杉本鉞子の作品一覧

「杉本鉞子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • [新訳]武士の娘
    江戸時代の武家の師弟に対する教えの厳しさを改めて思いました。
    家名を汚すこと無く人生をおくるための男子・女子を問わない決め事。
    それに理屈無く従うという厳正なルール。会津藩の「什の掟』の最後、「ならぬことはならぬ」を思いました。
    越後長岡藩は、徳川の三河以来の家来、牧野家であったということは、司馬遼...続きを読む
  • [新訳]武士の娘
    幕末の長岡藩と言えば河合継之助が有名だけれど、筆頭家老の稲垣家に生まれたお嬢さまが著者、杉本鉞(えつ)子だ。
    最も彼女が生まれたのは維新の後だけれど。

    しかし、戊辰戦争を捕虜としてではあるけれども武士として生き抜いた父と、万事に控えめで奥ゆかしいが芯の強さを持った母、武家の教示を最後まで持ち続け...続きを読む
  • 武士の娘
    明治期にアメリカへ渡った一人の女性の手記。異国に暮らすことで、かえって日本という国を考え、見返すようになったとの記述がある。日米両国の良さ、特徴を鋭く捉える感性は非常にスマートで、文章もみずみずしい。著者の生き抜く力、賢さを感じる。
    (2019.2)
  • [新訳]武士の娘
    今の世の中、合理的が先行して意味なんか考える事もないけど全ての日常の行為に理由があり、えつ子はアメリカ人からの質問に当たり前にこたえます。 えつ子が飼い犬が弱って震えているのを見かねて自分の布団をかけたところ、分不相応な事をすると死後不幸になると母から叱られる話は現代では受け入れがたいものなのでしょ...続きを読む
  • 武士の娘
    女優杏さんの『杏のふむふむ』で、この本に触れられており、興味を持って、購入。

    読んでいて、とても新鮮だった、

    幕末の武家の精神、教養の高さが出ており、また、躾の厳しさとそれに答える幼い作者の人格も素晴らしい。

    ひとつひとつの文章が、読者に何か語りかけているようで、目の前に、作者がいるようで、あ...続きを読む

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