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2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。「原発はいらん、イヤや」って意思表示するだけに、何でここまで悩まなアカンねん。(本文より)
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Posted by ブクログ
書店で見かけて購入。この人の脱原発活動の根底には、子どもたちを守るという強い信念があるのだなと感じた。
ソフトバンク・孫正義氏の「原発賛成?反対?」のツイートをきっかけに、自分の信念を解放した山本太郎。 その山本太郎の「原子力のない安全で平和な日本で生きたい」という魂のこもった作品。 原子力の反対運動を続けるとサヨクだと言われることがあるという、それに対して太郎は人が生きるという問題に右も左もない...続きを読むと答える。むしろ国を愛する、国土を愛するという右翼は原子力で国土が汚染されている今、お前らが怒らんでどないすんねん、と。右翼が支持する石原伸晃などは東電から献金漬けで原子力は安全だという嘘を撒き散らす。 p193「原発の事故が本当に問いかけてくるもの」より ーー 大平洋戦争末期、ソ連が日ソ中立条約を破って満州に侵攻してきたとき、関東軍の将校や金持ちは住民に何も知らせず最初に満州を離れた。置き去りにされた庶民は取り残され中国残留孤児という悲劇も生んだ。今回の原発爆発事故でも同じ状況が生まれている。 人生を終えるとき、自分はいったい何のために生きてきたのか。人としてどうやったか。あなたは人としてどう生きるのか。 ーー 原発の爆発をきっかけに自分の生き方を自身に問い、悩み、方向性を見つけた太郎の言葉は重い。 太郎の言葉に心を揺さぶられる。そして悩まされる。 山本太郎を干そうとする電力会社の広告費漬けのテレビがある一方で、李鳳宇氏、若松孝二監督は太郎を評価し、作品への出演を決定する。井筒監督も太郎を評価する。 本書の編集者・ベストセラーの『オシムの言葉』をつくった木村元彦氏も“ひとり舞台”の太郎を応援する。 今が旬の本。一読を。
前々から中立か賛成の意見は多いけど反対の意見の情報って少ない(マスコミって、絶対的ではなく相対的に説明ってのは具体的になりすぎてだめなのか、そういう報道はしないよな)もあり・・・ また、ブレない男の生き様に興味を持って読んでみました。 色々読んでみて思うことがあったので読んでよかった。 原発問...続きを読む題に少しでも関心があるなら(個人的には関心があるべきだと思うけど)一読をお勧めします。
著名人であるがゆえの魂の告発に苦しむ姿に共感を覚える。 だからこそ、その影響力を最大限駆使して、原子力村の利権で肥え太った関係者にとっての、目の上のたんこぶになってもらいたい。 「核」無き世界を心から欲する私たち一般市民の声を代弁してくれるありがたい存在。
これを読まずして、山本さんを非難するべからず!人間としてどう生きるべきか、彼はきちんとわかっている。うずうずしている自分に渇と、一歩前に出る勇気をもらえた気がする。
書店で見かけて、手に取ってみました。電力の影響の大きさを改めて実感。生をつかむための疎開など、共感できる部分の多い一冊でした。
何か信念をもったときに、人はどう行動をすべきなんだろうか。 その信念が世間的に正しいか、間違っているかではなく、自分が信じたものにかけるということは、しかもそれが、反対する人が多かったり意見がわかれていたりする事柄においては、とても難しい。家族や仕事、お金や友人、いろいろなものをとりおいて、ただ、信...続きを読む念にかける人がごくまれにいる。著者もその一人だ。 著者はもちろん原発の事故やその後の政府の対応、子供やその未来を守ることを真剣に考え行動している。 私には、彼の意見がどこまで正しいのか、真実をついているのかはわからないけれど、いったん信じたものがあったときに、自分を裏切ることはできないという彼のおもいは、強く伝わる本であった。 原発本としてではなく、何かに迷ったり、世間のプレッシャーに負けそうになったら読むといい本なのかも。
子供が生きられないような社会であれば、他に何をやろうと意味がない。子供達の命を守れる社会をつくるためにまずは自分が立ち上がる。そして共感できる人はつながって欲しい。非常にまっすぐな著者の性格は、彼が小さな頃から裕福ではなくても困っている人に手を差し伸べ、常にひとを思いやる姿を目の前で見せてきた母の影...続きを読む響が大きい。多くの人が黙る中、彼の行動を全面的に賛成してくれたのはやっぱりこの母だった。確かに最近テレビでは見なくなったな。
ちょうど1週間前の2021.2.13夜のニュース番組を見ていたテレビの画面に映し出された緊急地震速報。 横浜にいる私のスマートフォンは緊急地震速報を告げるアラームは鳴っていない。 と思った矢先に訪れた揺れ。 体感的にもかなり長い時間の横揺れで、思わず倒れそうになったTVを支えながら、まるで海上...続きを読むを漂う小舟に立っているような体験をしました。 遡ること10年、2011.3.11に東北地方を襲った東日本大震災が発生し、多くの被害と犠牲者が出ました。 阪神・淡路大震災を兵庫県で体験した私には、TVに映し出される津波の映像に声を失ったのを記憶しています。 そしてチェルノブイリ以来の原発事故。 水素爆弾を起こした福島第一原発、放射能漏れ、メルトダウン、汚染水... これが福島で起こった原発事故のリアル。 約10年の時間とともに直接の被災者でない私にとって震災自体が風化されてきていたのを先日の地震(東日本大震災の余震)で改めて思い起こさせてくれました。 そんなタイミングで手にしたのが本書。 同じ年に同じ兵庫県で生まれた山本太郎が脱原発社会を目指す孤軍奮闘記。 彼は、未来を、命をつなぐ為に立ち上がった。 説明 内容紹介 2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。 でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。 「原発はいらん、イヤや」って意思表示するだけに、何でここまで悩まなアカンねん。(本文より) 内容(「BOOK」データベースより) 2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山本/太郎 1974年11月24日、兵庫県宝塚市生まれ。職業・俳優。1990年高校1年生時に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ダンス甲子園」に出場し、芸能界入り。1991年、映画『代打教師 秋葉、真剣です!』で俳優デビュー。その後、テレビドラマ『ふたりっ子』(1996年)、『新選組!』(2004年)。映画『バトル・ロワイアル』(2000年)、『GO』(2001年)など数々のヒットドラマ、映画に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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