笠原敏彦の作品一覧
「笠原敏彦」の「ふしぎなイギリス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「笠原敏彦」の「ふしぎなイギリス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
毎日新聞の特派員として、ロンドンに駐在した経験のある筆者が、自分の体験と照らし合わせながら、イギリスの魅力や現状について解説していくという内容。イギリスの現状についてを主に取り扱っていて、同国について概説的に知るのにはぴったりだと思う。文量はそこそこだが、非常に読みやすく、久々に読書に没頭することのできた一冊だった。
章の間毎に挟まれるコラムもおもしろく、箸休めにうってつけだ。イギリス王室、サッチャー及びブレアの政策、イギリスの現在の政治について知りたい人への入り口として、文句なしに勧められる本だと思う。
ただ一点、発行時期的にEU離脱表明についてまで話が及んでいないところだけが惜しまれる
Posted by ブクログ
イギリスの民族少数派には王室支持者が多い。移民国家イギリスの「国民」の定義は「国王の下に集う人々」であり、反移民を唱える政治勢力が増長しても、政治を超越した国王が少数派のアイデンティティの防波堤になっている。p.41
政治研究所のハドン氏。イギリスの憲政システムは世界で最も古い歴史をもち、長い年月をかけて出来上がった。一旦手直しを始めると、次々と手直しが必要になる。糸をほどき始めると、全てがバラバラになるという不安もある。壊れていないなら、修理するな、ということだ。p.84
イギリス貴族社会では、”ウィリアム征服王とともに渡来”というのが最も誇れる由緒とされる。p.161
アンディ・マリ
Posted by ブクログ
なんでイギリスの王室のあれこれに
日本の報道がこんなに食いつくのだろう、
と思ったことがこの本を読んだきっかけ。
そもそも世界情勢に全く疎いので、
書いてあることに「へえ〜」と感心するばかり。
イギリスの歴代首相のリストを作って、それを片手に読み進めると尚面白い。
特に、サッチャー首相時代、
二人の女性が国を背負っていた事が非常に興味深い。
サッチャー氏の葬儀にも参列した女王、この二人がどんな話をし、どんな関係を築いていたのかは当人同士でしかわからないが、強い女に萌えます。
最後に著者は「クオリティ•オブ•ライフ(生活の質)」に関して述べている。
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