黒川祥子の作品一覧
「黒川祥子」の「同い年事典―1900~2008―」「県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
虐待を受けた子供達のその後がテーマということで気になり、読んでみました。
私自身祖父から中学1年生まで虐待を受けて育ち、未だに祖父の残影と戦いながら生きています。
本書を読んで1番最初に抱いた感想は、自分はまだマシな環境にいたんだなぁでした。自分自身がここまでの環境にいたらと思うととてもじゃないですが耐えられないだろうと。それと同時に、私自身の生きてきた境遇も誰かからしたら耐えられないものなのだろうと感じました。
虐待を受けると自分が受けてきた理不尽を理不尽だと思えない。だから全て諦めて受け入れてしまう。殴られるのも嫌なことを言われて苦しい思いをするのも、生まれてきてしまった自分が悪いのだから仕方ない。自分は悲しい思いをしながら生きていくのが当然なんだ、と。
そんな子供達を救おうと立ち上がっている大人がこんなにいたのかと、本書を読んで驚きました。私は祖父が亡くなるまでどんなにSOSを出しても大人が助けてくれることはありませんでした。だからこんな風に子供を守ろうと動いている大人がいることに感動しました。なんて凄い人達なんだろうと尊敬します。
本書の中に書かれていることに共感したり、自分が抱えている問題はこういう病名がつくのかと驚いたり、とても学びの多い1冊でした。
この本に出ている医師や職員さん、子供たち、沙織さんが今この瞬間も笑いながら生きていてくれてると嬉しいです。