ふかいことをおもしろく 創作の原点

ふかいことをおもしろく 創作の原点

999円 (税込)

4pt

4.0

各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSで放送中の番組「100年インタビュー」の単行本化第2弾。今回は、日本を代表する作家・劇作家で、昨年(2010年)4月9日に肺がんのため亡くなった井上ひさしさんのインタビューをもとにまとめた。5歳で父と死別、児童養護施設に預けられ、施設から高校に通学。上智大学に進学したが、東北なまりの悩みから吃音になり、釜石で働いていた母の元へ。製鉄所や漁業で沸く釜石は、母がいて、劇場もあって居心地がよかったと懐かしむ。たくましく働く母のつてで、図書館でアルバイトしたことがきっかけで文学のよさに気づき、作家を志して再び上京。浅草の劇場のコントを書いたり、ドラマの脚本の懸賞で稼いで大学の寮費をまかなった。その後、小説・戯曲で活躍し、1984年に劇団「こまつ座」を旗揚げする。創作の原点と若い世代に伝えたいことを、ユーモアいっぱいに語る。

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ふかいことをおもしろく 創作の原点 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年12月25日

    100年後の皆さんへ、作家で劇作家の井上ひさしさんからのメッセージ。創作の原点。含蓄のあるメッセージがたくさん。例えば…本とのつきあい方(情報をどんどん入れて知識に、知識を集めて知恵を作っていく)、笑いとは何か(笑いとは、人間が作るしかないもの それは一人ではできない 人と関わって、お互いに共有しな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月31日

    残念ながら、筆者が他界されてから初めて筆者の事を意識し、この本を取りました。この本からは本への愛情、笑いへの思い、それらひっくるめて人への愛情が本当に感じられました。正にこの本のタイトル通りおもしろく読ませていただきました。氏のメッセージに背くことなく次代を担っていきたいという思いにかられました。

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    Posted by ブクログ 2019年04月28日

    練って練って、これじゃ駄目、あれも駄目、これも駄目と、何度も何度もやってはじめて出てくるもの。
    それは「悪魔が来る」時間。
    筆が遅いことで有名で、「遅筆堂文庫」まで作ってしまった井上ひさし氏の創作の秘訣は、この「悪魔を呼び込む」時間にありそうだ。

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    Posted by ブクログ 2012年05月04日

    シンプルなのに シンプルだから?深い

    情報をどんどん入れて知識になり
    知識を集めて知恵をつくっていく
    どんな仕事もきっと同じはず

    自分が使いこなせる言葉でものを考えるということ
    意味をきちんと理解せず討論をしものを考えていくといいかげんな理論構築や結論が生まれてしまう

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    Posted by ブクログ 2011年08月01日

    一本筋の通った、井上ひさしの原点を見た。わかりやすい言葉で、笑いを大切にした、誠実な人柄が伝わってくる。

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    Posted by ブクログ 2011年05月07日

    井上ひさしの有名なことばの一節を題に掲げた本書。
    以前NHKで放送されたインタビューを活字にしたものだという。

    多数ある井上ひさしの著作で読んだものはとても少ない。彼自身のこともほとんど知らなかったので、インタビュー内で生い立ちのことどが語られるのは興味深かった。
    作品を生み出すとき、自身の辿って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月22日

    「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」!
    記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ。この時代に、頑張れ、あらゆるエンタメ。

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    Posted by ブクログ 2012年11月18日

    強烈な光を出す個は はっきりとした明と暗を生み出すのかもしれない。

    自分はひょこりひょうたん島の原作者が DVをしていたとしてしか、この方の人となりを知らない。舞台や放送作家として日本を明るく励ましていた方が どうしてDVをするのか この方の考え方を知りたかった。

    が・・ わからない
    色に狂う方...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年04月23日

    亡くなった伯父が文章を教わっていたということで人となりを知るために読んでみた。言葉に対してとても柔軟だけれども、戯曲には大和言葉を使うなど貫き通しているし、考え方に共感できるところが多々あった。
    東北各地で過ごされていたため、縁のある土地では今でも愛されているのが理解できた。

    0

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