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Posted by ブクログ
臨場感が最高のドキュメント。TVで見て、これはじき、書籍化されると予想、少し遅めだったかもしれないが、発刊後即入手、即読んだ。実に面白い。数年にわたり、何度ももぐりながら、1点集中で目標を達成していく様子が、ありありと伝わり、感動。かつての某番組風に、一見淡々と進むかのごとくの描写(ちょっとわざとらしいかも)。しかしながら、登場人物の熱さを前面に出す点など、つい突っ込みを入れてしまいそうになりつつ、引き込まれてしまった。
潜水艇の手配等、裏方シゴトにも多くの説明があるのが良かった。一般向けの書物にしたのだろうが、ぜひ、専門書も刊行してもらいたい(論文誌をみればいいのかもしれんが)。本書後半のイカ図に、とにかく感動、驚き、電車内で読んでたのに、おぉ~とかもらしてしまった。
Posted by ブクログ
そういえばテレビでやっていたな、と。ややミーハーな気分で購入。
実はタイトルをみて「夢を追う」こととか、「努力」について書いてあると想像して、購入を躊躇ったりもした。「夢を追って成功しました」なんて話なら、わざわざ(一般論でいえば美しくもない)「イカ」を題材にして読みたいとは思わない。純粋な学者話ならまだしも、テレビを前提としているなら、大したことのない「ネタ話」になってしまうのがオチだ。
そんな躊躇を感じながら読んだけれど、かなり面白い。ところどころで「テレビマンはこんなに苦労しました」なんてニュアンスの話が出てくるけれど、そんな話は捨て置いていい。不親切ながら描かれるイカの生態に思いを寄せるだけでともかく面白い。
ときに「イカの飼育はとても難しい」なんて書いてある。さらに「養殖には成功していない」なんてことも書いてある。いったい養殖に成功すればどういうイカが食卓にのぼるのか。あるいは天然イカと養殖イカの違いは何だろうとか、はてさて、養殖ウナギは脂が付き過ぎるのが常だが、養殖イカにも脂がつくのだろうかとか、そういう話だけで数時間ないし数日は楽しい。
そんな、すごくつまらないことを面白がる変な人でも、かなり楽しめる本に仕上がっていると思う。
Posted by ブクログ
ダイオウイカの映像をまたまたTVで見て、こりゃすごいと感動しました。イカを食べることも好きですが、ダイオウイカはアンモニア臭がきつくて食に向かないようです。ダイオウイカの撮影に成功する前の試行錯誤は番組の中で見えてこなかったので、興味深かったです。日本では窪寺先生の科研費がストップすることがあり、NHKでも撮影の企画が通らないほど見通しが立たない深海の生き物。最後はディスカバーとの国際共同制作で撮影に成功。アメリカでは海の生物の研究者が手厚く支援を受けている様子も伺えました。TVでは分からなかったことでしたが、おとりのソデイカを潜水艇から離して本物のように泳がせる工夫、ここにこだわって準備したことが成功の鍵だったように思えました。NHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」に登場するイカ大王もすごく面白いです。撮影を試みているとダイオウイカは現われずアカイカばかりが寄ってくる。見付けてもがっかりされるアカイカがコントに登場するイカ大王に重なります。
Posted by ブクログ
2002年から10年がかりのプロジェクトは2012年ようやくダイオウイカの海中撮影に成功した。
予算の制約もありラストチャンスだったがみごと。成功の鍵には10年間にすすんだ技術、例えばイカが認識しない赤い光を出すLEDや新型のハイビジョンカメラ(宇宙の渚にも使われたやつ)なども貢献している。
一方で生物データロガーをマッコウクジラに取り付ける試みは学習した仲間のクジラに外されて失敗し、はえ縄にダイオウイカ化け(イカ釣りで使う疑似餌のようなもの)と言うアナログな方法も駆使している。
マッコウクジラ対ダイオウイカはマッコウクジラの圧勝。ダイオウイカはマッコウクジラの大好物だった。
ちなみに浮力を増すために細胞中にアンモニアの液胞が有るため臭くて食えたもんじゃないらしい。エイやサメのように干物にするしかないか。ダイオウイカの好物はこれも体長1mほども有るソデイカなど。
NHKスペシャル見たかったなあ。
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