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Posted by ブクログ 2021年06月22日
千駄木時代の漱石とその周りの人々、そしてその地域、その時代にまつわる諸々の逸話ともりだくさんで興味深く、至福の読書だった。家族に対する暴君ぶりと打って変わって、弟子たちに対する細やかな優しさが印象的。千駄木を離れて作家一本でやっていくようになってからは執筆活動に追われ、弟子への手紙も業務連絡的なもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月01日
千駄木時代の漱石、というと、ロンドン留学後、『吾輩は猫である』や、『坊ちやん』、『野分』を書いたころらしい。
千駄木のその家は、鴎外兄弟も住んだ家だという。
ということは、今は明治村にあるあの家ということか?
さすがの森まゆみさんで、明治のころの街の様子、借家事情、経済生活など、細部まで調査され...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月04日
国費での英国留学から帰った漱石は、一旦、妻の実家に身を寄せた後、千駄木の借家に移る。
そこは、十年ほど前には森鴎外も住んだことのある家だった。
その、「千駄木の家」で、『吾輩は猫である』『坊ちゃん』が執筆され、漱石は人気作家となった。
少し前に、『硝子戸の中』を読んだ。
漱石の最後のエッセイだが、...続きを読む
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