外道クライマー(集英社インターナショナル)

外道クライマー(集英社インターナショナル)

1,408円 (税込)

7pt

【電子版は口絵写真を1点ずつ大きく収録】夢枕獏氏「近年の山岳ノンフィクションでこれほど面白く読んだものはない」。角幡唯介氏「『那智の滝で逮捕』のニュースを聞き、妙な嫉妬心と敗北感を覚えた」。従来の冒険ノンフィクションと一線を画した「冒険界のポスト・モダン」。その書き手が宮城公博だ。アルパインクライミングの世界では、日本で十指に入るという実力者であり、数ある登山ジャンルの中で「最も野蛮で原始的な登山」と呼ばれる沢登りにこだわる「外道」クライマー。「人類初」の場所を求めて生死ぎりぎりの境界に身を置きながら、その筆致は時にユーモラスで読者を惹きつけて止まない。世界遺産・那智の滝を登攀しようとして逮捕されたのをきっかけに、日本や台湾、タイの前人未踏の渓谷に挑んでいく。地理上の空白地帯だった称名廊下、日本を代表するアルパインクライマー佐藤裕介と共に冬期初登攀を成し遂げた落差日本一の称名の滝、怪物のような渓谷に挑んだ台湾のチャーカンシー……。そして「誰もやったことのない登山」をめざして行った46日間のタイのジャングル行は、道に迷い、激流に溺れかけ、飢えに耐え、大蛇と格闘する凄まじい旅だった。

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外道クライマー(集英社インターナショナル) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初から吸い込まれるように一気に読んだ。
    沢をやったことが無いがやりたいと思った。
    相棒の方とのやりとりは面白いしやってる事は決死の事だがそのやり取りが少し和む。
    凄い人だなあ。かっこいい。

    0
    2020年06月15日

    購入済み

    よい

    高い山を登るのと違い、冒険の色が濃いストーリー…面白くて一気に読めました。

    0
    2017年06月30日

    Posted by ブクログ

    面白すぎた。
    これはヤバイ本。
    相棒にも貸して読ませた。
    いま、二人の間では、
    「研ぎ澄まされてんなー」
    がマイブーム。
    でも沢はやらない。
    文章に似合わず、クライミングスタイルは「堅実」と聞いて驚いたが、本当だろうか?

    0
    2017年01月14日

    Posted by ブクログ

    あぁ、これはバカ(最上級の誉め言葉)だ、と思いながら一気読みしました。
    良くわからない専門用語がそのまんま残ってたり、描写がイマイチわからなかったり荒削りだったりしましたが、それを補って余りある勢い、熱さ、タフさ、純粋さ。粋だけど不器用だし損する生き方なのかもしれないけれど、それをわかっていて突き進

    0
    2016年07月22日

    Posted by ブクログ

    悪絶なまでに面白い。非冒険的であっても沢を一度でもやった事があるなら5倍楽しめる。と言うか沢やってなかったら楽しめないかも。軽妙で下品で笑える文体にも、著者のキャラクターにも好感を持って読んだ。かと言って一緒に沢行くにはちょっと怖い。あんなにぼろくそに書いて高柳氏との人間関係は平気なんだろうか、と心

    0
    2016年07月08日

    Posted by ブクログ

     狂っている。まさに狂人だ。それは一般人が想像する山登りではない。むき出しの自然と対峙した人間が、どこまで立ち向かえるのか。負ければ、死に直結する。

     登山スタイルは人それぞれだ。厳冬期のアルパインクライミングも登山であり、ピークハントを目指さないハイキングも登山である。

     数あるスタイルの中で

    0
    2016年06月13日

    Posted by ブクログ

    人間なかなか死なないもんだなと思った。
    でも、自分だったらすぐ死ぬと思う。
    集英社がこの反社会的(?)な本を出版したことは英断。最後の解説も良かった。

    0
    2020年11月06日

    Posted by ブクログ

    何といってもタイのジャングルの沢登りの記事が面白かった!!
    ザックを浮袋に川下りなんて滝や激流を想像するとありえないくらい怖すぎるし、塩コショウの量で喧嘩とか明らかに理性をコントロールできないような極限状態にあった状況もリアルだった。
    作者の初遡行・初登攀に対する気持ちとこだわりに熱いものを感じまし

    0
    2018年11月25日

    Posted by ブクログ

    う~ん、クライマーに外道や正当がいるのか・・・
    自分がやりたいことを優先して、世間を騒がせたり、誰かに迷惑をかけたりすればやはりそれは正当な行為とは言えず、やっぱり外道かな。
    そんな外道な数々のクライムというよりは、冒険のお話し。

    0
    2018年07月18日

    Posted by ブクログ

    セクシー写真部の舐め太郎。ブログの調子そのままで「冒険」が描かれている。なぜ筆者は冒険するのか、筆者にとって冒険の意義とは、山岳紀行文、の3つが良い感じに混ざり合っている。

    0
    2016年12月17日

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