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Posted by ブクログ 2021年05月06日
おもしろ民事体験記。著者のいつも通りの淡々としたトーンで語られるものの、裁判に関係したことのない人間には目から鱗の独自の世界観があることがよくわかる本。
個別の事例やADR動向など、今後変わるものはあるが、司法関係者の利害に基づくスタンスは構造的な話なので、法治国家の国民なら将来のリスクに備えて一読...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月10日
本人訴訟は身近なところで起きていて、これからも沢山起こる可能性があるということ、ADRのような新しい訴訟システムの仕組み、原発訴訟が増えると電気代から賠償金が支払われるというカラクリ、役に立たない判決、支払われない上に強制力の抑えられた賠償金……民事裁判の本人訴訟のえげつないところを暴き出す良書。ひ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月12日
○作家で評論家の橘氏の著作。
○著者自身が経験した民事裁判などの手続きを、時系列的にまとめることで、実際の司法や紛争解決のあり方をリアルに伝えている作品。
○民事調停や簡易裁判所、地方裁判所の役割、少額訴訟やADRの仕組みなど、いつ自分にとって必要となるか分からないが、意外と知らない知識について、分...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月08日
「マネーロンダリング」、「お金持ちになれる黄金の羽」など多くの「お金系」本を発表している著者がなぜ、法律本を?それは偶然が重なり、民事裁判の代理人を著者が務めることになったからだ。
外国人の知人が不誠実な交通事故対応をする損保会社へクレームをする手伝いを、軽い気持ちで引き受けた著者。しかし、その解...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月02日
著者が外国人の知人の代理人として少額民事訴訟に関わった体験や、日本での本人訴訟の問題、福島原発の損害賠償の問題を扱っている。裁判官の人数の少なさ、弁護士費用の高さ、長期に渡る煩雑な手続きや賠償金の効力の薄さなどが、一般人が司法制度を利用する障壁になっているという。本書を読むと、司法制度は被害者にとっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月19日
橘さんが、知人のオーストラリア人から交通事故に関する保険金トラブルの相談を受けたことから物語は始まる。
A損保とは、あいおいのこと、T海上とは、東京海上のことだと推察される。
Aの担当者が保険金を支払いたくないがために、巧妙な嘘をついて、保険金請求を諦めさせようとしたことが事の発端。
コンプライアン...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月21日
経済評論、小説で有名な橘玲による裁判実体験記
前半部分は読み物として面白いが、n数=1でもあり
本人裁判のテキストとしてはどうか?と思う。
簡裁と地裁の間を行ったりきたりして、官僚裁判官に振り回されるところなどは面白く読めた。
簡裁の判事・裁判官は簡裁の職員の上がりとして、司法試験を通っていない人が...続きを読む
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