洞窟オジさん

洞窟オジさん

693円 (税込)

3pt

人生のほとんどを洞窟で過ごした男の物語。

加村一馬、昭和21年8月31日生まれ。群馬県大間々町(現:さくら市)出身。68才。
昭和35年、当時13才だった少年は「両親から逃げたくて」愛犬シロを連れて家出した。以来、彼はたったひとりで誰にも知られることなく、足尾鉱山の洞窟、富士の樹海などの山野で暮らし、イノシシやシカ、ヘビにネズミ、コウモリ、野ウサギなどを食らい命をつないできた。発見された時、少年は57才になっていた--
2004年5月に刊行され、大きな話題を呼んだ『洞窟オジさん 荒野の43年』(小社刊)。あれから11年、社会復帰を果たした「オジさん」は、群馬県の障害者支援施設に住み込みで働いていた(2015年9月発表作品)。彼はなぜそこで生きることになったのか。そして、「自分のため」ではなく「他人のため」に生きる喜びを知った「オジさん」は何を語るのか。
トラブル続きの集団生活、「天使のような」女性との出会い、ブルーベリー栽培への挑戦、初めての入院生活…。12万字を越える加筆された奇跡の文庫版を電子化!!

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洞窟オジさん のユーザーレビュー

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    購入済み

    加村さんの逞しい生きざま

    QM
    2024年03月11日

    冒頭の虐待や家族からの仕打ち、長いこと相棒だったシロの死な前半は読んでどいて泣きたくなる部分が多かったけど、1つ1つの話が短く、すらすらと読めた。後半は加村さんが色んな人に巡り合って、助け合い信頼しながら生きていく様子が書かれていて心が温かくなった。自分が今どれだけ恵まれた環境にいるか改めて考えさせ...続きを読む

    #アツい #泣ける #感動する

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    Posted by ブクログ 2022年11月20日

    テレビ番組で特集していて興味を持ち購入。
    まあすごい人生です。常識の範囲外。普段の生活であたふたしているのがバカバカしくなる。生きるとは何かを改めて考えさせられる。
    作者は幸せだったのか?そんなことを考えても自分の考えると幸せと全く尺度が違うように思えて何か清々しささえ感じる。

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    Posted by ブクログ 2021年02月03日

    すごい体験をしたすごい人が過去を振り返る内容だった。語り口が面白く当事者も素直そうな良い方なお陰か、苦労したであろう事象も実直に受け止めることができた。

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    Posted by ブクログ 2019年01月20日

    久々にワクワクする本に出会った。

    主人公は13歳の時に家出して、
    約40年間、人を避けながら
    洞窟や山で愛犬シロとサバイバルな生活をした。

    現代のネット社会では実現できない生活。
    そんな事を体験できて、最後は人の温かさに触れる
    人生をおくった『洞窟オジさん』。
    最高に面白かった。

    最後に今後の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月13日

    「洞窟オジさん」というタイトルのこの本を友人から勧められた時、いわゆる「ゆるい系」の話なのかと思った。

    ところが、あらすじを見ると43年もの間世俗を離れ、洞窟でヘビやカエルや猪を獲って暮らしてたという。
    しかも実話だという。

    いわゆるドキュメンタリーなのだろうか…。
    などと思いながら読みだし、読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月07日

    昭和35年、両親の虐待から逃れるため、13歳の加村少年は愛犬シロと家出。そこからはじまったホームレス生活。足尾銅山の洞窟を住処とし、ヘビやトリ、イノシシを食べる。食べ物がなければ、3、4日は食べずに過ごす。富士樹海で死体を見たこともある。人のいることろで山菜や魚を売って現金を手にすることもある。老夫...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    タイトルでは面白い本かと思ってしまいましたが、
    子供の頃に家出して洞窟で生活していたおじさんの話です。
    悲しくて、どこか優しい本。

    私はおじさんに会ったら抱きしめたいと心から思いました。

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    Posted by ブクログ 2021年10月31日

    テレビ番組の『激レアさん』に出演しているのを観て興味をもったまま、しばらく経ってしまった。先日、古本屋で文庫本をみつけたので読んでみた。

     洞窟おじさんの少年期、昭和30年代はまだまだ日本は貧しい時代。兄弟は多く、いつも腹ペコ。ひもじさからついついつまみ食い。それにお父さん激怒! ぶん殴られて、墓...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月23日

    昭和34年13才だった少年は、父親の折檻に耐えきれず家を飛び出し、以来森や洞窟や川べりで43年も暮らした。読む前に私が確かめようと思ったのは4点。
    (1)人間は人との間の交流がなく、生きていけるものなのか?
    (2)人間は文明機器と一切隔絶して生きていけるものなのか?
    (3)長い間で、喜びを感じたもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月27日

    一気に読み切ってしまった。「激レアさん・・・」を見て著者を知りました。中学生くらいの時に家を出たまま一人で生き抜いてこられたまれな人生を覗かせていただいた。何度も窮地に立たされ、都度考え実行する逞しさは今の時代には極めて希薄になっていると思っている。だからこそこの時代に必要な情報だと感じた。

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