あの日

あの日

小説・文芸
1,540円 (税込)

7pt

STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。1研究者への夢 2ボストンのポプラ並木 3スフェア細胞 4アニマル カルス 5思いとかけ離れていく研究 6論文著者間の衝突 7想像をはるかに超える反響8ハシゴは外された 9私の心は正しくなかったのか 10メディアスクラム 11論文撤回 12仕組まれたES細胞混入ストーリー 13業火etc.

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感情タグBEST3

    購入済み

    当事者からの真実の訴え

    毎日新聞・須田記者の「捏造の科学者」は、どうも読んでいていてスッキリしない、違和感がぬぐえなかった。かの本は、単に須田記者の取材日記でしかなく、真実に近づいているとはとても思えなかったし、書名には悪意すら感じ、須田記者の妄執のみが伝わってきた。NHKスペシャルにしてもそうだ。
    しかし、この本を読んで、ようやく真実は見えた気がする。前半では、彼女の研究が徐々に乗っ取られていく様が見事に描かれている。後半は、終わりなきジェットコースターのような拷問だ。
    世間は既に彼女のことを忘れていた。しかし、自分から蒸し返す勇気には拍手を送りたい。

    3
    2016年02月09日

    購入済み

    小保方さんに研究をさせて下さい

    このスタップ細胞事件(敢えてそう呼びたい)はまるで東京裁判みたいだと以前より思っていました、戦争責任を全て東条英機一人に負わせて私は関係ないと逃げる輩、マスコミも無責任な報道で世間を煽り開戦へと導き、敗戦すれは悪いのはこいつですと世間を煽る

    ちょっと常識ある人ならノーベル賞級の研究、発表を掛け出しの若い研究者一人でやるわけ無いだろ、見てなかった、知らなかったで片付けるな、トカゲの尻尾切りも良い所
    これで世間にも小保方さんの言い分(自分の擁護も有ると思うけど)思いは伝わったと思います

    でも小保方さんにはこれ以上はこう言った暴露本は出さないで欲しい、人間の醜さが見えて気分が悪くなります
    もっと未来に繋がる建設的な、人間の神秘、可能性を書いた本を出して欲しいです

    誰か(日本なんかよりアメリカかが良いなぁ)小保方さんの好きな研究をさせてやって下さい
    ただ科学が大好きだった女の子だったのにね、どうしてこうなるの??

    3
    2016年02月03日

    購入済み

    胸が詰まります

    報道の相次いでいた当時は、同じ30代の女性として、苦境に立たされている彼女に同情を感じていました。
    一般人の彼女がマスコミによってひたすらあら探しをされ虚像を作り上げられていくことへ驚き、恐怖感を持っていました。
    常に誰かが槍玉にあげられている昨今ですが、科学の論文で、最終的に自殺者まででてしまったことは本当にあり得ないほどで、マスコミの対応は自制心のかけらもなかったと思います。
    彼女の心境を本書でくわしく知ることとなり、当時マスメディアに感じた幼稚な暴力性が、当事者にとっていかほどの試練だったのか、垣間見ることができて非常に胸に残りました。
    本人は反論したいことが山ほどあるだろうと、当時全く関係ない立場の私でも思っていましたので
    本書で一端でも 吐き出すことで先にすすめたらいいな、と彼女の今後を応援したいです。

    1
    2016年03月02日

    Posted by ブクログ

    小保方さんは犠牲にされたんだな
    胸が苦しくなり、私なら到底命を保てる自信がない

    ただ、ただ少しでも魂が穏やかでおられるよう祈りたいです

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    ScienceFictionsと同等の衝撃を受けた。

    まず、陰謀論では無く私達はマスコミよって情報操作されられていることがある。

    それは「STAP細胞と呼ばれるものはあると実証されているがSTAP【幹】細胞は実現していない」ということだ。この違いはなかなか私みたいに薄く知っている位の人達は一緒くたにしてるのでなかろうか。恐らくこの違いを報道などでグラデーションというか曖昧にする事で小保方氏を悪人として仕上げ安くして行ってるのでは無かろうか。

    その2つは何が違うのか、リーダーである小保方氏に何でその幹細胞が実現出来ないのかが時系列で書かれているしそれは読めばなるほどそりゃ無理だわ…となってくるであろう。

    この手記には明らかにある氏を告発するような書き方がされている。私にバイアスが掛かっているとは思うけど、それでもなるべく俯瞰的に見ても大学、研究施設、科学誌、米国の大学、周りの状況を鑑みても急すぎる方向転換や打ち切り。ただ、状況証拠だけで物質的な証拠が乏しいのがもどかしい。周りも解っててやってる。ごめんねと言いながら殴り続ける。

