ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、一人の若者。その出会いを原点に、沖縄の若者たちをめぐる調査は始まった。暴走族のパシリとなり、建設現場で一緒に働き、キャバクラに行く。建設業や性風俗業、ヤミ仕事で働く若者たちの話を聞き、ときに聞いてもらう。彼らとつき合う10年超の調査から、苛酷な社会の姿が見えてくる──。補論を付した、増補文庫版。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
建設会社での先輩からの暴力が日常になっている沖縄の閉鎖的な環境が印象的だった。 沖縄というのは、私が考えているよりも、暴力が当たり前の世界で生きづらい人も沢山いるだろうと思った。そういう世界から抜け出したくて、上京する人も多いだろうと感じた。
いやぁ、すごい。こんなこと、真似できるはずがない。 本当に若者たちの現状を知りたい、その思いがあるからできたこと。 だからこそ、聞けた話があるのだと思う。 私は、普通の家庭で生まれ、今まで過ごしてこれた。当たり前に学校に行き、当たり前に将来を考え、今に至る。 でもこの著書に出てきた若者にとっては、そ...続きを読むうでない。 沖縄は、非正規雇用が多く、賃金も安い。離島であり、物流のコストも高く物価高につながっている。米軍基地の使用もあり、経済発展が自由にしづらい状況。そのような中で生活をしていくことで、学校にも行かず、若年での結婚妊娠出産、そして離婚という経験を多くの人がしているため、教育を受けることもできず、労働につながらない。 この本で本当に生の声を届けてくれた。考えさせられる1冊であった。
当時のリアルな生活史ではあるが、沖縄の友人と話すと現状は古くなってしまっている印象。 肝はそこではなく、参与観察の手法や工夫においては、会社組織の形成、醸造にも活かせる部分もあると感じた。
「なぜもっと普通にこうしないのだろう」という感覚が、やはり自分の中に傲慢に生まれるように感じる。そういうことを再確認することは、自分にとって大事に思う。 その日暮らし的に「しーじゃとうっとぅ(先輩と後輩)」のしがらみの中でどうにかこうにか生きている沖縄のヤンキー上がりの人々。その価値観や感覚をリアル...続きを読むに感じることができる。とはいえ、知った気になってしまうことは何よりも危ない気もする。 「うっとぅとしーじゃと地元」の構造を質的調査から解き明かした、というメタな評価をする自分もありつつ、それで終わってしまうことの傲慢さも感じる。じゃあそのリアルを自分はどう受け取って考え行動するのか、ということを、ほったらかしてはいけないようにも思う。様々な生活史をある種自分の中に住まわせるような、そんな懐の深いというか、空き空間のある自分でいたいなと思う。
打越正行「ヤンキーと地元」中学くらいのときの先輩後輩の上下関係に一生固定される人生でその狭い人間関係やコミュニティから脱出するには地元を捨てるしかないのか‥札幌みたいに人間関係が淡白な土地で育つと東京でさえもウエットでベタベタしてると感じてうんざりするときあるからこれ当事者たちはほんとうに大変だろな...続きを読む こういうの読むと生活拠点としての地方都市は札幌以外考えられないなとつくづく思う
暴走族や鳶職という男性社会のパシリとして参与観察し続けた打越先生。あとがきで「ホモソーシャルなつながりで展開されるコミュニケーションの蓄積」を迷いつつ貫いて調査(生活)したことが記されている。明確な暴力や差別や法律違反に留意した上で、社会学者としての冷静な判断も持ち合わせる。峰の上を進むような不安定...続きを読むさが読後感として残るのはそうした先生のスタンスにもよるのだろう。 社会学的な考えがいち生活者にも必要な視点だと感じた。他者に深く入り込むことは誰もが真似すべきだとも思えない。ただ参与観察は自分の周囲で可能なのではないか。自身はその場の当事者なのだから。21世紀初頭の日本に住む市井の人間として観察しつつ生き、それを記録すること。すべての人の『生活史』となるのだ、と打越先生に教えられた気がする。
沖縄の、男性の若者たちが置かれている状況について、内側から描かれています。 「パシリ」として内部観察者となる筆者の調査は圧倒的で、読みながら、ヒリヒリしました。 若者たちの行動が、言葉が、突き刺さるように読んでいる私に食い込んできて、苦しくなるほどの臨場感がありました。 読み進めるのが苦しくて、...続きを読むけれどその先を見たくて、たどり着いたあとがき、補講、解説を読み、さらに深く、鮮明に、本書の内容が浮かび上がってきました。 暴力、支配、抑圧、その向こう側にある大きな強い力。 社会構造の影響を受けた闇の深さを知るには十分すぎるほどでした。
ものすごいエネルギー 貧困、暴力、排除、分断 生活の実態と、それを歴史と構造に結びつけて分析すること
本編を読み終わったあとに読む、補論と岸さんの解説がめちゃくちゃ良かった。 「つかえる部外者」ではなく「つかえない内部関係者」であるパシリに本当になり、本書を書き上げた著者に感服。
抜群の面白さ。改造バイクで走り回っている彼らは何なのか、どうしてそんなことになってるのかと、自分には想像できない世界を余すことなく見せてくれる。風俗店の章は切なかった。十年一昔というし、今はどうなっているんだろうか。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち
新刊情報をお知らせします。
打越正行
フォロー機能について
「ちくま文庫」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
沖縄社会論 ――周縁と暴力
「打越正行」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち ページトップヘ