【感想・ネタバレ】ベスト・オブ・映画欠席裁判のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2014年01月29日

ざっくりとした批評に文字面見えるけど、ものすごいカンペを手にやってるんじゃないかってくらいの知識の量で圧倒されます。ただしバカ。

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

町山智浩さんと柳下毅一郎さんとの対談で映画作品を語ったもの。過去の出版されたものを再編集したものとのこと。映画への愛と、少年の心、そして両氏の視点、切り口のおもしろさにあふれている。

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Posted by ブクログ 2012年08月29日

単行本版の3冊を読んでいても、やっぱり面白い。ベスト盤なので話の追加は無いけど、宇田丸さんの解説が追加されている。その内容も二人への尊敬と畏怖と軽い軽蔑?満載でグッと来た。今回もまた同じ箇所で笑ってしまった。。。チャーリーズエンジェルの話が一番笑えるかな。あと、蓮見センセイとのシンクロ率の高さも最高...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年06月16日

ファビュラスバーカーボーイズによる対談形式の映画感想。

こういうムック的なものが文庫化するとは良い時代だね。

解説の宇多丸が喝破しているように、映画の評価っていうのは絶対的なものではなく、読者をミスリードしないように敢えて逆のことを言ったり、とぼけて見せたり、こういうの、やはり漫才ユニットという...続きを読むのだろうな。

楽しめます。

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Posted by ブクログ 2012年04月19日

いやあ〜、面白かった!一番印象に残った言葉は「昔の映画は1本観ると確実に少しだけ成長したような気にさせてくれたもんだよ。」
まさにその通り!
だから生ぬるいハリウッド超大作や邦画より、韓国のバイオレンス映画を好んで観てしまうんだろうなあ。

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Posted by ブクログ 2012年04月07日

映画愛に溢れたすごい大人が二人が真剣にボケる漫才評論が楽しい。まだ完成もしていない「タイタニック」を数年前まで「殺人魚フライングキラー」 でハリボテ作ってた男の感情移入できない大虐殺映画と言い切ってしまう。こんな感じの破壊力のある言動が500ページも続く恐ろしい本。あと宇多丸の解説が的確過ぎて面白い...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

オリジナル版の3冊をかつて読んでいたんだけど、またまたあの毒舌映画批評漫才を読み直したくて購入しちゃいました。

再読ながらも、当時と同じように楽しめました。再編するにあたって、わりと後半2冊に収録されていたものがメインとなっているようで、一般向けっぽい感じになっています。

個人的には初期の感じも...続きを読む好きなので、そのあたりが含まれていないのは残念ですが、でも評価には影響しないレベル。

本当に映画の見る角度に関していろいろと考えさせられるという点では、またまたこのコンビに復活してもらいたいなと思いますね。

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Posted by ブクログ 2023年12月20日

映画欠席裁判1〜3を再編集、文庫化したもので、原文は1997年から2007年に書かれたものだが、2023年の今読んでも面白い。

映画ガイドとして読者の役に立つということを第一にしているのではなく、映画の話題で笑わせることを第一にしている。どの回も、だいたいパターンは同じで、ボケとツッコミで笑えると...続きを読むいう所に力点が置かれている。

もちろん、映画ガイドとしても有用で、著者たちの豊富な知識や経験による裏話、背景、元ネタの推測などに教えられることも多い。

たくさんの作品について言及しているので、巻末に映画名索引があれば、なお有用であった。

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Posted by ブクログ 2023年09月23日

伝説の活字漫才コンビ、復活!
映画への愛ゆえに怒り、ツッコミ、笑い、時に対立も辞さず語りつくす。
『千と千尋の神隠し』のアンタッチャブルなテーマを喝破し、『スター・ウォーズ』を『巨人の星』に、『チャーリーズ・エンジェル』を「通いたい店」にたとえて止まらない、対話型暴走映画評論集。
映画秘宝の人気連載...続きを読む、映画欠席裁判の濃縮版。
漫才のスタイルの中に、膨大な情報量と的確な批評があって、面白いです。
「チャーリーズエンジェル」のように、観客を楽しませることしか考えていない映画を、「店」と呼んだり、観客を甘く見てセリフなどで説明過剰したりして作っている日本映画界に怒ったり、目から鱗が落ちます。
「アルマゲドン」などの底抜け映画に細かい突っ込みを入れまくる2人の漫才に爆笑すること、間違いなしです。
中でも面白かったのは、キネマ旬報と映画芸術のベスト10を、無難な芸術ぶった映画ばかりを選んでいると批判しているところです。
ベスト10の面白さは、自分自身の好みを表すところであり、評論家の仕事は作者の意図を作者の言葉や資料を通して確認すること、次に作者の意図を超えた論を展開すること、新しい才能を見つけることだと熱く語っているところは、町山智浩の真骨頂だと思いました。
字幕翻訳家の戸田奈津子のヒドい誤訳っぷりに最初にツッコミを入れたのは、この本です。

