【感想・ネタバレ】ドキュメント 深海の超巨大イカを追え!のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年08月02日

NHK深海プロジェクトのダイオウイカを追いかけた10年間の撮影舞台裏のドキュメンタリー。いやー、凄い執念です。これだけ集中できるものを見つけたいな。

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Posted by ブクログ 2013年07月25日

ダイオウイカについて詳しく知ることができるドキュメンタリーかなと思って読み始めたけれど
夢を諦めない気持ちを描いた小説のようだった。
「はやぶさ」の描かれ方とすごく似てるなあ

NHKさんだからむずかしいのかもしれないけど、はやぶさの時みたいに映画化されても不思議じゃない感じ。

10年、いろんな人...続きを読むから反対されながら続けるというのは、尋常ではない情熱。
その熱い想いとダイオウイカの対面に、ぞくっとしました。

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Posted by ブクログ 2013年07月11日

今年1月に『NHKスペシャル』で放映されるや大反響を巻き起こした、深海の超巨大イカ、ダイオウイカ。その撮影に賭けたNHKのスタッフたちの、10年にわたる戦いを綴ったドキュメントがこの本。

船、カメラ、おびき寄せる装置……。ありとあらゆる工夫や困難を乗り越えて、ついに2012年7月10日、世界で初め...続きを読むて、23分間のダイオウイカ撮影に成功。その瞬間、自分も潜水艇の中にいるような興奮と感動を味わえた。

イカを撮影するために知恵や経験を結集して開発したカメラに「イカメラ」と名づけたところで、ちょっとニヤッとしてしまった(笑)。

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Posted by ブクログ 2013年07月10日

臨場感が最高のドキュメント。TVで見て、これはじき、書籍化されると予想、少し遅めだったかもしれないが、発刊後即入手、即読んだ。実に面白い。数年にわたり、何度ももぐりながら、1点集中で目標を達成していく様子が、ありありと伝わり、感動。かつての某番組風に、一見淡々と進むかのごとくの描写(ちょっとわざとら...続きを読むしいかも)。しかしながら、登場人物の熱さを前面に出す点など、つい突っ込みを入れてしまいそうになりつつ、引き込まれてしまった。
 潜水艇の手配等、裏方シゴトにも多くの説明があるのが良かった。一般向けの書物にしたのだろうが、ぜひ、専門書も刊行してもらいたい(論文誌をみればいいのかもしれんが)。本書後半のイカ図に、とにかく感動、驚き、電車内で読んでたのに、おぉ~とかもらしてしまった。

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Posted by ブクログ 2014年08月08日

2013年1月に放送された"NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ"の10年に及ぶ取材記録をまとめたものです。あの映像を見た時は本当に驚きました。番組は1時間でしたが、その裏にはこれだけの努力があったということを知ることができ、ますますあの映像は撮影スタッフや世界中の学...続きを読む者の執念が引き寄せた奇跡だったんだなと感じました。たぶん、ここには書けないような事件もたくさん起きたんだと思いますが、これからもNHKには、こういうTV番組をこれからも作って欲しいです。

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Posted by ブクログ 2013年09月30日

おもしろかった~。
泳いでいる動画が撮影されるまでは、まさに伝説の怪物だったダイオウイカ。
深海での撮影に成功したのは、プロジェクト最後の年、2012年。挑戦を始めてから10年!困難を極めたその過程を、ドキドキハラハラと読み進みました。
世界で初めての偉業を成し得た理由は、情熱や努力ももちろんだけれ...続きを読むど、世界中の英知の結集と、そして「奇跡」。

それにしても半端ない大きさのダイオウイカを想像しながら、ギラギラとした表紙の写真の彼の眼をみると…迫力です(笑)

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Posted by ブクログ 2013年09月14日

そういえばテレビでやっていたな、と。ややミーハーな気分で購入。

実はタイトルをみて「夢を追う」こととか、「努力」について書いてあると想像して、購入を躊躇ったりもした。「夢を追って成功しました」なんて話なら、わざわざ(一般論でいえば美しくもない)「イカ」を題材にして読みたいとは思わない。純粋な学者話...続きを読むならまだしも、テレビを前提としているなら、大したことのない「ネタ話」になってしまうのがオチだ。

そんな躊躇を感じながら読んだけれど、かなり面白い。ところどころで「テレビマンはこんなに苦労しました」なんてニュアンスの話が出てくるけれど、そんな話は捨て置いていい。不親切ながら描かれるイカの生態に思いを寄せるだけでともかく面白い。

