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弱くていいのだ。ダメでいいのだ。ダメだから人に救われるし、救われたら人を救おうと思うのである。
こうしてダメがダメを救っていく。世の中を回しているのはお金じゃなくて「ダメさ」「弱さ」であっていいんじゃないか。
……寄稿 稲垣えみ子
「できない」ままで生きてもいい!
自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。
親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。
何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。
毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。
「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。
障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。
誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。
Posted by ブクログ 2022年08月15日
まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験。木ノ戸昌幸先生の著書。まともや常識なんて独りよがりで傲慢で自分勝手なただの思い込み。独りよがりで傲慢で自分勝手なただの思い込みにしかすぎないのならまともや常識なんて何の価値もない。まともは捨てる。常識も捨てる。独りよがりで傲慢で自分勝手なただの思い...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月15日
今まで、「(周囲の人と同じように)できない」ということで自分自身が苦しみ、周囲からは「(自分たちと同じように)できない」ということで、その「できない」ことを指摘され続けてきた。その期間があまりにも長かったせいか、何をするにも自信がなく、「これならできる」と思ってやり始めたことも、うまく自分から発信...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月16日
「折々のことば」で、この本に寄稿している稲垣えみ子さんの「そう『健常』が『障害』になっているのだ!」との言葉がきっかけで、この本を読んだ。
失敗したっていい、弱くていい、できなくてもいい、ダメだっていい。だって、人間なんだから。
違うものは違う。それでいい。そこで自分が何を感じたのか、何を思った...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月18日
「まとも」であることに神経をすり減らし、「できない」ことに落ち込み、悩み、もがき苦しむ社会のストーリーを多くの人がそれが使命であるかのごとく受け入れているのでは、、と思った。ここ「スウィング」では、「できない」ことにこだわらないだけで不思議と「できる」ことがどんどん増えて行く。会話が生まれ、笑いが生...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月09日
「はじめに」を読んだだけで、力が抜ける、肩の力が抜けるというのか、そんなに普通にしてても力入ってるのかと改めて気づくくらい、ホッとした。身体がゆるんだ。
そしてページをめくると「しんねん」という詩。ホントに「なりたいたいよ」だよと思った。それ以外の詩も全部好き。寄稿されてる稲垣えみ子さんも言っておら...続きを読む
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