    マスコミとSNSの共同戦線黎明期の最大の被害者なんじゃなかろうか、と。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    この本の中で述べられている例えばキメラ実験のような生命科学の実験が上手くいくかどうかは、研究者の手腕というか本当に手先の技術によるところも多く、かつ理学や工学と違って確率・統計的で誰がやっても同じようにいくものではそもそも到底無いということがよく分かった。笹井氏のNature連発でリジェクト無しは確かに桁外れの才能と力量。理研CDB…若山氏の小保方サンプルの無許可抜き取り疑義…捏造判定…NHK報道…日本全体での小保方氏への過剰なまでのバッシング…笹井氏の自殺。当時の偏見に満ちた週刊誌のウェブ記事を見返して、マスメディアとそれに踊らされ一個人を総攻撃してしまう群集心理のエネルギーの恐ろしさを感じた。結果として1人の教授の死と1人の研究者からの博士号剥奪と精神的・社会的抹殺につながってしまった。小保方氏自身というより、その界隈のトップ研究者達の織りなすどろどろの人間関係によって身動きが取れなくなり弱い立場の者がまさにスケープゴートとして巧妙に利用されてしまった印象。研究者間でのオーサーシップの問題も程度の差こそあれ板挟みは経験したことがあり、恐ろしいリアリティを感じた。STAP細胞が実在したとしても、その再現方法はノウハウの塊であり、小保方氏が研究から退き、笹井氏が自殺し、若山氏もそのテーマから遠のいた状況で半永久的に失われるのだろう。世界のどこかで同様の研究が為されたとしてもその過程で日本でのこの過去の事件とその結末を知って、なおそのSTAP再現を志せる人間がいるのだろうか。狭い日本の中で足の引っ張り合いと責任のなすりつけ合い、魔女狩りとかやめて欲しい。内容は胸糞で自身も業火に焼かれる無機物になった気持ちになった。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    大学、研究業界の闇。結局偉そうにしている人には誰も逆らえないし、平気でハシゴを外してくる権力者もいる。今はそのことを知っているが、学生だった当時、私はちょうどこの頃すごく勉強していて、小保方さんが泣き寝入りしているように見えてならなかった。学校の先生は有名大学に入って学者になれば怖いものなしと言っているけど、勉強してもこんな風に辛い目にあうんだと思ったことを覚えている。小保方さんの周りの人はあまりうろたえてなかったから、小保方さんばかり辛そうでかわいそうだなと思った。記者会見で小保方さんの絶望している様子に罪悪感は感じられず、むしろ本当に信じてほしいと訴えていたように記憶している。
    山梨大の若山先生のとても犯罪的な行動が書かれていたが、これが事実ならこういう人間が自分の名声や報酬と引き換えに日本の研究を破壊していくんだと感じられた。
    本来シニアオーサーが問い合わせには対応するはずだったが常識を知らないメディアが騒ぎたて論文の筆頭著者である小保方さんに攻撃が向いたことは、研究者を目指している学生たちを震え上がらせたと思う。
    何度も命を断とうと思ったと書いてあったが、なんの邪念もなく研究をしてきた人が、名声ほしさにまんまと人を騙す権威ある研究者に騙された、大きな権力と権力の間で憔悴しきっていく様子は読んでいて辛かった。
    主犯は若山先生であるのに世間が小保方さんを捏造犯と責めたことは本当に愚かであり、笹井先生が亡くなったことは本当に残念だった。小保方さんは笹井先生の無念を晴らすために最後まで身を削ってでも諦めなかったんだなと思う。
    辞表が受理された日が、一年前のネイチャーからアクセプトを受けたのと同じ日だったのはなんとも無念。

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    小説よりも小説的、一方でリアリズムに満ちた作品だった。この読後感は、10年以上前に読んだアンネの日記に似ている。
    現実に起こったことなのに、小説よりも奇異で無惨で情けなく、不条理にすべてを奪い去り、見返りもなく終わる。悪い者は明らかにされず、ただ不条理な結末を受け入れるしかない。序盤には楽しい日常の日々や将来の希望が語られ、自分の関与できないところで大人や組織の思惑や私欲がうごめき巻き込まれ、耐え忍んだ上にようやく浮上できそうな希望が見えたところで徹底的に叩き落とされる。その様子や経緯が重なってくる。
    私は専ら小説が好きだった。大人になってから心動かされる小説に出会えることがほとんどなくなっていた。図らずもここまで心を動かされる作品が小説でなかったことに、衝撃を受けている。
    現実は小説よりも奇であり、それは体感するまで本当の意味で分かることはないのだと知った。

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    色んな人に読んで欲しいと思いました。当事者じゃないと分からない感情や人の悪意、日記の方も併せて読むといいですね。小保方さんのために何かしたいという気持ちになる人も多いのではないですかね。

    0
    2023年10月06日

    Posted by ブクログ

    とてもつらい内容だった。
    過ちを繰り返さないために私たちに何ができるのか、深く深く考えさせられる。
    科学の詳しいことはわからないが、少なくとも言えるのは、情報管理がひどく杜撰で情報統制が驚くほどできてない。そんな中で真実を証明するのは無理だと思う。

    0
    2023年03月21日

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