Posted by ブクログ
2014年03月30日
映画情報雑誌『[映画秘宝』を代表するウェイン町山(町山智浩)とガース柳下(柳下毅一郎)による映画漫才のベストセレクション集
スパイスたっぷりの辛口(というかもう悪口のレベル)コメントはもはや痛快の領域まで昇華しています
その漫談対象は有名な映画から某誌の評論家陣までと、とどまる事を知りません。
...続きを読むもちろん二人とも日本を代表する映画評論家だけあって映画に関する知識が半端ではありません。
ただ、闇雲に全方向へ攻撃しているわけでなく自分の映画評論家としての誇りをもって言っているのでその潔さには好感が持てます。
万人に媚びた当たり障りの無い映画評論よりこの書籍のような洒落の分かる与太話のほうが身近に感じて楽しめました。
下手するとみていないのに話題あげている映画もありますが、(笑)予告をみただけで内容の大筋を言い当てたりするのは流石
終始おちゃらけた感じはありますが、互いがお互いの阿吽の呼吸がわかってる感があるのでたとえ映画に詳しくなくても楽しめると思います。
私もこの書籍に載っている映画をすべて見ているわけではありませんが、この紹介をみて興味を惹かれる映画を知ることができました。