『ルパン三世』『未来少年コナン』など数々の傑作アニメを作り、高畑勲・宮崎駿が兄貴分として慕う職人的名アニメーターによる貴重な証言録。麻薬Gメンからアニメーターになった異色のキャリアから、『太陽の王子 ホルスの大冒険』等で高畑、宮崎らと過ごした熱き日々まで──日本アニメーションを黎明期から支えた氏が語る傑作アニメ誕生の舞台裏。
Posted by ブクログ 2019年06月22日
ずーっと読みかけのままだったのですが、朝ドラ見ているうちに再開。まさに東映動画でのアニメーション黎明期の話で2倍面白く読めました。最近仕事をしていて思うのは、誰も見たいと言っているわけでもない、作ってくれと言っているわけでもないものを作り出して世に出す仕事とはどんな思いで向き合っているのか?仕事とし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月02日
日本のアニメーションの歴史を語る1冊。
割と目に入るのは、手塚 治虫が中心にいるものがほとんどだった。
これは、アンチ手塚 治虫です(笑)
手塚 治虫が、いかに若者をそそのかしビジョン無く食いつぶしていったか、そして、いかに日本のアニメから「動き」をなくしてしまったか、いかに、労働環境を悪くした...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月21日
読むのに時間がかかったけど
まぎれもなく傑作。
当時のアニメーターとはなんぞやがすごくよくわかる。
アニメーターに限らず、昔のひとは本当によく働く。
レールがない分、挑戦力は並々ならない。
当時の仕事場のにおいや、机の質感までわかるんじゃないかってくらいアニメーターたちが日々机にかじりついている姿...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月08日
アニメーションは動きで演技をする。だからいつも汗まみれ。「アニメーター」大塚康生さんの淡々と、そして飄々としながらも熱さが伝わる語り口が心地よい汗のよう。
それにしても本書も初出から30年以上、「増補改定版」を経て「改訂最新版」に。そのうち「新訂版」とかでてくるかも。でも、「決定版」は永遠に出さな...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月18日
一般的にいって、原画という仕事にはいろいろな時期があります。はじめの頃は演出やコンテの指示どおりに絵を描いてしまう結果、案外、サッサと仕上がっていきます。しかし、その内容は「言われたとおり」に描いた以上のものではありません。場合によっては演出家の期待以下ということもあるでしょう。これがしばらくたつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月19日
そうかぁ。元々はアニメージュの連載で、一番最初はアニメージュ文庫で出てたのね。全然知らなかった。
アニメーターのこういう本というのはあんまり無くて、興味深く拝読。
特に大塚さんは、日本のアニメ第一期を担っていたと言ってもいい作画スタッフです。東映の『白蛇伝』も関わっていて、日本アニメ史を知ることが...続きを読む