ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち

ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち

935円 (税込)

4pt

生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、一人の若者。その出会いを原点に、沖縄の若者たちをめぐる調査は始まった。暴走族のパシリとなり、建設現場で一緒に働き、キャバクラに行く。建設業や性風俗業、ヤミ仕事で働く若者たちの話を聞き、ときに聞いてもらう。彼らとつき合う10年超の調査から、苛酷な社会の姿が見えてくる──。補論を付した、増補文庫版。

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ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「なぜもっと普通にこうしないのだろう」という感覚が、やはり自分の中に傲慢に生まれるように感じる。そういうことを再確認することは、自分にとって大事に思う。
    その日暮らし的に「しーじゃとうっとぅ(先輩と後輩)」のしがらみの中でどうにかこうにか生きている沖縄のヤンキー上がりの人々。その価値観や感覚をリアル

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    打越正行「ヤンキーと地元」中学くらいのときの先輩後輩の上下関係に一生固定される人生でその狭い人間関係やコミュニティから脱出するには地元を捨てるしかないのか‥札幌みたいに人間関係が淡白な土地で育つと東京でさえもウエットでベタベタしてると感じてうんざりするときあるからこれ当事者たちはほんとうに大変だろな

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    沖縄の、男性の若者たちが置かれている状況について、内側から描かれています。

    「パシリ」として内部観察者となる筆者の調査は圧倒的で、読みながら、ヒリヒリしました。
    若者たちの行動が、言葉が、突き刺さるように読んでいる私に食い込んできて、苦しくなるほどの臨場感がありました。

    読み進めるのが苦しくて、

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    ものすごいエネルギー
    貧困、暴力、排除、分断
    生活の実態と、それを歴史と構造に結びつけて分析すること

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    本編を読み終わったあとに読む、補論と岸さんの解説がめちゃくちゃ良かった。
    「つかえる部外者」ではなく「つかえない内部関係者」であるパシリに本当になり、本書を書き上げた著者に感服。

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    抜群の面白さ。改造バイクで走り回っている彼らは何なのか、どうしてそんなことになってるのかと、自分には想像できない世界を余すことなく見せてくれる。風俗店の章は切なかった。十年一昔というし、今はどうなっているんだろうか。

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    特定の地域あるいは社会的集団の文化や行動あるいは内部の構造を明らかにするため、潜入、同化、並走して、できるだけナマの姿を取材・記述する。これを参与観察というそうだが、まずもって熱意と胆力がないとできないし、参与の過程で自分自身の本音の価値観や思考様式が色濃く立ってしまうような人には無理だろう。意味の

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    社会学者が自ら暴走族のパシリになって参与観察するという、読まずにはいられない本。
    希望が持てないような働き方を強いられている人たちが、日々何を考え、感じて生きているのか、
    普通のインタビューでは得られないリアルな現実が刺さった。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    内容について文句はないが、解説の「打越正行と上間陽子はかならず一緒に読まれるべきである」という言葉を本人の口から聞きたかったなと思う

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    暴力団に興味があり、暴力団加入要因における調査で焦点の当てられる非行少年に関係する本だと思って手に取った。沖縄の方言は馴染みがなく、注釈があっても何度も読み返して時間がかかったが、読んでよかった。これだけの労力をかけて手にした著者のリアリティを、私たちがいとも簡単に享受できることに、感謝どころか少々

    0
    2025年06月27日

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