大鹿靖明の作品一覧
「大鹿靖明」の「堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産」「金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大鹿靖明」の「堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産」「金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学政治経済学部政治学科卒。『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』で第34回講談社ノンフィクション賞受賞。その他に『ヒルズ黙示録…検証・ライブドア』、『堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産』などを手がける。
Posted by ブクログ
日本の産業のトップを走ってきた東芝
先日、その東芝が上場廃止した。
この本は東芝王国が崩れていく内部を描いたルポ
東芝の悲劇は「模倣の西室、無能の岡村、野望の西田、無謀の佐々木」と評された4人のトップの起こしたまさに”人災”。
「バイセル取引」と粉飾決算
名誉と権力にこだわったトップ
「おれがおれが」の手柄自慢
プライドが高く間違いを決して認めないトップ
そして時代を見ることができなかった原発推進
結局、東芝は半導体、メディカルとこれから伸びゆくものを切り売り。で、社運を賭けたのがWHの原発事業って…。(のちにWHは倒産するんだけどね…)
東日本大震災の時の原発事故で原発よりも他のク
Posted by ブクログ
東日本大震災当時の福島原発に関わる当時の状況が伝わる。現場で指揮しながら命掛けでメルトダウンを食い止めようとしていた東京電力の職員がいる一方で全く役に立つ事もなく、責任逃ればかり考える役員連中、そしてその後の銀行や政府、マスコミの対応に、今の日本がどれ程堕落しているのか、そして、あれから数年たった今、また核廃棄物無問題で揺れている状況を見た時に、喉元過ぎれば…と言われるような事態になっている事を考えると、また同じ過ちが繰り返されていく事を懸念する。本自体は、あまりに長く難しいので途中でやめてしまったが、過去の出来事にしっかり触れていく事は大事だなと改めて感じた。
Posted by ブクログ
★絶対的な取材量と熱量★新聞や雑誌、テレビの記者がすべてジャーナリズムなのかはもともと疑問がある。単なるライターであり、そこにジャーナリスト精神を常に求めるのは違っている気がする。とはいえ優れたノンフィクションの裏側には圧倒的な思いと取材量があることが、各人の飄々としたインタビューから伝わってくる。
長谷川幸洋氏(東京新聞論説副主幹)が、高橋洋一氏らネタ元が自分で文章を書くようになったとき、政策ではなくジャーナリズムについて書かないと勝負できないと判断したというのは興味深い。論説委員は報道とは異なり、相手が提起していない議論を自分で提起できるかが重要、というのはなるほど。取材先のアジェンダで
Posted by ブクログ
原子力発電所の危機管理能力は日本に不在
結局「米国頼り」独立国のレベルではない(148)
これで原子力発電が国策とはおこがましい
無責任極まりない
莫大な国家予算をつぎ込み、原子力の権威・権勢をほしいままにしてきた「専門家」の誰1人責任を取ろうとしない
1945年の敗戦と全く変わらない構図
いま「コロナ」でも同じことが繰り返されようとしている
日本国内の「専門家」というガラパゴスでしか通用しない「専門性」を振りかざして権威を見せかけて済むのは平時だけ。非常時・戦時に求められる「危機対応力」は皆無。
そのお粗末さを見せつけられ、最後の帳尻は国民に。
説明責任が皆無
何かを隠しているか、判断