聞き書き・関東大震災

聞き書き・関東大震災

2,200円 (税込)

11pt

4.0

〈 100年前の9月1日、町は大きく揺れた 〉
そこに暮らす人びとは、どのように生き延び、記憶したのか。
人びとの声と文学者などの日記から振り返る関東大震災。

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〈 1923年に起きた関東大震災から100年 〉
著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多く残っていた。
それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を紐解き、関東大震災を振り返る。

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「災害は忘れた頃にやってくる」── 寺田寅彦

「東京の火災いよいよ猛に、一望大いなる熔鉱炉を見るが如し。田端、日暮里、渡辺町等の人人、路上に椅子を据え畳を敷き、屋外に眠らんとするもの少からず」── 芥川龍之介

* * *

地震の当日、人々はどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。
小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。
そこから何を学ぶことができるのだろうか。

《東京大学名誉教授、元東大地震研究所長の平田直氏のロングインタビュー掲載》

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【目次】
■序言………災害は忘れた頃にやってくる──寺田寅彦
■第1章……一九二三年九月一日
■第2章……一夜が明けて、九月二日
■第3章……本所から神田、浅草など
■第4章……震災に乗じて殺された人びと
■第5章……救援──被災者のために
■第6章……震災で変わった運命
■第7章……帝都復興計画
■第8章……今までの災害に学ぶこと

■正しく怖がり適切に備えるために──東京大学平田直名誉教授に聞く

〈コラム〉
■林芙美子──根津神社の野宿
■藤沢清造──小説家のルポルタージュ
■宮武外骨──『震災画報』でいち早く知らせる
■宮本百合子が二〇代の作家がつづった関東大震災
■永井荷風──江戸と明治の終わり

■あとがき

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聞き書き・関東大震災 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年12月12日

    防災まとめ
    1、いつどこでどんな地震が起きるかは予知できない。
    2、しかしどのくらいの確率で来るかは予測できる。
    3、一つ大きな地震が来たら、連続して地震が起きる可能性がある。
    4、新耐震以降の建物は関東大震災級が来ても壊れないから、すぐに逃げなくてよい。
    5、地震には必ず余震がある。ぐらっときたら...続きを読む

    0

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