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「あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。」
「心が叫びたがってるんだ。」
ひきこもりだったじんたんと、
幼少期のトラウマで声が出なくなった成瀬順。
二人を主人公にした二本のアニメは、
日本中の心を揺さぶり、舞台となった秩父は
全国からファンが訪れるアニメの聖地となった。
実は、そのアニメの脚本を書いた岡田麿里自身が
小学校で学校に行けなくなっていたのです。
これは、母親と二人きりの長い長い時間をすごし
そして「お話」に出会い、
やがて秩父から「外の世界」に出て行った岡田の初めての自伝。
Posted by ブクログ 2023年12月04日
著者がアニメや実写映画の脚本家とは知らずにこの本を手に取った。
中身の想像できるわかりやすいタイトルが面白い。
「あの花」も「ここさけ」もいまだに何のことだかわからないけど、たぶん若い人には支持されている作家さんなんだろう。
その著者がかつて不登校だった?
そんな興味から読んでみた。
著者は小学...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月24日
シナリオライターだけあって読みやすい文体。
少女時代の葛藤。
ライターになってから夢中に走り出す姿。
何かを成し遂げる人は、みんな目標に向かってストイックに努力を惜しまないタイプばかりと勝手に思っていたけど、こんなにぐるぐるもやもやを抱えていたなんて、人間臭くていいなと思いました。
自分も頑張...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月22日
ここまで、著名人が自身の不登校体験について赤裸々に告白したことはなかったのではないか。最初は彼女の母親の態度に悶々としたところもあったが、母親も母親なりに育ってきた環境でしんどい思いをした故の態度なのかな、と納得したりもした。きっと母娘それぞれにそれぞれのしんどい思いがあった故の物語なのだろう。「不...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月21日
大好きなアニメ脚本家岡田さんの自伝。
私も人間関係が苦手で学校に行けなかった時期があったので、共感できる部分が多かった。
出てくる人々の描き方もさすが岡田さんというユニークさで、いじめの話はエピソードとして辛いが
どこかユーモアを感じるテイストで描かれているので読みやすいかと。
大人になっても完全に...続きを読む
私はボキャブラリーが少ないので的確な言葉が見つかりませんが。
凄くおもしろい本だと思いました。
自分をさらけ出すとはこのことかと。
夏岡田さんの叫びたかった心が書かれているように思います。
あの花、ここさけを知る人は読むべき1冊です。
Posted by ブクログ 2017年04月17日
作品が出来上がるきっかけとなった幼少期から社会人までの経験を余すところなく記述されているおかげで、物語の中に入り込むことができた。
あの花、ここさけ、といった作品がここまで本人の体験に基づいたものだとは知らなかったが、良い物語を書くには他とは違う経験値が必要であることを再認識させられたような気がした...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月17日
とらドラの頃から岡田麿里さんの心をえぐる脚本に魅入られてました。
自分は不登校にはならなかったけど、世間に馴染めない自分と葛藤には共感しかなかったです。
でも麿里さんはとても強くて、1人で教習所に行くし、東京に行くし、シナリオも書けてとても強い人だと思いました。
彼女の自伝を読んだことで、またさらに...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月20日
共に秩父を舞台にして大ヒットしたアニメ映画「あの日みた花の名前を僕たちはまだ知らない。」と「心が叫びたがってるんだ。」の脚本家による初の自伝エッセイ。「ひきこもり」という言葉がまだ市民権を得ていない時代。「学校に行かない」という選択が今よりよほど特別視されていたころの話。
「誰に挨拶したらいい...続きを読む
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