杉本鉞子のレビュー一覧

  • [新訳]武士の娘

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    江戸時代の武家の師弟に対する教えの厳しさを改めて思いました。
    家名を汚すこと無く人生をおくるための男子・女子を問わない決め事。
    それに理屈無く従うという厳正なルール。会津藩の「什の掟』の最後、「ならぬことはならぬ」を思いました。
    越後長岡藩は、徳川の三河以来の家来、牧野家であったということは、司馬遼太郎の「峠」で知っていました。
    河井継之助と反駁した筆頭家老の娘さんであったということです。
    平時であれば、依然として筆頭家老の家筋であることは、徳川家康からいただい由緒あるもののくだりが出てきていました。
    そういう家系の武士の娘に対する教育、とにかく一貫しています。
    だから、激動の時代、数奇な運命

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    2023年02月13日
  • [新訳]武士の娘

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    ネタバレ

    幕末の長岡藩と言えば河合継之助が有名だけれど、筆頭家老の稲垣家に生まれたお嬢さまが著者、杉本鉞(えつ)子だ。
    最も彼女が生まれたのは維新の後だけれど。

    しかし、戊辰戦争を捕虜としてではあるけれども武士として生き抜いた父と、万事に控えめで奥ゆかしいが芯の強さを持った母、武家の教示を最後まで持ち続けて祖母などに育てられた少女は、雪深い長岡でのびのびと少女時代を過ごし、武士の娘としてのたしなみと、変わりゆく世界への興味と、神仏や祖先への畏敬の念を持って成長していく。

    一度もあったことのない男性と結婚するのは、当時の女性には当たり前のことだったが、当たり前でないのは相手がアメリカ在住の日本人で

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    2019年06月28日
  • [新訳]武士の娘

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    ネタバレ

    今の世の中、合理的が先行して意味なんか考える事もないけど全ての日常の行為に理由があり、えつ子はアメリカ人からの質問に当たり前にこたえます。 えつ子が飼い犬が弱って震えているのを見かねて自分の布団をかけたところ、分不相応な事をすると死後不幸になると母から叱られる話は現代では受け入れがたいものなのでしょうが素敵なエピソードです。今は亡き江戸時代の文明ですので、そのような生活は望むべくも無理ですが、その精神の少しのエッセンスでも見習いたいと思いました

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    2018年05月19日
  • [新訳]武士の娘

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    このJK感じ悪くね?と、私の中に潜む(十年以上昔の)JKが囁いていましたが、当時を知る資料としてはとても興味深かったです。

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    2016年08月19日