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作品一覧 2023/03/23更新 羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから 試し読み フォロー 羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ジェイムズ リーバンクスの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから ジェイムズ リーバンクス / 濱野大道 前作よりも、強くメッセージが押し出された作品になっていると思います。 今回はより具体的な農場での取組みとその根拠が示されており、読者にも行動変革を訴えるものだったかなと感じました。 これが、学者とか、環境団体とか、学生とかじゃなく、羊飼いが書いてるっていうのがやっぱりすごいことなんですよね。 実...続きを読む際に土地と1番向き合って、そこから収入を得ている人の生々しい現実は他では見られないのではないかなと思います。 Posted by ブクログ 羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季 ジェイムズ リーバンクス / 濱野大道 読む牧場物語(ゲーム)!イギリス湖水地方の情景が頭に浮かんで読んでて癒やされた〜! ゲームで羊を飼ったことはあるけど、実際の羊飼いは過酷な仕事だらけでのどかなほのぼの牧場ライフとは程遠いもので全然違った…でも自然と動物と生活を共にするのってなんだか尊い憧れがある 「ここの牧畜システムの根幹は生産性を...続きを読む最大化することではなく、この土地で持続可能な羊の群れを作り出すこと」 なるほどなぁ、他の仕事や生活でもこの考え持った方がいいよなぁと思った Posted by ブクログ 羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季 ジェイムズ リーバンクス / 濱野大道 自然の描写を読んで想像するだけで清々しかった。 羊飼いと聞くとのどかなイメージがあるけど、実際の仕事はとてもハードだ。 体力的にもハードなのはもちろん生き物の生死に触れるという点から精神的にもハードだと思う。 また品評会や、仲間との腹の探り合いなど、人間らしい力が試される場面があることも意外だっ...続きを読むた。 また、その中で観光産業や、工業化にも言及しており、伝統と商業を両立することの難しさも感じた。 昔から変わらない風景というのは、なかなか難しいけどあってほしいと思う。 著者が羨ましいと感じる点は、自分のしたいこと、すべきことが幼い頃からわかっていて、それに向けてまっすぐ努力してきたということだ。 私もいつか著者のようにそれ以外にないと思えるようなことを見つけて取り組んでみたい。 謝辞では心が温かくなった。 普段触れることができない湖水地方の羊飼いの生活を垣間見れて心から嬉しい。 Posted by ブクログ 羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季 ジェイムズ リーバンクス / 濱野大道 イギリス湖水地方で、600年以上に亘り代々牧羊を営み続けてきた家庭に生まれた著者の半生。夏、秋、冬、春と4つの章立てで構成されている。祖父や父に学び、恐らく著者の幼い子供も同じく、他の選択肢なく羊飼いを生業とすること(その繰り返しが600年間継続している)、時に過酷な自然環境、生き物の生死、生き物の...続きを読む血や体液が日常にある生活、子供たちに当たり前のように体験させる著者の考え、などが、取り立ててドラマチックではなく淡々と描かれている。 是非とももう一度読みたい。 またまた読んだ。なせだか、読みながらいつも思い浮かべるのは、上高地の山小屋の人々。先祖(といっても上高地の山小屋はまだ三代目とか四代目で湖水地方の600年には程遠い)から引き継ぎ、美しく、厳しい自然と向き合う。先祖から引き継いだ生業であるけど、その場所は自分たちの所有する場所ではない(国立公園)。先祖から一家総出で守ってきたけど、多くの観光客が勝手に通り過ぎる。場所を守るために、厳しい言葉も通り過ぎる人々に投げかける。義務を守りながらも、多くの観光客は通り過ぎるだけ。 Posted by ブクログ 羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季 ジェイムズ リーバンクス / 濱野大道 ピーターラビットやワーズワースを読んで憧れて、旅行したときには景色の美しさに感動した湖水地方、そこでの羊飼いの暮らしが描かれている本だというので興味深く読んだ。 「羊飼い」という言葉にはなんとなくのどかな印象があるが、実際は、当然のことながら厳しい。しかし著者は、家業だから仕方なく継いだのではなく、...続きを読む好きだから自分で選び、誇りを持って続けているということが伝わってくる。 ビアトリクス・ポターは湖水地方の景観を保全するためには、ハードウィック種の羊での農場経営が重要だと考えていた。著者はそれを実践している人たちの1人だ。ワーズワースは湖水地方を独自の文化と歴史が根づく場所と考え、訪問者もそれを理解しなければ訪問者自身がこの地を特別たらしめるものを消し去る負の力になってしまうと主張していたそうだ。著者も同様で、農場経営は著者自身の生活のためというだけでなく、独自の文化と歴史、美しい景観を守るために自分が果たす役割だと考えている。ピーターラビットや詩を軽く読んだだけでは読み取れていなかったことを、この本を読んで理解できた。 著者の半生が描かれているが、時系列ではなく、章立ては季節ごとになっている。農場での仕事は季節ごとにやることが決まっており、天候や羊の状態によって調整はするものの、基本的には同じことをコツコツと、何百年も前から続けてきたし、これからも続けていく。そんな書き方でいながら、著者が子どもの頃から今までどんなふうに生きてきたのかがちゃんとわかるようになっているのもおもしろかった。 Posted by ブクログ ジェイムズ リーバンクスのレビューをもっと見る