無私の日本人

無私の日本人

641円 (税込)

3pt

2016年5月に映画化! 「殿、利息でござる!」の原作。

清廉な生き方を貫いた三人を、歴史の中から掘り起こした感動作。

穀田屋十三郎-伊達藩の貧しい宿場町に生まれた商人。同志をあつめて一家離散を覚悟で大金を集め、それを伊達藩に貸し付けて、その利息で、滅びようとする郷里を救おうと奔走。

中根東里-江戸時代を通じて空前絶後の詩才の持ち主ながら、栄達を求めず、極貧のうちに村儒者として死す。

大田垣蓮月-津藩家老の娘として京都の花街に生まれた絶世の美女。家庭に恵まれず、尼僧として京都郊外に庵をむすび、当代一流の文人墨客と交流。

大ヒット映画「武士の家計簿」に続き、気鋭の歴史家が描く日本人の誇るべき美徳。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

無私の日本人 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    無名の普通の日本人にあった哲学
    こんな無垢な精神を持ち
    我が身の保身や利益ではなく
    地域の人のために全てを投げ出し
    全財産を 家族を失う事になっても
    よしとした市井の人々
    気持ちをグッと掴まれた

    何が無くても私利私欲に走る現代
    お金のある無しで全てを判断する人々
    出世の為に人を貶める人
    そんなこと

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    映画観ていい人ばかりと思って読んだら映画以上にいい人ばかり。これを読むと世のために自分ができることを考えさせる。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    社長に勧められて読んだ本。江戸時代のあまり知られていない3人の生き様は、私のこれまでの生き方、考え方とはまるで違っていた。功績や名誉を求めず、むしろ隠して世のため人のために尽くす姿勢が潔い。そうした人々に焦点を当て、歴史的資料から詳細に事実を掘り起こして書かれたこの作品が素晴らしいと思う。

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    貧しくとも、人のために何かができる。
    貧しくとも、幸せに生きることができる。

    日本人のもつ美徳を、教えていただいた。

    0
    2024年01月24日

    Posted by ブクログ

    涙流さずして読めないような三話でしたが改めて…「この国は豊かになった」のだと思いました。貧しさや悲劇の傍らにある心ある人の心に触れ、心温まる思い出した。何故そこまで他人の為に…自らを犠牲にしてまで…主に忠誠を(この本ではありませんが)誓うことができる? 本作歴史小説ですが、説明がとても丁寧で読みやす

    0
    2023年01月23日

    Posted by ブクログ

    磯田さんの別著作を先に読み、「殿、利息でござる!」を見たあとで本書を読みました。穀田屋十三郎の話は映画の復習の感がありましたが、中根東里、大田垣蓮月の話は、私にとって初めての内容であり、とても心打たれました。藤原正彦の解説に私も同意です。良書です。

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    これは「ボン書店の幻」に匹敵する名著だと思う。

    真の才能に恵まれた人間だからこそ、このような清貧の極限のような思想に至れるのだろうか。

    資本主義の限界が見えてきた今こそ読むべき本かもしれない。

    0
    2021年02月13日

    Posted by ブクログ

    無私の日本人として、穀田屋十三郎、中根桃李、大田垣蓮月の三人が紹介されている。

    前書の「武士の家計簿」が歴史として面白く、一個人の成功譚だったのに対して、本書は、現代・未来への問題提起がある。

    現代は競争経済で、経済成長しているのに、昔ほど皆の生活は良くなっておらず(生きるには十分ですが)、数%

    0
    2021年02月09日

    Posted by ブクログ

    あっぱれな人がたくさん登場します。慈愛に満ちているのか、それともただの怖いもの知らずかは定かではありますが、大変素晴らしい人々です。映画館には思わず何度も足を運びました。本が苦手な方はぜひそちらからでも観賞していただければと思います。

    0
    2019年07月23日

    Posted by ブクログ

    話はもちろんとても感動でき、公のためにこれほど尽くせる人が昔の日本にいたことをとても誇らしく思えた。
    また、江戸時代の価値観(磯田さんは先祖、子孫を最も尊ぶ一種の宗教と呼んだ)も知ることができ勉強になった。

    0
    2019年03月06日

無私の日本人 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

磯田道史 のこれもおすすめ

無私の日本人 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す