誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

小説・文芸
1,408円 (税込)

7pt

心の傷と闘う子どもたちの現実と、再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず、周囲はすべて敵だった拓海。どんなに傷ついても、実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!? 生きるとは何か!? 人間の可能性を見つめた感動の記録。

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誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世の中には、想像を絶する親の元に生まれた子供がいることに驚かされた。ただ、そうした子供を我が子のように育てている方がいて、心を打たれた。人口が減って、子供を増やすことを政府は、積極的に行っているが、それ以前に、今いる子供達をどのように育てていくのかをもっと考えるべき。育てることの大切さを痛感させられた。合わせて、自分がいかに恵まれているかもよくわかった。親に感謝したい。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    虐待を受けた子供達のその後がテーマということで気になり、読んでみました。
    私自身祖父から中学1年生まで虐待を受けて育ち、未だに祖父の残影と戦いながら生きています。

    本書を読んで1番最初に抱いた感想は、自分はまだマシな環境にいたんだなぁでした。自分自身がここまでの環境にいたらと思うととてもじゃないですが耐えられないだろうと。それと同時に、私自身の生きてきた境遇も誰かからしたら耐えられないものなのだろうと感じました。
    虐待を受けると自分が受けてきた理不尽を理不尽だと思えない。だから全て諦めて受け入れてしまう。殴られるのも嫌なことを言われて苦しい思いをするのも、生まれてきてしまった自分が悪いのだから仕方ない。自分は悲しい思いをしながら生きていくのが当然なんだ、と。

    そんな子供達を救おうと立ち上がっている大人がこんなにいたのかと、本書を読んで驚きました。私は祖父が亡くなるまでどんなにSOSを出しても大人が助けてくれることはありませんでした。だからこんな風に子供を守ろうと動いている大人がいることに感動しました。なんて凄い人達なんだろうと尊敬します。

    本書の中に書かれていることに共感したり、自分が抱えている問題はこういう病名がつくのかと驚いたり、とても学びの多い1冊でした。
    この本に出ている医師や職員さん、子供たち、沙織さんが今この瞬間も笑いながら生きていてくれてると嬉しいです。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    わかってる、と思って
    ました。

    いいえ、とんでもない。

    虐待の後遺症の猛威に
    頁を捲れば捲るほどに
    胸をつぶされます。

    虐待は子どもたちから
    何を奪うのか。

    社会性をはじめそれは
    もうあらゆるものを、

    明るい未来や、ときに
    生命までをも奪うのが
    虐待。

    何もわかってなかった。

    これほど人間の根幹を
    歪めてしまうんですね
    ・・・

    ブレーカーを落として
    感情のスイッチを切り、

    アザだらけの幼い体を
    震わせてる子どもが、

    今この時もきっと何処
    にいます。

    私に出来ることは何か。
    自問せずにいられない
    です。

    0
    2024年02月16日

    Posted by ブクログ

    虐待という生き地獄から、保護されて、ファミリーホームなど養育里親さんに育て直され、どんどん変わっていく様子は感動です。愛情という養分を注ぐことが人間にとってどれほど大切か。
    最後の章で紹介されていた被虐待者の方は、自身も親となって、子どもを虐待してしまうということに再び苦しんでいる。読んでいて本当に辛い…あとがきで、ついにわかってくれる人に出会えたとのことが紹介されていた。

    一人一人は弱い私達だから、なんとかフォローしあって生きていける世の中になったらなぁ!と、一人一人が少しずつでもできることできたらなぁ!と思う。

    0
    2022年09月02日

    Posted by ブクログ

    確かに、、と悲しくなった。

    虐待から保護して終わり、な訳ではないんだよね。
    子どもを歪めてしまったあと、どうにかまっすぐにしてあげたいな。

    0
    2021年01月30日

    Posted by ブクログ

    虐待・育児放棄・性暴力などの過去を持つ子供らのその後を載せたノンフィクション。
    あなたが思うほど、虐待された子が抱える闇は深く、周りがサポートしても到底消せないぐらいに巨大だ。
    まず、虐待は物理的な傷だけでなく、精神を蝕む傷を生む。
    幼少期という発達の段階で虐待を受けた子供はその後、障害を抱えたり、一般人が行っている普通の社会生活を送れなくなる。
    例えば、常に親からの罵倒や暴力を受けた子は24時間もの間緊張状態を維持する、辛い現実を忘れるために無意識に意識を飛ばす、根元的な損失を埋めようと自分に虐待を行使した親に愛を求め続けるなど。
    体に一生消えない傷が残り、その傷が脳や精神の構造を大きく歪め、本来子供がえるであろう気持ちや思いを抱けず、社会に馴染めず孤立していく。
    また、里親も里親で、虐待が生んだ子供の暴力や異常な行動に頭を悩ませている。
    いくら里親でも虐待時を安心させるのは容易ではなく、求められる対応の数々に頭を悩ませ、お手上げ状態なのだ。
    本書は全て実話であり、我々が犯罪と呼ぶようなことを子供は何とも思ってないほどの恐怖の数々が刻まれている。
    何の苦労も痛みもなく育った自分がどれほど恵まれてきたかを思い知らされた。

    0
    2018年12月14日

    Posted by ブクログ

    衝撃的な内容。
    児童虐待について、これほど踏み込んだノンフィクションはないと思った。
    是非、読むべき本。

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    こんなにも多くの子供たちが日本で苦しんでいることに驚いた。遠い異国の飢餓に苦しむ子供たちの問題も重要だが、自分の国ですごく身近に起きているこういう問題にもっと関心をもつべきだと思った。
    子供たちは純粋だ。純粋だから深い傷を抱えてしまうが、純粋だからこそ方向転換も可能だ。最後に登場する人物のように、わかっているけどどうにもできないジレンマを抱えている親や、様々な要因で子育てをできなくなって親たちは、心中や虐待をするくらいなら自分の子供を手放すという勇気を持ってほしい。

    0
    2017年07月01日

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。虐待の後遺症、思っていた以上だった。脳が変わってしまうなんて…
    おかあさん=恐怖、不安などの感情、というすりこみから、こどもたちは自らをどんどんそういう状況に追いやってしまう。これは本当に悲しいこと。

    もう一度読む。

    0
    2017年01月06日

    Posted by ブクログ

    凄い濃かった~。
    凄いな。もう…それしか言いようがない。
    施設育ちって、くくっちゃいけないんだろうけど、
    そんな色んな弊害があるんだね…。
    ファミリーホーム。いい試みがあるんだね。
    そうゆう活動をする人を「凄い」とか言っちゃいけないんだろうけど、
    きっと、そ~ゆ~人は「凄い」とか言われるの嫌だろうし…
    でも、凄い。凄いなぁ。
    色々凄いとしか言いようのない本だった。

    0
    2016年07月26日

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