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なぜ信長は殺されたのか? 教育パパ家康が子どもたちに学ばせたものは? 江戸時代の教育事情は? 『武士の家計簿』『無私の日本人』など、著書が続々と映画化されている気鋭の歴史家が、広く、深く、日本史を見わたせるような歴史のトピックを厳選。かろやかな語り口を楽しむうちに、いつのまにか日本の歴史のたどり方が身につくエッセイ集。
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Posted by ブクログ
歴史研究者によるエッセイ。扱うテーマが毎回違うが、それだけに読みやすく面白い。一つ一つのテーマを深掘りしても面白いかも。
薄く、短い文章の中に歴史に埋もれがちな大切な話がたっぷりと書かれてある。有名人だけでなく、庶民がどうあったのかや、結婚や離婚はどうだったのか。ものすごく知って得する一冊。
様々な文化が花開いた江戸を中心に、その前後の歴史も交えて綴るエッセイ。興味深い話題がコンパクトにまとめられているのも道理、新聞連載を書籍化したものなのだ。『殿様の通信簿』『武士の家計簿』のプロットとなる話題があり、早速それらを読みたくなった。夏目漱石が出てきた時には、そう言えば漱石も幕末の生まれであ...続きを読むり、その作品には江戸言葉が濃いことを思い出した。
2024.09.30 歴史エッセイとして面白い。 だけど江戸の備忘録はちょっと中身とずれてない? そんなところしか文句つけられない面白い視点を提供してくれる。
お馴染み磯田先生の、楽しんで読みながら歴史の勘どころを押さえる事ができる、江戸雑学集。 家康始め代々の徳川将軍、戦国期から江戸時代にかけての名のある有名武将や大名、幕末期の英雄たちのエピソードも興味深かったが、それ以上にこの時代の社会を支えた名もなき市井の人々の生き方に惹かれた。江戸時代のおじいち...続きを読むゃんと孫の会話、相撲今昔物語、寺子屋事情や江戸の会談集など、可笑しくて何処となくホッとする逸話も満載。 貧しく過酷な生活ではあっても、それぞれの立場で良く働き、正しく生きたこの時代の人々に学ぶところは多い。自分も姿勢を正して「しっかり生きなければ」とあらためて思う。
随筆集というより雑学集に近い。江戸時代に関する話がおもしろく、かつ簡潔明瞭に書かれている。あとがきを見て新聞の連載がもとになっていると知り、納得した。同じくあとがきに「学術的なものを書く場合であっても、誰にでも伝わる達意の文章を心がけたいと思う」とあるが、この本はまさにそれを体現している。
今をときめく歴史学者・磯田道史さんの本。 『武士の家計簿』や『殿、利息でござる!』(そういや羽生結弦くんも出演していた)などの原作を書いた方。 古文書を、まるで新聞を読むようにスラスラ読めるという磯田さんが、古文書から拾い上げた色々な人物のことをわかりやすく紹介してくれている。 この本を読んで...続きを読む良かったのは、東芝の祖になった「からくり儀右衛門」こと田中久重について知れたこと。 9歳で金庫の鍵構造と同じ物を独自に作ったことから始まって、文字書き人形を作り、蒸気機関を作り、蒸気船を作り、アームストロング砲を作り、自転車を作り、通信用電信機を作り……。 こんなレオナルドダヴィンチみたいな天才が幕末の日本にいたのね。知らなかった。 これだけでもこの本を読んだ収穫があった。 他にも、大田垣蓮月(まるでマザーテレサじゃないか)とか、上杉鷹山(今の政治家に見習ってほしい)とか、教科書では習わないような歴史上の人物の興味深い話がたくさん。 「秀吉は権力や財力で何でもできると思っており、稲荷大明神を脅したことさえある」っていう話もツボだった。何ていうおっかないことを……。だから滅びたんじゃないのか。お稲荷さんは怒ると怖いんだぞ。 とりあえず、からくり儀右衛門について書いた本を探そう。
歴史に関する短い随筆がずら~りと。索引付きの親切仕様。 ぱらぱらとめくって、ぽちぽち読むのが楽しい。 だが、短いながらも興味をそそる内容、多し。 江戸時代の左利き、早起きと朝寝坊、長かった披露宴、識字率、 江戸庶民と名字・・・目から鱗の話が多く、愉しかったです。
実は今でも九州は全国平均より子だくさんであり、過去300年日本人に流れる「九州人の血」はどんどん濃くなっているのです 結局信長は他の能力が優れているのに人を信用せず人に信用される能力がなかったため、天下を取れなかったのではないか 家康最大の異才は何が一番大切なのかことなのか物事の優先順位を看破できた...続きを読むことである 政治は国民へのまなざしが大切。政治家が傷をいたわるように国民を見る国そんな国は必ず栄える。逆に政治家が国民をゴミのように無視する国。そんな国は必ず滅ぶ 寺田寅彦は漱石から2つのことを教わったと書いている。自然の美しさを自分の目で発見すること。人間の心の中の真なるものと偽なるものを見分け、そうして真なるものを愛すること。この2つである
朝日新聞の土曜版に連載したものを書籍化したもので、60編のものが纏められている。全て短編なので、要領よく纏められており、読みやすい。 「日本人の識字率」では、日本人の読み書き能力が高いのは「江戸時代の遺産」であると教えられてきたが、どうもそれは怪しいとの事。江戸時代の識字調査はないが、明治の初めに長...続きを読む野県のある地域で行われた調査では、 ・数字も名前も書けない:35% ・出納帳がつけられる:15% ・手紙や証書が書ける:4% ・公文書に差支えない:2% ・新聞論説を理解できる:2% つまり、 自分の名前が書ける程度の識字率は65% 新聞を読んで政治論説が理解できる人は2% ということで、一般の日本人が活字を読んで政治や社会を理解できるようになったのは、ここ百年ほどのことだそうです。 また、その識字率に関する戦国時代のエピソードが面白い。本田作左衛門という奉行が、三河で百姓が守るべきことを書いた高札を三河中に建てたが立てたが少しも守られない。そこで百姓を捕まえてきた時に、奉行はその百姓の顔をじっとみて、その後放免した。そして国中に建てた高札を全部取り換えた。 新しい高札には「○○すると、さくざえもんがきるぞ」とひらがなで分かりやすく書いた。すると犯罪が一気に減ったそうだ。 「よい政(まつりごと)はわかりやすい言葉からと言うことらしい」等々の類のことが満載された一冊で、暇な時の肩の凝らない読書にお勧めです。
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