家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

850円 (税込)

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二百六十五年の平和――その体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった……。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。なぜ、徳川政権は消えてしまったのか? 薩長による明治維新は最後のトドメにすぎない。家康の想定を超えて「誤算」が生じ、徳川政権が滅んでしまったウラ事情をわかりやすく解説! そして、家康が「日本のつくり」に与えた影響とは――。 ●第一章 家康はなぜ、幕藩体制を創ることができたのか ●第二章 江戸時代、誰が「神君の仕組み」を崩したのか ●第三章 幕末、「神君の仕組み」はかくして崩壊した ●第四章 「神君の仕組み」を破壊した人々が創った近代日本とは ●第五章 家康から考える「日本人というもの」

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家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長期にわたる繁栄を可能にした家康の戦略と
    江戸末期にそれが壊れていく過程がよくわかる
    日本人らしさがどこからきてなぜ続いているのかもよくわかる

    0
    2024年06月15日

    Posted by ブクログ

    徳川時代、自らの政権を長く保つ方法を学ぶ。一方で、一つの政権が長くなることで、国としての発展は難しいと思わされた。自らの政権を長引かせたいと思ってしまうが、そのため害されるものがある。このバランスをどう取る、と考えるのが必要。

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    病院に行くときにちょびちょび読んでいたので、前の方は忘れてしまっているなあ。まあ、江戸時代の末期になると、朱子学などによって固定された身分制度や幕府の制度にきしみができ、疑問を持つものも多くなっていき、倒幕へと繋がっていったということだ。いろいろな要素がからんでいて単純ではない。改易制度の緩和、人質

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    変化は必然、人も政治も
    徳川幕府が崩壊した理由が多く語られているが最もな理由は「時代と共に環境が代わり、人が変わることでの弊害をその都度「法の緩和」で乗り越えた。だが多くの緩和策がより平等と自由を求めて動いた」と見る。現代でも「法と規則の緩和と新たな法・規則交付」無くして改革もなく国、国民が前に進む

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    家康、興味深い人物です。
    あんまり好きじゃないけれど。
    お勉強大好きで、歴史からもしっかり学んで、なおかつ信長や秀吉のこともしっかり観察してて…。
    面白みのない優等生?
    なおかつ、今の日本人の考え方は江戸時代にけっこう構築されているんですよね。
    と、悪口ばかりですが、悪口言えるほどしっかり家康さんの

    0
    2024年02月03日

    Posted by ブクログ

    徳川の世がなぜ滅んだかがよくわかる名著。筆者の言う自分が大事とする軸をもつこと、歴史を考える上で「未来の子どもたちの幸せ」に価値を置く観点が大切という考え方に大変共感できる。家康が作った良い方の遺産、正直さや勤勉さ、礼儀正しさ、好奇心の強さ、学びへの熱意、遊ぶ才能など江戸人の持っていた美徳を失わない

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

    歴史学者として活躍する著者が、江戸幕府で作り上げた平和の仕組みがどのように崩壊していったかを紹介した一冊。
    前著「徳川家康 弱者の戦略」の続編として位置付けられているものです。
    戦国時代を終わらせ、平和な時代を築くために徳川家康公は様々な仕組みを作りました。それが時代の変化に対応できず、どのように崩

    0
    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    いつもながら磯田氏の上梓作は読みやすいのに内容が深い。原資料にあたっているので説得力もある。今回は四章までは目新しさはそこまでないが、五章の『家康から考える「日本人というもの」』は面白い考察だった。

    0
    2023年12月04日

    Posted by ブクログ

    さすが磯田さん。わかりやすく読みやすい。家康が築き上げた江戸幕府は内部変革や社会変化により崩れやすくなってしまったのがよくわかりました。我々が学ぶべきことも多いと感じました。また、現代社会の中に残る世襲などの感覚がこの頃から続いていたとは。関ケ原合戦直前における島津家の対応を誤らなければ、薩摩による

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

    やっぱり面白い磯田先生の本

    参考図書が文中にびっしり
    組み込まれており
    読み込んで読み込んでの
    データー出力文書で
    素人でも分かりやすく
    イメージしやすくなってるのが
    流石だなぁと思う

    0
    2023年11月18日

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