一坂太郎の作品一覧
「一坂太郎」の「高杉晋作の手紙」「わが夫 坂本龍馬」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
幕末から明治、暗殺という視点から見つめ直した日本史。
幕末から昭和の戦前までの日本史は暗殺の歴史といえるだろう。本書は明治期までだが、実に多くの人材が暗殺で失われている。「言路洞開」、言論の道が開かれていない時代にはテロはやむを得ない手段だったのかもしれないが、どうも腑に落ちない。テロリストを礼賛する隣国のような狂信的な態度はどうかと。
暗殺に関する評価の変化が本書では面白い(第6章正しい暗殺、正しくない暗殺)。井伊直弼を顕彰し横浜に銅像を建てる旧幕臣。一方で桜田烈士50年祭を挙行する新政府寄りの立場。その翌月に大逆事件が起こるという皮肉。
暗殺という手段に違和感を覚えるのは、今の日本が