【感想・ネタバレ】サーカスの子のレビュー

あらすじ

大天幕の中に入ると、そこは夢の世界だった。--
舞台の上で繰り広げられる華やかなショー、旅を日常として生きる芸人たち。子供時代をサーカスで過ごした著者が、失われた〈サーカスの時代〉を描く、私的ノンフィクション。

あの場所は、どこへ行ったのか?
僕がそのときいた「サーカス」という一つの共同体は、華やかな芸と人々の色濃い生活が同居する場所、いわば夢と現が混ざり合ったあわいのある場所だった。(本文より)
幼いころ母とともにキグレサーカスで暮らした著者は、四十年近い歳月を経て、当時の芸人たちの物語を聞きにいく。
それは、かつて日本にあった貴重な場所の記録であり、今は失われた「故郷」と出会い直していくような経験だった。
気鋭のノンフィクション作家による注目作。

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Posted by ブクログ

子供のとき、住んでいた街にサーカスが来たんです。それも、歩いて行けるところに。これ、人生の中でも特別な体験になってます。やってきたのはこの本にあるキグレ大サーカス。サーカスの子供が転入したのは隣の小学校でしたが、中学で合流した生徒によると「キグレのキッちゃん」と呼んでいたそうです。キグレ大サーカスが無くなったのは最近ネットで知りましたが、その内情など気になっていたところ、文庫新刊にラインナップされていたので、さっそく読みました。静かに心に沁みてくるもののある、良作だと思います。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

サーカスの職員はサーカスで寝泊まりしていたんだ…よく考えればそうか…知らないことばかりで興味深く読みました。
物語としても面白かった。

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2026年10月26日

Posted by ブクログ

筆者が幼少期の一時期を過ごしたキグレサーカス。当時一緒に共同生活を送り、お世話になった方々に取材をしていくノンフィクション。仲間同士だからこその語りで、当時のサーカスの姿が浮き彫りとなっていくのが面白い。
総じて懐が深く仲間意識も強く居心地がいいが、学齢期の児童には巡業毎の転校はデメリットが大きいため子供の就学時に家族で退団。その後社会とサーカス内部のギャップに苦しむというケースが多いよう。そのためか、皆淡い思い出として懐かしそうに回想しているのが印象的だった。
実際これまでサーカスのテントに入ったことがないので、妖しく華やかな空気を是非一度体験してみたいが、今はこの本で描かれた様なない混ぜとなった匂いは恐らく残ってないのだろう。

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2026年07月25日

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