ときに「イカの飼育はとても難しい」なんて書いてある。さらに「養殖には成功していない」なんてことも書いてある。いったい養殖に成功すればどういうイカが食卓にのぼるのか。あるいは天然イカと養殖イカの違いは何だろうとか、はてさて、養殖ウナギは脂が付き過ぎるのが常だが、養殖イカにも脂がつくのだろうかとか、そういう話だけで数時間ないし数日は楽しい。

そんな、すごくつまらないことを面白がる変な人でも、かなり楽しめる本に仕上がっていると思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月09日

研究者の立場ではなく、番組制作者の立場でダイオウイカの撮影に成功するまでを綴った本。
なので、ダイオウイカの詳しい生態等が知りたいという人向きではないかと。
放映された番組では、美味しいところだけを1時間程度にぎゅっとまとめているのでわからないが、ダイオウイカを撮影するまでに10年近くを費やし、手探...続きを読むりで試行錯誤を繰り返す姿はぐっとくる。
ダイオウイカはそれだけの情熱を注ぐに値する、魅力あふれる生物であるということなんだと思う。
個人的には、撮影に使用された機材をどうやって開発したのかも気になるところ。

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Posted by ブクログ 2013年09月08日

ダイオウイカの映像をまたまたTVで見て、こりゃすごいと感動しました。イカを食べることも好きですが、ダイオウイカはアンモニア臭がきつくて食に向かないようです。ダイオウイカの撮影に成功する前の試行錯誤は番組の中で見えてこなかったので、興味深かったです。日本では窪寺先生の科研費がストップすることがあり、N...続きを読むHKでも撮影の企画が通らないほど見通しが立たない深海の生き物。最後はディスカバーとの国際共同制作で撮影に成功。アメリカでは海の生物の研究者が手厚く支援を受けている様子も伺えました。TVでは分からなかったことでしたが、おとりのソデイカを潜水艇から離して本物のように泳がせる工夫、ここにこだわって準備したことが成功の鍵だったように思えました。NHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」に登場するイカ大王もすごく面白いです。撮影を試みているとダイオウイカは現われずアカイカばかりが寄ってくる。見付けてもがっかりされるアカイカがコントに登場するイカ大王に重なります。

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Posted by ブクログ 2013年08月22日

NHKで好評だったダイオウイカの番組ができるまでのドキュメント。なんと、このプロジェクト10年もかかっている。テレビを見ていると苦労は見えるが、こんなに時間がかかっているとは。今年は、深海モノが書籍でもよく売れているが、その発端がこの番組だったと思う。その裏に隠れていた苦労がよくわかる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月16日

チェック項目11箇所。ダイオウイカが現れた時間は、わずか23分間、誰も成し得なかったことを、やりとげてしまった23分間、この物語は、その23分間のために10年の歳月と情熱を捧げた人々を負ったものだ。ダイオウイカの映像が放送された後、「世界で初めてダイオウイカを撮影して何の意味があるのですか?」と誰か...続きを読むがテレビで話していた、その通りなのかもしれない、でも、10年の物語は-変わらぬ夢をもち続け、逆境を跳ね返し、時にはばかばかしいほど熱くなる物語は-そこに意味があるということを、きっと教えてくれる。小笠原は世界でもっとも遠い場所なのだ、小笠原は東京都の島だが、東京からは1000kmも離れている、だが、問題は距離ではない、小笠原にはなんと航空便がない、船で行き来する以外に選択肢がないのだ。1998年、マッコウクジラの目の下に、くっきりとした巨大な吸盤の痕を発見したのだ、クジラの黒い皮膚に、丸い模様が点々と筋のように残っている、科学的には、マッコウクジラの胃の内容物がダイオウイカとの対決の決定的な証拠となるが、多くの人にそれをイメージさせるには、マッコウクジラに付いた吸盤痕の映像ほど明快なものはない。ダイオウイカの筋肉のなかには、液胞と呼ばれる、アンモニアを多く含む水の入った微小な袋が、多数分布している、その微小な袋がダイオウイカのグニャグニャとした身体の柔らかさを生み出している、イカ類は、そのままでは身体が海の底へ沈んでしまう、海水より身体の比重の方が大きいのだ、比重の小さいアンモニアを含んだ液胞を身体にもつことで、やっと沈まずに浮力が保たれる。じつは私たちが食用にしているスルメイカなどは、アンモニアを含む液胞をもたない、こうしたイカたちは、とにかく高い遊泳力で、沈むより速く泳ぐことで、生息環境の水深にとどまっている。「タコは8本、イカは10本」とはよく言うが、大人になると自然に2本の触腕が取れてしまう、8本腕のイカもいるのだ。2009年秋、小山と河野は、次こそはなんとか撮影を成功させようと、新しいカメラを開発した、その名も「期待の星・イカメラ4号」だ、期待の星・イカメラ4号は、1日にして、サヨナラとなった。数センチほどのダイオウイカの赤ちゃんは、わずか3年ほどで、10mを超えるまでに成長するという、生物のなかでも驚きの成長速度だ。マッコウクジラは社会性の高い動物で、仲間同士助け合って生きているとされる、捕鯨の時代には、1頭のマッコウクジラを撃つと、撃たれたものの周りを仲間が囲むため、一度に何頭も捕ることができたという、切ない話だ。

