に蠢いている『住人』たちを見ていると、人間に対する考え方が根底から覆されます。

    個人的には、いい

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    2011年11月13日
  • 新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街

    Posted by ブクログ

    ここに描かれているのは1990年代半ばの新宿歌舞伎町の風俗ですが、この時期は歌舞伎町にとってすさまじい魑魅魍魎が跳梁跋扈したころだったということを改めておもい知らされました。

    この本が書かれていた当時の1990年代半ばの歌舞伎町は本当にヤバい街だったらしく、僕もこの当時の話はいろいろな文献や酒の席でそれとなく聞いたことがあって、あまりの出来事にフィクションだろうと思っていたら、この本を読んでいて、現実にそういうことが起こっていたんだなぁ、ということを目の前に突きつけられたような気がして背筋が寒くなったとことを覚えています。

    このルポルタージュが書かれていた当時の歌舞伎町は福建省からの中国人

    0
    2011年11月11日
  • 新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街

    Posted by ブクログ

    これは本当面白かった!!!やっぱりノンフィクションだけあって全部がリアル。あなたの知らない世界がそこに・・・。何より体当たりで取材をした作者の方に脱帽です。

    0
    2009年10月04日
  • 新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街

    Posted by ブクログ

    「新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街」

    時代が古いし長いけど面白かった!


    この本は、1990年代の闇社会の話です。
    作者は、今話題のセンテンススプリング(週刊文春)から「闇社会についてルポ書かない?」と声をかけられたそうで、
    この本は当時の文春の連載をまとめたノンフィクションもの。

    思っていたよりかなり長くて時間かかりましたよ(ーー;)


    すごい面白いんですけど、いかんせん時代が古すぎた!
    読み始めてすぐ「これ、今のルポはないの?」と悔しくなってしまいました。
    すごく面白いんですけど、20年以上前だから、今の歌舞伎町とは違うんだろうな、という残念感があります。

    ただ、そういう残念感があ

    0
    2016年02月20日
  • 新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街

    Posted by ブクログ

    ノンフィクション。この手の本を読むことはあるが、ルポライターでも、黒社会、所謂アンダーグラウンドを取材する方は命懸けだろうね。
    堅気の人間としては、最早、小説を読んでいるようにしか思えない。

    しかしながら、実際に体を張って取材に取組む姿勢には圧巻としか言いようがない。取材過程で、拳銃を口に突っ込まれたり、注射器で刺されたりと。

    警察の情報を一切頼らず、個人の力のみでよくここまで調べ上げられるものだなと。

    この本が書かれたのが98年。
    暴対法や新宿浄化作戦から、もう10年は経つ。
    高々、五百メートル四方の歌舞伎町に様々な欲が渦巻く。
    誰しも、飯は食べに行くし、買い物もしてる。
    ただ、そのす

    0
    2015年11月19日

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