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Posted by ブクログ 2013年10月16日

映画に詳しいわけではないので、けっこう、有名どころしか見てないです。
でも、知らなくても楽しめる。

ものすごい知識のある人のおもしろい蘊蓄っていうのは、いいですね。
多分、映画見てるよりもおもしろいかも。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月24日

映画欠席裁判
■字幕翻訳の女王?ナッチ

★柳下: でもね、戸田さんがやるようなハリウッド大作になると、海外の配給先むけに字幕製作用台本っていうのがついてくるの。Mt.Fuji 日本の最高峰って感じで、固有名詞とか慣用句に注釈が付いている。
☆町山: なんだ、じゃあ中学生だって訳せるじゃん。
★柳下...続きを読む: それでも『マイノリティ・リポート』で、プリコグ(超能力者)の三人が「アガサ、アーサー、ダシール」ってミステリ作家の名前なのを戸田字幕は「ダシェル」にしてた。
☆町山: ハメットも知らないのか?英文学部だろ?
★柳下: 他の映画でも大天使ミカエルのことを大天使聖マイケルだって。
英語の発音に忠実にした、って言うのかな。
☆町山: たんに無知の言い訳じゃん。
★柳下: 女王だから周囲も文句言えないのかも。
って思ったらなんと、ナッチが『ロード・オブ・ザ・リング』の字幕から降ろされそうらしいですよ。
☆町山: ああ、指輪ファンたちが署名運動してたね。
いよいよナッチ王国崩壊の序曲か?

映画秘宝2002年38号


■ベストテン
☆町山: 評論家は、派手に宣伝されないから一般の人が気づかない映画の中から、新しい作品や才能を見つけて紹介するのが義務なんじゃないのか?

☆町山: 評論家なんて「誰を評価したのか」ってとこでしか評価されないんだぜ。
だから、新しい才能、作品を見つけるために海のものとも山のものとも知れない映画を見まくるしかない。だって誰だって最初は新人だから。
その90パーセント以上は本当のクズだろうけど、そのゴミのなかに新しい才能や表現が埋れているんだよね。
評論家と称してタダで試写を見ている以上、お金や時間がなくて月に数本も映画を観ることのできない一般の人に代わりにゴミの山を漁るのが(評論家の)仕事だろうよ。
それを面倒くさがって、すでにいい評判が伝わっている映画しか観ない先生野郎がほとんどなんだよな。

★柳下: その意味ではゴミでも何でも観る松田政男先生や双葉十三郎先生って本当にプロだね。

映画秘宝ベストテンなんかぶっとばせ98年

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Posted by ブクログ 2012年10月08日

ある程度映画を知っていれば、おもしろいです。下ネタに耐性が必要ですけど。なんというか、テレビ東京 午後のロードショーで放映されるような作品まで言及するのは、すごいです。難を言えば、さくいんを入れて欲しかったです。メインだけじゃなくて、派生的に扱った作品もレファレンスとして引けると楽しめると思うので。

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Posted by ブクログ 2012年07月21日

解説の宇多丸氏曰わく「日本最高峰の映画悪口芸」。でも、二人の映画に対する愛は尋常ではない。
故に、漫才のようなキツいツッコミや喩えにも、愛を感じることが出来るから笑える。

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Posted by ブクログ 2012年06月03日

面白かった~。でも下品…(笑)けれど彼らの披露する知識と確かな裏打ちがチラチラと垣間見えて、やっぱ評論家は頭良くなくちゃつとまらないんだよなあと当たり前のことを思い出しました。

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Posted by ブクログ 2012年10月17日

映画についての漫談。
はっとするような知見や指摘は特に得られなかったが、こういうものか。
あのふたりのコンビは映像つきで見るのがやはり一番。

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Posted by ブクログ 2012年05月04日

面白い。が、お二人の膨大な映画知識の掛け合いにほとんどの読者が追い付くのがやっとだったのではないだろうか。もちろん自分も「スターシップ・トゥルーパーズ」とか有名な作品は知っていたが、後半になるにつれ知らない作品が増えてきて読むのが辛くなってきた。
とはいえ、今後の観るべき映画作品のデータベースとして...続きを読む本作は十二分に活用できるだろうと思う。

ウェイン町山氏の映画の評価基準が「エロ(おっぱい、美女)・グロ(ガンアクション、暴力)・特撮」とはっきりしていたのは興味深かった。
ライムスタ宇多丸氏の解説も良かったー。