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Posted by ブクログ 2013年08月04日

2002年から10年がかりのプロジェクトは2012年ようやくダイオウイカの海中撮影に成功した。

予算の制約もありラストチャンスだったがみごと。成功の鍵には10年間にすすんだ技術、例えばイカが認識しない赤い光を出すLEDや新型のハイビジョンカメラ(宇宙の渚にも使われたやつ)なども貢献している。

...続きを読む方で生物データロガーをマッコウクジラに取り付ける試みは学習した仲間のクジラに外されて失敗し、はえ縄にダイオウイカ化け(イカ釣りで使う疑似餌のようなもの)と言うアナログな方法も駆使している。

マッコウクジラ対ダイオウイカはマッコウクジラの圧勝。ダイオウイカはマッコウクジラの大好物だった。
ちなみに浮力を増すために細胞中にアンモニアの液胞が有るため臭くて食えたもんじゃないらしい。エイやサメのように干物にするしかないか。ダイオウイカの好物はこれも体長1mほども有るソデイカなど。

NHKスペシャル見たかったなあ。

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Posted by ブクログ 2013年07月30日

NHKの、そして研究者の、
カメラマンであれ、ディレクターであれ、博物館の研究者であれ、
プロである人たちが本気で夢を追いかけた。
成功するという保証がない中で粘り続けた。
そんな日々の様子がよく伝わってきます。

視点がNHKサイドなので、
研究者側の視点からのドキュメントが乏しいのが残念ですが、...続きを読む
その分、ブレてはいないのかなとも思います。

天文の世界でも、そして学芸員の世界でもそうなのですが、
知識や考え方を伝えることに負けず劣らず大切なのが、
本気で自分が好きなことに取り組んでいる姿を見せること、
これはこんなに面白くて楽しいんだぞ、って思っている顔を見せること、
それが大事です。
その点、この本は成功しているな、と思いますね。ー

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Posted by ブクログ 2013年07月25日

NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」の制作現場の舞台裏を詳細に記した一冊です。
テレビで見たそれぞれの現場がより詳しく理解出来て興味深かった。
それにしても、10年もの歳月をかけ何度も挫折し、半分あきらめながらも初心を貫徹した研究者やNHKスタッフの想いには感動した。
現在、上野の国立科...続きを読む学博物館で開催中の「特別展 深海ー挑戦の歩みと驚異の生き物たちー」に直ぐにでも行きたくなりました。

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Posted by ブクログ 2013年07月13日

テレビを見ない僕にも伝わってきた、生きたダイオウイカの映像撮影。しかしこの裏にはなんともいえない苦労がつまっていた、という話。
ダイオウイカの企画だと通らないけれど、マッコウクジラの企画なら通る、なんてのは、笑っていいやら悲しんでいいやら。
テレビ嫌いだし、近頃すっかりドキュメンタリー番組など見る機...続きを読む会がなくなったけど、がんばって突き抜けていく人たちもいるのだなあ、と改めて思う。でもこれは、テレビの作り方、というよりも、やっぱり謎の生物を追う、という科学的、冒険的楽しさのほうが大きいなあ。

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Posted by ブクログ 2013年09月11日

ダイオウイカ。長期にわたり謎につつまれた生物を追い続け、ついに世界初の動画撮影をなしとげた舞台裏に迫る本。
しかし本著の中にもあるように、「静止画よりも動画を」とこだわった関係者の心理が、皮肉にも読み手にも理解できてしまう。
この本一冊で動画の感動を共有するのは難しいかもしれない。
是非Nスペ配信の...続きを読む動画を見ることオススメ。

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Posted by ブクログ 2013年07月14日

10年ががかりでついに実現したダイオウイカの水中撮影の舞台裏。
わずか23分間。しかし、その23分間を実現するために投入された様々な資本、労働、時間・・・。
気まぐれな大自然、しかも人類の手では遥かに届かないような深海の世界を相手にする大変さが身に染みてわかったように思います。深海にはまだまだ想像を...続きを読む絶するような生物が生息しているのかもしれません。
320度透明なアクリル球で囲まれた潜水艦って素敵ですね。
一度でいいから乗ってみたい!

イカの飼育が難しいという話が途中で出てくるのですが、
言われてみれば確かに水族館とかでもあまりイカを目にする機会は無いなー。

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