サーカスの子

サーカスの子

小説・文芸
1,012円 (税込)

5pt

4.3

大天幕の中に入ると、そこは夢の世界だった。--
舞台の上で繰り広げられる華やかなショー、旅を日常として生きる芸人たち。子供時代をサーカスで過ごした著者が、失われた〈サーカスの時代〉を描く、私的ノンフィクション。

あの場所は、どこへ行ったのか?
僕がそのときいた「サーカス」という一つの共同体は、華やかな芸と人々の色濃い生活が同居する場所、いわば夢と現が混ざり合ったあわいのある場所だった。(本文より)
幼いころ母とともにキグレサーカスで暮らした著者は、四十年近い歳月を経て、当時の芸人たちの物語を聞きにいく。
それは、かつて日本にあった貴重な場所の記録であり、今は失われた「故郷」と出会い直していくような経験だった。
気鋭のノンフィクション作家による注目作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    子供のとき、住んでいた街にサーカスが来たんです。それも、歩いて行けるところに。これ、人生の中でも特別な体験になってます。やってきたのはこの本にあるキグレ大サーカス。サーカスの子供が転入したのは隣の小学校でしたが、中学で合流した生徒によると「キグレのキッちゃん」と呼んでいたそうです。キグレ大サーカスが

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    筆者が幼少期の一時期を過ごしたキグレサーカス。当時一緒に共同生活を送り、お世話になった方々に取材をしていくノンフィクション。仲間同士だからこその語りで、当時のサーカスの姿が浮き彫りとなっていくのが面白い。
    総じて懐が深く仲間意識も強く居心地がいいが、学齢期の児童には巡業毎の転校はデメリットが大きいた

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    稲泉連『サーカスの子』講談社文庫。

    幼い頃、一時期だけ母親と共にサーカス団で過ごした経験を持つ稲泉連が失われたサーカスの時代にスポットを当てるノンフィクション。

    キグレサーカスの最後の公演が2010年の盛岡だったとは知らなかった。自分も幼い頃、両親と盛岡八幡宮の境内や県営体育館近くの空地で開催さ

    0
    2026年03月27日

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