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Posted by ブクログ 2012年04月25日

映画秘宝は買ってませんが、最近は町山氏がラジオ番組等で紹介している映画、褒めていようと、貶していようと、を見たくなる事が多い。
あとは、そこからビデオを借りるとか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月20日

映画教養を高めるために。
対談形式で話が進むんですが、
2人の会話のスイング具合がめちゃくちゃおもしろい。
人それぞれが良いと思える映画は異なる
ってことを痛感する名著。
自分の好きな映画(レディ・イン・ザ・ウォーター)が
酷評されてたのは傷ついたけど。笑
結構メジャー作品の扱いが多いので
映画にそ...続きを読むんなに詳しくなくても読めます。

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Posted by ブクログ 2012年04月14日

 今までとは違う視点で映画を論ずる2人の対談集。過去複数冊刊行されていたものから選んで再録されたもの。

 歯に衣着せぬ物言いと、人によってはかなりどうでもいいところへの偏愛、こだわりを詰め込んだ内容で、よくわからなくてもいいから読んでおいた方が良い本。

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Posted by ブクログ 2012年04月08日

漫才形式とは言え、かなりの本質をついた辛口批評が炸裂する、でも「オレならこうする」パターンが毎回笑えるので、どこかの市長さんに「代案出せ」などと絡まれることもありませんw

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月02日

エロスとバイオレンスを好む子どものまま大人になった二人が、気に入らない映画をケチョンケチョンに貶しまくるという、映画に芸術性を見出している人からすれば嫌悪するような内容。けど、アウトサイダーを好む身としては、この下品な視線で作品を批評する感性が居心地がよくて癖になります。

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

けっこう無茶苦茶なことを放談してるが、言っていることはしごくまとも。
ダメダメな映画に対しては思いっきりけなしているが、「まさしくそのとおり!」と膝を打つようなことばかりである。
世界中の映画人はこの対談集を読んで猛反省してほしい。佳い映画を沢山観たいんだよぉ。

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Posted by ブクログ 2015年10月29日

歯に衣着せぬ評論こそが面白いので、別にお笑い形式をとらなくてもよかったんじゃないか?本来的にすべっているし。しかし資料性はもちろん高い。著者双方1000本くらいの評論大全を出版するべき。2万くらいまでなら買う。

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Posted by ブクログ 2013年03月20日

数年前に「映画欠席裁判」のどこかの巻を読んだとき、
「この人たちは有名どころの作品を貶めることで、『おれたちは大衆とは違った鋭い感性なんだぜ』ってことをアピールし、優位に立ちたいだけなんじゃないか」
という感じを抱いたのだけど、いやすみません、当時は間違っておりました。

あの頃よりはるかに映画を見...続きを読む、また人生経験も積んできた今になって二人の対談を読むと、二人は本当に映画を愛し、愛するが故の罵倒であることがよくわかる。
終わってからその価値に気づいた僕が言うのはアレだけど、このシリーズ、もう新作が見られないのはほんと惜しいなあ。

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Posted by ブクログ 2012年10月03日

ボスの机の上から拝借した本。なるほどと思ったり、笑わせられたりもしたが、自分の観知って、分析もした作品数本については「うわ、この人たち浅っ」と思って途端に小物くさく感じたのも本当。スタイルの違いが大きいのだろうけど。
 
そういうことがあったためか、単純に<寄せ集めした本>の宿命か、途中で飽きてきて...続きを読む、全部読む気にはならない。とはいえ面白かった。本日ボスに返却済。

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Posted by ブクログ 2012年08月11日

悪口も博覧強記に支えられれば立派な芸になる。町山、柳下両氏で評価ポイントが分かれて、一本の映画が多面的に見えるのが面白い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月21日

膨大な映画の知識のある2人が、その知識をフル回転させた結果、すべて下ネタに話題が決着しているという映画評論でした。
あれ?読み返すと、ほぼ下ネタで映画の事あまり話してない気が…映画の内容の話:役者のスキャンダル=3:7。この本から学べた事は、「2人の対話形式という方法を取ると、『1人が落として1人が...続きを読む上げる』という形式を取れるので、安心して遠慮なく酷評できる」という事です。

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Posted by ブクログ 2012年04月11日

町山智浩と柳下穀一郎の映画駄話本。文庫本なので挙げられている映画が古い。そして、タイムリーなら面白かっただろうけれど、今にしてみればなんだかな~と思える駄作映画の数々に脱力してしまった。でも『ファイト・クラブ』とか今にも通じる傑作は読み応えあるかな。『映画芸術』と『キネ旬』のランキング比較は面白かっ...続きを読むた。後書きを書いている宇多丸さんは、やっぱり声の人で文字の人ではないな~と思った。なんというか、普通。

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